ヴァロケリム語

 初代のサルナ・アフィータが、エライジエスの力を操るために生み出した人工言語。初期のものは3性・8格・3時制・3法・2数に応じて語形変化を起こす複雑なものであり、その難しさによって悪用を防いでいたが、次第に妖術のために使用されるようになり、言語自体が汚染されてしまった。このためウォトゥーリアはヴァロケリム語を改革して新ヴァロケリム語を創造し、文法と発音を大幅に簡略化(格変化ではなく各接尾辞を導入し、性と数のシステムを排除、さらに不規則変化も一掃した)する一方で、用法を限定したり、善の意志が働いていないと使用できないような制約をかけた。フィラクスナーレ全土で神聖語とされた一方、ウォトゥーリア以外によって作られたヴァリアントも多数存在する(レスファコッド語など)。

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