現世での研究について
国際異世界研究機関ウォトゥーリア・エノマ
国際異世界研究機関ウォトゥーリア・エノマ(英:International Parallel Universe Research Institute Woturih Enoma, IPURI-WE、ヴァロケリム語:Kirid-Orda Vranhadurus Torvarga Woturih Enoma)は、2009年にワスィイ・アル=カースィムのもとに結成された研究組織。ウォトゥーリアの後継者を名乗る、現在の世界においての研究者の集まり。フィラクスナーレが発見された後、その存在を知る者たちが信頼できる研究者仲間を集めて幅広い分野の知識と技術を結集し、ウォトゥーリア・エノマ(=新しいウォトゥーリア)として活動を始めた。
1998年、考古学者ワスィイ・アル=カースィムは発掘調査において一連の不可解な発見をしたことをきっかけに、一般に「オーパーツ」などと呼ばれる類のものの調査に乗り出す。彼とその研究チームは、この「オーパーツ」のうちいくらかは、この世界とは違うもうひとつの世界からの干渉の証拠であるという衝撃的な結論に達する。また、干渉の証拠は物理的なもの以外にも発見されていった。しかし、このような考えは学術界において受け入れられず、オカルトとして一笑に付されてしまう。
ワスィイ・アル=カースィムは異世界の存在を信じる仲間たちとともに、2005年に国際異世界研究機関を結成した。翌年、初代サルナ・アフィータの伝説を記した『ザルーニヒ・アプヘイティヒ・イズドリアンニス』が発見され、それをきっかけに爆発的に異世界についての知見が得られた。これを期に規模を拡大し、仮想空間であるミラー世界において秘密裏に活動を開始した。
2009年、フィラクスナーレにおけるウォトゥーリアという集団の存在が明らかになると、「国際異世界研究機関ウォトゥーリア・エノマ」と改称し、各支部を設立して支部長を置いた。当初は各支部で現実世界に研究施設を設けて使用していたが、2010年にはミラー世界に移行し、以後情報共有や共同作業はミラー世界で行うこととなった。これ以降、支部が大きくなり次第分裂を繰り返し、2017年時点では8つの支部を持つに至った。
2018年11月には、ウォトゥーリア・エノマの存在自体が公表され、ミラー世界は補助的な目的でしか使用されなくなった。中野を監督として、ウォトゥーリア・エノマやフィラクスナーレを世に知らしめる方法として、再現映像である『世界のあいだ』が公開された。その後、『希望のかけら』『無限のひかり』が同時進行で制作されることになった。
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