大学教授と大学生の会話

知らない方なので、まずはどんな方なのか挨拶してみる。


はじめましての相手は日本語訳も出ている

ルクレーティウスの『物の本質について』の原語版を使う。

wikipediaにも全文掲載されているが、

今回は多くのラテン語作品が無料で閲覧できる

THE LATIN LIBRARY(https://www.thelatinlibrary.com/)から。




TITI LVCRETI CARI DE RERVM NATVRA LIBER PRIMVS


Aeneadum genetrix, hominum divomque voluptas,

alma Venus, caeli subter labentia signa

quae mare navigerum, quae terras frugiferentis

concelebras, per te quoniam genus omne animantum

concipitur visitque exortum lumina solis:

(https://www.thelatinlibrary.com/lucretius/lucretius1.shtmlから引用)



なるほど。umとusで終わる単語がチラホラと。


昔聞いた話では、英語でumで終わる単語は

ラテン語由来のものが多く、それを多用した文章を

イギリス人は格式高く感じる、とか。

フランス人やイタリア人はどう思うのだろうか。


とにかくumは格調高い印象なのだろうか。

母語が日本語な僕にはわからない。


しかしその話を聞くと個人的には、

「うむ。」と頷く大学教授と

「ウス。」と返事する大学生との会話

というように見えてきてしまった。


usで終わる単語が軽薄でチャラチャラしてるわけでは

ないのだろうけど。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る