美少女三人組グループ…1
ピコンとのピンク色の上品なカバーをつけたスマホが光る。
Aimi:学校に刑事さん来たんだけど!?そっちは大丈夫ですか!?
R/T:は?まじ?
Aimi:大マジですよヽ(`Д´)ノプンプン
東雲英:通知うるさ
Aimi:聞いてくださいよ!私の大好きな友達にも声をかけて私のことを聞いてきたんですよ!?これって完全に疑われてるってことですよね!?何も悪いことしてないのに!
R/T:何をいまさら…
Aimi:え?どういうことですか!?
R/T:あのね、私たちは容疑者なの!
Aimi:えぇええええ!!
東雲英:なんでそんなに驚いてるの?警察呼ばれなかったの?
Aimi:呼ばれましたけど…。第一発見者として事情聴取をっていわれて…
R/T:まさかその言葉信じたのんじゃないでしょうね?
Aimi:信じました。スイマセン(´・ω・`)ショボン
R/T:馬鹿じゃないの!
テンポよく進む会話に少しだけ麗珠の口角が上がる。
「馬鹿なほど可愛いわ。こんなグループ名考えちゃうほどのおバカさんだしね」
そういいながら彼女は「美少女三人組グループ」と表示されたグループ名を見て笑う。
東雲英:ちょっとまって愛充の学校に来たってことはウチにも来るってこと?
Aimi:だと思います!
東雲英:何それ?困るんだけど
「…だろうねぇ」
英が通う家政大学付属高等学校はかなり有名な名門校だ。問題ごとが起きてしまえばこれまでの努力は全部無かったことになる。
「しょうがいないわね」
ため息交じりにそう呟くと麗珠は椅子から立ち上がりベルを鳴らした。
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