降り立った先

ヘルシンキ国際空港に着陸した。

飛行機から降りて、荷物受け取り所に向かう。

二人は自分のスーツケースを見つけて外に向かって歩く。


空調の効いた室内から外に出ると、空気の冷たさが肌を刺す。

道路の雪は少しだけ積もっていた。雪はヒラヒラと降っている。なんてきれいな景色…


帽子やコートなど着込んでるけどやっぱり寒いなぁと、寒さにあまり慣れていない二人は体を縮めながら電車のホームに向かう。


電車と徒歩で、フィンランド国立図書館の近くのホテルに向かう。入念に下調べしていたおかげで、スムーズにホテルに着くことができた。



二人は格式高いホテルをぐるっと見渡し、チェックインを済ませた。


部屋につき、はしゃぐあかりと弥生。

その広さとキレイな内装にテンションが上がる。

フィンランドへの移動で10時間は経ってるが、疲れよりもここに来れた嬉しさの方が何倍も上回っていた。


日本との時差はマイナス6時間。

今のフィンランド時間は16時少し前。


明日からの夢日記旅や観光のためにも、今日は無理をしないでホテルで過ごすことにした。



ホテルのレストランで夕食やワインを堪能した。

「あ〜お腹いっぱい。あのトナカイのシチュー、初めて食べたけど美味しかったね。」

「いくらでも食べれちゃうよね。あと、あの葉っぱの形したパンも美味しかったー。ほんと最高!」


二人は、初めて食べるフィンランド料理、海外旅行独特の高揚感を存分に味わい、あっと言う間に一日目が過ぎた。

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