花火

ももいくれあ

第1話

目の前に存在(ある)時は、

信じるコトさえできるのに

その華やかな姿の余韻さえも消えてしまえば

まるでそこには、今までも、

そしてこれからもずっと、

何もないような、

そんなかんじがしていた。

目に見えない速さで、

そのすがたを消していく、

次から次へと

埋めつくしては、

空っぽになっていく、

なのに、やっぱり私の心に

ズシンと重くのしかかる

眩しければ、眩しいほど

淋しさだけが押し寄せる。

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花火 ももいくれあ @Kureamomoi

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