第316話 近況ノートに書いちゃった♡

 近況ノートに「来週くらいから新作公開予定です」なんて書いてしまった。自分を追い込むために。そうだ。そのつもりもあって書いたんだ。


「よっしゃー! 書くどー!」と、気分が前のめりになっている、そんな本日。お弁当を作る必要もない土曜日だし、送り迎えも少ない週だしということで、お昼ご飯を食べてソファに寝っ転がったら、数時間記憶がすっ飛んでいました。めちゃくちゃもったいないことをしてしまった……。


 実は昨日Amazonオーディブルで、『中山七里のミステリーの書き方』というコンテンツの第一回が出まして。作家の中山七里さんに『このミステリーがすごい!』の大賞最終選考委員の瀧井朝世さんがインタビューしていくボッドキャストで、早速聞いてみたのです!


 ななな、なんと、中山七里先生は睡眠時間が毎日2時間だとか。常に数本の連載を持っているとか。三日考えたら最初から最後まで全ての原稿が脳内でできていて、あとは書き出すだけだとか——。凄すぎるっ!


 そして、驚いたのは、毎日映画を1本見られているそうです。それも、いいものだけでなく、A級からX 級(それはすごい、ぜひ見てみたいと思ったそのX級の映画の紹介もあった)までごちゃごちゃに試聴されるようです。


 なぜX級の物を見るのか?


 その質問に、「良くない作品を見るとやったらいけないことが分かる」とお答えされていて、それを聞いて「なるほど〜」と何度も頷いてしまいました。確かに、「うわ、この映画それはなしだろ?」的なものを見た時、「絶対こういう終わり方はしないでおこう」と思った記憶があります。


 私がそう思った作品名は控えますが、それはアニメーション映画で、家族旅行の時に車の中で流していて、「うんうん、それでそれで?」と気持ちがのって来たところで、エンディングになってしまう映画でした。


「うそ〜! そこで終わり?! え? 嘘嘘、きっとエンディング後になんかあるパターンだって」と、私も子供も言って最後の最後まで見たけれど、終わりだった。起承転結だけれども、なんというか、転から結までの割愛された感と、結後の余韻がなさすぎた。いや、プロの作家にもなってない私が言うのもおこがましいとは思いつつ。でも、結構衝撃的な印象で頭の中に残っていて。そしてその車の中で、自分が書いた過去作を振り返り、「あちゃー」とか「ま、大丈夫かも?」とかいろいろ考えました。


 だから、今日は時間があれば配信で映画を一本見るつもりだったのに——。


「気づけば夕方じゃないかーいっ!」


 まだ洗濯も干してない……。と、思ったら外は雨ではないですか……。雨か。でも、こないだと違って今日はキラキラ美しく見えるな! 若葉に雨水が煌めいて瑞々しい庭の樹木。エネルギーが充満しております♡


「ようし! 昼寝しすぎたけども、気を取り直して! 今から家事をこなして妄想膨らませるぞー!」


 オーディブルを聴きながら今日も家事を頑張って来ますので、本日はこの辺で。皆様も良い週末を!


 お読みいただきありがとうございました。



***


オーディブルとは、Amazonさんがやっているサブスクサービスです。月々1500円で小説や専門書、ボッドキャストなどが聴き放題! 読みたかった小説も多くて、私は凄く聴いています。ヘッドフォンをして耳から小説を聞いたり、知りたかった専門書を聴いたりしながら家事をすると捗るのです♡ ナレーションもイケボな男性の声で、情事なシーンの囁きとか、こうぐいぐい引っ張ってくれる系なシーンとかは、ズドーンと胸を撃ち抜かれ、「はうっ♡」ってなっちゃいます♡


でも、今は——。


次回作がホラーミステリーなので、今は怪談師の方のボッドキャストを聴いています。怖い話を怖い話し方でするおじさんの怖い話は、正直怖いです。しかもヘッドフォンをしているから、背後に子供が立っていても気づかず、ふと振り返り、「ぎゃー!」と叫ぶこともしばしばあります。


この「ぎゃー!」が、作品に活かせれたらいいなって思いながら、今日も怪談話を聴きながら、洗濯干して来ます……。


皆様も、背後には、お気をつけて……。

では、また……。

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