第290話 ちょっと怖い話(短め日記)
なんだって?
今日は月曜日なのに学校が休みだって?
マジかい?
成人の日——。
そういやぁ、今日振袖の若い女の子何人も見たわなぁ〜。
え、てことはあれかい?
今日も学校はやってないって?
あああ、もうそりゃ受け入れるしかないやね〜。
しょうがいないってことさ。
だって、今日は祝日なんだから。
てことはなにかい?
今日を乗り切れば冬休みは終わりだと?
めちゃくちゃ長かった冬休み。
それが終わるとな——?
「うっひょー! ついに終わるぞー! 冬休みー!!!」
そして不意に二階から聞こえる大人の女性の声。
『お気に入りのプレイリストを再生しますか?』
恐っ!
誰やねんそれ?!
お誕生日に二番くんにプレゼントしたエコードットの声でした……。
「おまっ、もう深夜なんだから寝ろや!」
——そう呟く深夜。
今年はホラーを書いているせいか、やたらいろんなものが見えます。
え。
見えないはずのものが見えてしまうのです。
子供を迎えに行く時、なぜか車の後部座席に誰かが座ってる気配。
「いやぁ〜ないない!」
押入れの隙間。
こっちを見られてる気配。
「いやぁ〜ないない!」
さらには冷蔵庫のビールの在庫を見た時の衝撃。
「なんで一本しか飲んでないはずなのに三本減ってるんだ!?」
ホラー小説。
書き始めてから身のまわりに起こる怪奇現象。
「た、体重が! まさか、こんなにも——」
一月末までに今書いているお話を完結したら運動しようと思いました。
それが年明け一番の恐怖——。
「ねぇ、五年前の写真見てわたし綺麗? なんて言ってる時点でアウトかもじゃん?」
今日の朝の夫との会話を思い出し、今年はPTA会長として入学式や卒業式にご挨拶せねばと思い出しましたので、二月からはちゃんと元に戻る為に運動しようと思いました——。
「おっふ、六年前から6キロも増えてる……」
怖い怖い、一年に1キロ増えてる四十代のわたしが怖い……。
そんな本年もよろしくお願いいたします——。
怖い短い日記を書きまして、今日は冬休み最後。
夕方からビールを楽しみました。
一度寝て、もう完全に冷めましたので追い討ちをかけて。
そして長すぎた冬休みを労いたいと思います。
それにしても——。
「冬休み二週間とかないわー!!!!」
ここから先。
高校受験の正念場。
一番ちゃんを全力で応援する心を持ち温かく見守ろうと思いました。
そんな本日はこの辺で。
まさに、日記。
ただの、日記。
お読みいただきありがとうございました。
***
一年前。
ロシアがウクライナへ侵攻するかも。
それは冬季オリンピック後かも。
なんて思っていたけれど本当にそうなって。
そして、まだ未だ終わらない。
何十万人の人の命が亡くなったのか。
数字で書けばそれまでだけど、そのひとつひとつには、その人だけの生きた時間があったはず。
それってコロナも同じですよね。
本日の死亡者数。
本日の感染者数。
その『1』には誰かの人生の『1』、命の『1』なわけで。
インターネットで伝播する都市伝説ホラーを書いてるけれど。
インターネットで伝播する愛もあると思う。
そして、そういうことができるシステムはもうあるはず。
もう時代遅れな争いはやめて次の次元へ行かなくちゃ。
そう思って国際ニュースを見ています。
もう、命を奪い合うような争いは求めてない。
人はどうかわかんないけど、わたしはそう思ってます。
わたしの家族は、そう思ってます。
世界から命を奪い合うような争いがなくなりますように——。
神様。
もうそろそろどうでしょうか。
そんな、未来——。
そんなことを日記として書き記しておこう。
そういう短い日記でした。
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