第285話 書いております書いております。

 カクヨムコン用の長編ホラーを書き進めております、な本日。

 午前中は生花のお稽古でした。


 何にも趣味がなかった十年ほど前、なんとなく始めた生花。細々と続いておりまして、本日はお正月用に、万年青おもとを練習してきました。


 万年青おもとと言うのは、北は宮城から南は九州まで自生している植物で、『ザ・日本の観葉植物』だそうです。舟形の大きな葉が濃い緑色をしていて、一年中枯れることがないことから、万年青おもとと名前がついているそうで、青々としてして不変なこと、秩序正しく繁殖することから、長寿、繁栄の象徴として生花に使用されています。


 まさにお正月にふさわしい!

 地味な生花です。


 そんなことを言ったら叱られそうですが、本当に落ち着いた生花です。


 濃い緑の大きな葉を十枚、赤い実がぎっしりついたものを一本。だから見た目はクリスマスカラー。こんなことを言っても怒られてしまいそうですが、本当にクリスマスカラーです。


 ただいま我が家のリビングには、大きめのクリスマスツリーがありまして。さらにテレビの上の壁には、わたしが作ったクリスマスツリーのタペストリーがかけてありまして。本日、小さな床の間には万年青がクリスマスカラーで生けられました。


「おお、もうクリスマスだ!」


 さて。

 困りました。

 長編小説を書き始めると、頭がポンコツになるのです。


「まじか。クリスマスって来週末じゃん!」


 もう木曜日。

 わたしの中ではまだ月曜日だったのに……。


 我が家にはサンタがやってくるので、子供たちはサンタさんにお手紙を書きます。そのお手紙はクリスマスツリーに飾られ、願いどおりのプレゼントがやってくるかもしれないのですが、果たして今年は——。


 サンタ代行業をこの時期請け負うわたしは、こっそりと中身を確認します。


 一番ちゃんは「洋服と靴と鞄」だそうです。サンタのおじいさんのセンスを信じていいのだろうか。「追伸、洋服十枚くらいがいいです」と書いてあったので、きっとユニクロのヒートテックが十枚いくと思います。


 二番くんは「ダーツ」だそうです。へぇ、それはやってくるかもしれません。昨年は卓球台でした。もう卓球関連はいらない、と。そう言うことなのでしょうか。


 三番ちゃんは「蜂蜜の単」だそうです。「蜂蜜の単」とはいかに?


「それって蜂蜜の巣だよね?! 六年生?! 巣と単は似てるけど、残念!」


 蜂蜜の単、代行業のわたしは探せる自信がありません。


 四番ちゃんは「アイアンマンの頭」だそうです。しかも、「お高いやつ」と書いてあるところを2本線で消し、「いいやつ」と書き直してありました。


 アイアンマンの頭、何に使うんだろうか……。一応密林amazonで見てみたら、七万円くらいしました。


「バカなのか?」


 多分、お祭りの屋台で売っているお面的なものが届くことでしょう。


 五番ちゃんは、全部平仮名で、「はんたぁはんたぁのふぃぎあをください」と書いてありました。三年生。カタカナが書けないのでしょうか。

 残念! それに、推しキャラ書いてないけどなんでもいいのでしょうか。


 きっと、お菓子にフィギアがついてる系のやつが届くことでしょう。


 とまあ、そんな感じで準備をするわたし。今は覚えているけれど、また明日になったら忘れて手配しなさそうです。長編を書き始めると、脳味噌がポンコツになる病に侵されているから……。


 さて、そんな本日。


 なんと!

 カクヨムコン長編ホラー部門のランキングが1位でした!


「まじか! きっと今日だけだ! すぐにスクショだ!」と、朝興奮してスクショしました。めっちゃ嬉しかったです! 応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。


 とはいえ、まだ書き始め。

 完結までちゃんと予定通りの内容で書き進めれるように頑張りたいです。


 本日更新分、昼下がりの情事をさらっと書こうとすると、どうしても深く突っ込みたくなる自分をグッと堪え、さらっと、さらっと、と言いながら今日は書きました。めっちゃ難しかったです。


「あああ、本当ならば濡れ場を濡れ濡れと書けるチャンスだったのにっ!」


 濡れ場を濡らして書くことはなさそうです。


「どこ濡らして、書く予定だったんですかっ!」と、自分で自分にツッコミを入れて、本日の妄想してない日記を終了したいと思います。本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございました。


***


遠くに見える山にはうっすらと雪が積もっておりました。

寒いはずです。

皆様、お体ご自愛くださいませ。


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