第128話 ゴールデンでもなんでもないウィークの幕開け
黄金の一週間の二日目らしい、本日。我が家は、というか私にとっては全くもってゴールデンではないウィークの幕開けである。
朝もはよから弁当を作り、車で三十分の実家の近くにあるアリーナへ卓球の試合に乗せて行き、自宅に戻ってきてから他の子供の朝ごはんを作り一息ついてソファーに座ったところで、試合に負けたからお迎えよろしくの連絡がきた。
「まじで? 今やっと座ったとこなのに?」
朝八時集合、試合に負けてお迎え時間は十時である。弱すぎる。弱すぎるぞ息子よ。でも致し方ない。まだ卓球を始めて間もないのだから。しかも初試合である。そのままパジャマで行こうかと思ったらば、なんと、
「友達も乗せて帰っていい?」
「ジーマーで? 母さんパジャマにノーメイクなんだけど?」
とLINEしたけれど、急いで適当にメイクをし、ブラつきタンクトップを着て、そこそこまともな服に着替えてから迎えに行った。帰宅したのが十二時前。そこからお昼ご飯である。リクエストを聞けば、庭でお弁当が食べたいという。お兄ちゃんだけお弁当でずるかったかららしい。
「えー、めんどい!」
でもたらこおにぎりを握り、卵焼きを朝に続いてまた焼いて、タコさんウィンナーを焼き、ピーマンとベーコンと白滝を炒めて、御重につめた。それを女子たちと庭で頬張ると、庭の緑も綺麗だし、なかなかゴールデンなウィークの気分になってきた。
だがしかし、私は書きたい。すごく書きたい。「伝書猫」の続きが書きたい。もうだめだ。死んでしまう。蚊に刺されて痒いなんて言ってる場合じゃない。脳内に浮かぶストーリーを書き出さなくては、もう妄想の泉が枯れそうだ。これではいけないと、洗濯と掃除と洗い物をほったらかして、一話だけ更新できた。あぁ、本当はあと一話書きたかった。でもこの後はほったらかしている家事をしなくてはいけない。買い物もまだしていない。
「三番、お小遣いあげるから、洗い物やってくれん?」
「やだ」
「じゃあ、洗濯!」
「えー、やだ」
「じゃあ、リビングの掃除」
「無理」
しくしく。誰がそんな子供に育てたというのだろうか。お母さんは悲しい。と思いながらキーボードを叩いている。今、ここである。
という事で、今から溜まった家事をこなして買い物に行き、夜のバーベキューに向けての準備をしなくてはいけない。全くもって全然ゴールデンじゃないウィークになりそうな予感しかない、そんな本日。
世の中の皆さんは楽しいゴールデンウィークなのでしょうか。うらやましい。でもどこかに行きたいじゃなく、私は執筆したいから、平日の方がありがたいのでした。どうか、皆さん楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。後何日あるのだろうか。もう数えるのも嫌かもしれない。ううう。
そんな事で、ううう。なんて言える私は幸せだと思っています。またもや今日も平和と祈りの祭典が更新できなくて、全くもって遺憾だと自分に思いますが、明日は昼からガッツリ書く時間をとりたいです。そうすれば一日だけ平日がやってくるはず! そこまで頑張るのだー!
と、そんな本日の全く妄想の入っていない妄想日記をお読みいただきまして、誠にありがとうございます。関川さんのハーフ&ハーフ作品も順調に更新できて、ほっとしています。そっちにきっと妄想力を発揮してしまっているのだと思います。そろそろ妄想を使った日記を書かなきゃいけないと思い始めましたので、こないだケーキを前振りしたのに書いていないので、明日は妄想でけー……、は、やめておいて、なんか子供たちにお題を一個もらって書きたいなと思いました。
それでは、そんな平和な日常に感謝して、最後は黙祷をして、終わりたいと思います。
*
――黙祷。
戦争のない世界を望んでいます。
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