第111話 すごい! 111話だって!
「今日はなんと、第111話。すごい! ゾロ目だー! 」
そりゃ毎日書いてたら、そうなるのは当たり前だけど、なんか嬉しい、そんな本日。もう、小説を書くのが楽しくて楽しくてとまらないのである。
でも、やる事はやらねばならない。洗濯に、掃除に、洗い物に、あとは、あとは、衣替えはまだしてない。だって、今日また寒くなっちゃったんだもん。
で、せっかくの第111話なんだし、なんか楽しい妄想でもしようかななんて、思いながら、つらつらと今書いてはいるが、さて、何を妄想しようかな? 殺人事件とか書いてたから、脳内が少し重たいのよねぇ。
そうそう、そういえば! 関川 二尋さんの企画する「ハーフ&ハーフ」が今日から始まるんだった!
関川さんは、こちら!https://kakuyomu.jp/users/runner_garden
今日の夜から始まる、「ハーフ&ハーフ」とは、物語の前半部分を関川さんが書いて、後半部分を参加者さんが書くという、なんとも楽しい企画である。実はこの企画、いつもワインを呑んでるお兄さんの「出っぱなしさん」のところで前回の作品を見つけて、なんて楽しそうな企画なんだと、次の機会に参加できるのを楽しみにいしていたのだ。
だれでもご参加できるそうです。良ければ是非。関川さんとってもいい人です。書く作品が優しい気持ちにしてくれる作品なので、きっといい人です。
今回のテーマは「飯テロ」らしく、それを知った時から、どんなにえろっぽく関川さんを揉みうくちゃにしてあげようかと、目論んでいる。だって、私にお料理を書かせてしまったら、どうしてか、えろっぽくなってしまうのだから。
おお、そうか。では記念すべきゾロ目の今日は、その「飯テロ」をえろっぽく書けばいいんじゃないか? せっかくだし?
「えー。何にしよっかな。なんかえろっぽいものあるかなぁ? 」
口に出したところで、脳内でえろっぽいものちょっと探してきますので、お待ちください。ん? エロじゃなくて飯テロなんじゃなかったっけ? うんと、そこは、まいっか。はやくしなくては、あと三十分くらいで子供も帰ってきてしまう。それではまずいだろう。お母さんの頭の中がエロではいけない。
では脳内散策行ってきまーす!
カチコチ……カチコチ……カッチコッチカッチコッチ……チーン!
うん? 自信がないけど、いっちょ行ってみます!
良かったら、お付き合いくださいませ。
***
「タコスを作ろう!」
そういえば、先日知り合いの呑んでるお兄さんがタコスを紹介していた。だから今日はタコスを作る。
タコスはメキシコのお料理だし、私はスパイスが大好きだしね。
せっかくだから呑んでるお兄さんが少し関わったという白ワインも用意した。今は冷蔵庫の中でほんのり冷やしてあるの。少し冷えてるくらいの方が香りが立って美味しいですよって、呑んでるお兄さんに教えてもらったんだもの。ふふ。楽しみ。
まずは豚の挽肉をスパイスで炒めることにしたの。スパイスはお店で買ってきたわ。だってその方がお手軽に楽しめると思って。牛か山羊かどっちかわかんない絵が書いてある、そう、あのお店。コーヒーを買うついでに買ってきたの。
豚のミンチをフライパンにはらりはらりとパックから落としていくの。綺麗なピンク色をした艶かしいお肉が、熱くなったフライパンの上でパチパチと、音を立てながら、身をよじらせているのが可愛くってたまらないの。
ほら、ほらほら、もっともっと、って言ってごらん?
わたしは少しだけ焦らしてあげる。だって、その方が焦げ目が少しついて、メイラード反応で旨味が増すのだもの。
まだよ、まだまだ。まだひっくり返してあげないからね。
ふふ。なあに? その身体。
ピンクのお肉から、じっとりと露が溢れ出しているわよ。
もう我慢ができないのね、しょうがない子たち。
そう思って、そっとフライ返しでひっくり返してあげたの。
そしたら、思った通りの焦げ具合。
あぁ、いい香りだわ。たまらない。もう、可愛いんだから。
そこに買ってきたタコスパウダーを一振り。
あぁ、芳しきかな、メキシコの香り。
キッチンが一瞬で異国になってしまったわ。
妄想内で見える見える。
はちきれんばかりのビキニを着たおばさんが。
そうね、そちらの国では大きなお腹も大きなお尻も包み隠さなくていいものね。あぁ……っ! 羨ましすぎて、わたし、わたし、もうっ! たぎってしまいますわぁ……ぁあんっ!
でもいいわ、そんな妄想どっかに追い込んで、あぁ、だめ、だめよダメダメ。そんな瞳で見つめないで。大丈夫、あなたのことは忘れていないわよ。玉ねぎちゃん。
さぁ、フライパンの火を止めたから、あなたを切ってあげましょう。
さぁ、どうするの?
ほら、どっから切ってほしいの?
お尻? それとも頭? それともほら、ここ? このまあるいところから切ってほしくて、まな板の上から盛り上がってるの?
可愛い玉ねぎちゃん。じゃぁ、いい? 行くよ? もう、切っちゃうよ? いい、ここ、いいの?
うっ、思わず声を漏らしてしまった、あなたから湧き上がるエキスの刺激が強すぎて、わたしの目からも涙が出てしまったじゃない。
もう、悪い子ね! お水の中で反省してらっしゃい!
あら、ダメだわ。もう、チャイムがなったから、子供が帰ってきてしまうわ。
残念、ここから燃えあがるところだったのに。
しょうがないから、巻きで行くわね。
きゅうりを5ミリ角にカットして、トマトも同じく、アボガドも四角く切っちゃって、具はこれで完成!
トルティーヤをオーブンで少し焼いたら、玉ねぎの水を絞って、全ての材料をトルティーヤにのっけて、その上にサルサソースと粉チーズをかけたら、はい!タコスの完成よ!
白ワインと一緒に、いただきまぁす!
あら、やだ。
サルサソースがお口から少したれちゃった。
指で拭って、なめとりましょうか。
ごちそうさまでした。
***
そんなことを書いていたら、子供の相手ができなさそうなので、本日はこの辺で。今日もお読みいただき、誠にありがとうございました。
そして、今日も祈るのです。
諦めたくない未来に向けて、祈るのです。
神様、もうお願いです。
もういい加減、この人間の過ちを終了させてください。
*
――黙祷。
戦争のない世界を望んでいます。
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