第78話 今こそ縄文人に!

 本日は日曜日。家族を大切にする曜日である。とはいえ、我が家は常に家族が一番。というわけで、昼過ぎあたりから、カクヨム生活をしながら家族時間を満喫中。なんと、五番ちゃんの学級で出たコロナのおかげで、月曜日火曜日の学校が、五番ちゃんだけお休みである。


「まーじーでー?」


 えー。お母さん月曜日は見逃し配信ドラマみたり結構忙しいのにぃ? なんてことは言ってはいけないかもなので、明日の分まで、急いでカクヨーム王国で書き書きして、夕飯を作るのであった。おっと、昨日つくし君と遊んでしまったから、今日はえろっぽいの話は無しなのである。ざんねーん! もしも結構好きなのにぃ! って思ってくださった方が一人でもいたら嬉しいな♡


 そんなわけで、本日の日記は何を書こうかなっと考えていたけれど、あまりに面白いことがあったので、それを書きたいと思った。だが……。お、思ったよ? それ書こうかなって。まじでね。でもさ、いざ書いちゃおうかななんて思ったら、いい歳こいた大人がカクヨム内でわちゃわちゃなんか意見の行き違いみたいなことになっちゃって、そんでもって、結局仲直りしてました的な物を目の当たりに見てね、思わず一言!


 「それ小学生のホームルームやーん!」


 と思わず突っ込んでしまったのですよね、私。おいおい、かなりおもろいで? なんて平和な世界なのだ! ここは! それを一言だけでも書いて残しておきたかった本日は、さてさて、何の妄想で息継ぎしようかな?


そうですねぇ、あれですよねぇ、こういう時は、脳内再生くんを呼び出してみましょうかねぇ。ではあれですわ。別冊の作品紹介エッセイのカクヨーム王国の日常風に呼び出してみますね。


「いでよ! 私の脳内再生くん!」


便利。妄想世界。あっという間に脳内再生くんがホログラムの中でため息をつきながら現れた。


――そうか、呼んだのね、活字の世界でしゃべらすために。


「そうそう! 今日は逆転だね! 私が「鍵カッコ」を取ったわ! てか、こっちの方が本当じゃないかと思うんだけどね!」


――そうかなぁ? そこはどっちもありなんじゃん? おんなじ人なんだし。


「あ、そうすか、確かにそうですね。どっちでもいっかその辺は」


――そうそう。で、呼び出して何を期待しているの?


「え? そりゃあんた、面白いネタですよ! なんかないの? 面白そうなネタ、一個くらい思いついてよ」


――そうだねぇ。そうだねぇ。そうなんだけどねぇ。なんか頭の中がさっき見たニュースのことでいっぱいでねぇ。なかなか面白くないネタならあるんだけどねぇ……


「面白くないネタって、あれか。あのことだね、まさに。そうそう、あれは全く面白くない。最悪や」


――そうそう。もうさ、なんなん? なんで殺し合うん? 僕には理解不能。


「いやぁ、でもそれは一人の思い込みが激しくて周りが見えない人が、権力を長いこと持ってしまったからさ、ちょっとどころか、かなーり頭がおかしくなっちゃって、なんかこんな悲劇的世界になるっていうね」


――あり得ない。


「まさに。あり得ない。しかもさっきネットニュースで見たやつに書いてあったのは、昔々、ヒトラーが『卍』のマークを掲げて、残虐なことしたじゃん? 今ロシアではおんなじように『Z』を掲げてるらしいのよね」


――あり得ない。


「でしょ! もうさ、歴史から何を学んでんだって話だよ! 国民もかわいそうだよ。頭が逝かれイカレたおっさんの思い込みで、なんか国をあげての戦争みたくなってしまって!」


――あり得ないね、まじで。


「そうなんだってば! だからさ、こうさ、こっちの平和な戦争のない世界を望んでる組もさ、なんか、いいやつないかなって思うわけ! トレードマークよトレードマーク!」


――トレードマークね、確かに。


「☮ピースマーク☮はもうあるからそれでいいのかな? ☮☮☮って街中にあれば、平和になりたいです! って言えるんか? 」


――でもそれって、今までもしてきたけど、結局こうなったじゃん?


「だよねぇ。こんなインターネットで世界中に友達が作れるくらいの世の中になったのにね!」


――まじでないわぁ。でも僕は知ってんだよね。


「え? 何を?」


――僕はあなたの脳内再生だけどね、実はそれは別名ともいうのね、でさ、世界中の僕みたいなが集合する場所があってね、それはって呼ばれるんだよね。


「ふんふん。それで?」


――うん、それでね、僕はよくそのの集会に行くんだけどね、あ、そうだね、例えるならば、君が占いの館で瞑想するとき、創造の源でメッセージを聞いてくるじゃん? その時ね、僕は僕であなたを離れて、の集会に参加しているんだよね。意味わかる? 黙祷したりして祈ってる時もだけどね。


「うんと、ちょっとややこしいけど、簡単にいうと、私が瞑想したりお祈りしたりしてる時は、脳内再生くん、もとい、私のくんは、くんたちと集会してるってこと?」


――そうそう。それこそいろんな国の人がいっぱい集まってるよ。亡くなった人とかもね。


「亡くなった人も!?」


――そうそう。それでみんなで祈ってる。祈りの中ので祈ってんの。


「すげー。知らなかった」


――だよね。今日はそれを言いたくてね。


「でも、世界中ってことは、言葉とか通じないじゃん? 大丈夫なの? そんなところにただの主婦のが参加しちゃって」


――大丈夫だよ。だって、そこは言語がみんなおんなじなんだもん。言葉は通じるよ。


「え? 言語が一緒で言葉が通じるの?」


――そうだよ。みんなおんなじ目的を持った愛の言葉で話してるんだもん。それこそ、おんなじ言葉が話せるのに、言ってる意味がちょっとわかりませんが? なんて喧嘩している現実の君たちよりよっぽど話ができるって。ない? そういうこと? あ、君はないか。もうそういうのはだいぶクリーンだもんね。


「そだね、私はその辺はだいぶクリーンだね。人の意見に飲み込まれそうなところにはいかないし、飲み込まれそうになったら、さくっと事実と感情を切り分けて考えるからね。だから人の争いの仲裁に入っても争いのエネルギーに引き込まれることはほぼないね。そんな私が癪に障って、私を攻撃する人もいるけど、そういう時は、なるほどー! って言ってその争いのエネルギーに乗らないしね。馬鹿馬鹿しいし。私は平和に愛を持って生きていきたいから、人の負のエネルギーはいらないなぁ」


――だよね。知ってる。僕は君だから。それでね、そこではみんな一緒の目的、世界が平和になりますように、になりますようにって祈ってんの。このってつけるのはね、ちょっとエコでない人や、密猟とか悪いことしてる人とかもね、これは同じみたいなんだよね。みんな、なんだ。


「そうなんだ。確かに。東日本大震災の時も、支援物資の列に極道な方々もちゃんと並ぶもんね」


――君は日本のことしか見えてないのかい?


「え?」


――今話してるのは世界中のってことだよ。世界には、いろんな環境で育ってて、いろんな常識が違う人がいっぱいいるわけ。宗教が違えば、それは聖戦だって疑わなくて戦う人もいるしね。そういう紛争の国で産まれ育った人の多くにも、戦争は嫌だってずっと思って生きてきた人はいるわけ。でさ、そんなことを体験していないあなたみたいな、平和に毎日の日常を生きている人もね、さすがにニュースで悲惨な状況を見てしまってね、戦争は酷すぎるって思ってるの。もうではいられないわけ。でも、本当は今までもずっと世界のどっかではそんな残虐な、理不尽なことがあったんだよね。


「……うん。なるほど」


――今まさに、というか、知るきっかけがなかった人たちの意識が、僕が今行ってるの集会に参加し始めてるわけ。ものすごい数の意識だよ。だから、僕たち集合意識は今こそ言いたいんだ。昔の第二次世界大戦とかと違って、今はインターネットで世界中と繋がれる世界になってる。だから、同じにって祈ってる人の、大きなムーブメントを起こさなきゃいけない時なんだってこと。


「まさに」


――でしょ? あなた、世界お母ちゃん同盟とか昔作ったじゃん。もう全く作っただけになっちゃったけども。でもそれだよそれ。お母ちゃんもお父ちゃんも、お姉ちゃんもお兄ちゃんも、みんなみんな、これからの未来を生きていく子供達に平和な世界を作る義務があるんだよ。そういうことをでみんなで話をしてるんだわ。


「そうだったんだ……」


――もうね、今日は文字数ごめんなさいだよ。そこは許してもらおう。でね、大事なことはね、集合意識会議にくる人を増やすこと。そうすれば、世界はきっといつか変わる! それを伝えたい。もう今日はそれだけなんだ。戦争のない世界を望んでいますって人をね、どんどん増やす草の根活動をね、一人一人がすることしかないんだよ。それは大それたことじゃない。ただ、戦争で無差別に人が死ぬのは嫌だ。どんなに意見が違う言い争いの喧嘩をしてもいいから、戦争だけはあかんって思えばいいだけ、そして、誰かに伝えることができる人は、その身近な誰かに伝えればいいだけ、そんな些細なことなんだよね。


「そうだね。もうまさに、そうやって私も今までなんだかんだやってきた気がするわ」



――僕たちは、縄文人の子孫だよ。6000年以上も平和に続いた縄文時代の子孫なんだ。宗教の違いも、人種の壁も超えて、平和に生きてきたDNAを持っているんだから。それは世界中見ても類のないことなんだよ。水に流すって言葉があるけど、それがまさにそうなんだ。過去の恨みにしがみつくことがなく、考えれるんだよ。だから今こそ、その縄文人の愛のスピリットを世界に発信してよ。そして、愛の光でこの世界を優しく包んでよ。


「そうだね、それこそ私の今世での役割だと思ってずっと生きてるよ」


――僕はあなただから、そりゃそうじゃね? って思うわけ。おっと、もう文字数がいっぱいな感じだから、今日はこの辺にしとくわ。必ず、世界を戦争のない世界にしてね。それは、あなたたち一人一人の手に委ねられているし、誰もが当事者なんだから。



そう言って、脳内再生くんは話すのをやめた……そんな本日。



世界中の誰からも大切な命を奪うことがない世界、憎しみあい、傷つけ合うことがない世界になりますように。


心からの祈りを込めて、



――黙祷。








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