第10話
次の日
朝食を食べたりした後準備ができた俺は神様に教えてもらった身体強化の魔法を覚えるべくやり方を調べてみた。
身体強化のやり方
1まずは自分の魔力を感じ取れるようになることが重要です。魔力が感じられない場合は誰かに魔力を少し流してもらえばわかりやすいでしょう。
「1つ目はまぁできてるな」
2感じ取れるようになったら魔力を操作してみましょう。覚え方としては体の中に水が流れているようなものを想像すればやりやすいです。ただし個人によって差があるためこの方法で出来なかったとしても諦める必要はありません。自分が想像しやすいやり方がいいでしょう。また一気にやろうとせず少しずつを心がけましょう。一気にやると眠気や気だるさが出る場合があります。
「操作自体はできるしとりあえずここもOKだな」
3操作ができるようになったら次はどこを強化したいかを想像しましょう。ただし最初は全身を少し強化しようと想像しましょう。腕だけ、足だけなどを想像すると他のところの強化が疎かになり急にからだが動いてしまい大怪我の元になります。なのでまずは全身、その次に手足の強化と段階を踏んでいきましょう。
「強化の想像かぁ、、、どうゆうふうに想像すればいいんだ?」
自分が強化される想像が上手くいかず何かわかりやすい例えがないか調べてみると
強化の想像が分かりずらい場合は自分よりも力が強い人、足が早い人などを想像してみるといいでしょう。その人と同じように動けるように想像すると最初はやりやすいです。
と書いてあったので元の世界で見た選手などを想像してみて試してみようとしたが特に何も変わらなかった。
「これじゃダメなのか?」
上手くいかずボードをもう一度見ると説明3の少し下のところにもう1つ文があった
注意 想像すればできる訳ではなく次の段階への準備なので想像だけでできる訳ではないです。
と書いてあって先走っていた事に気づき少し恥ずかしかった。
4想像できるようになったらその想像をしたままに全身に魔力が渡るようにしましょう。この時に魔力を一気に渡るようにでは無く少しずつ渡るようにしましょう。
先程想像したままに魔力を全身に流すとなんというか動きやすい?軽い感じになったので結界の中を軽く走ってみると今までよりも早く走れてるのはすぐにわかった。試しにボードからリンゴを買い握ってみると粉々とまでは行かないが多少手の跡をつけることも出来た。
「これはすごいな、こんだけ走れるなら森で襲われても逃げれそうだ」
そう思った俺は他にはどんなことができるかと思い色々と試してみることにした。
〜〜
何か音が聞こえ目が覚めると目の前にボードと地面が見えた。
(なんで地面で寝てるんだ?)
起き上がり周りを見てみると夕方頃だとわかった。とりあえず先程から鳴っているボードを見ると神様からの連絡だとわかり出てみた。
「ヒロユキさん起きましたか?体に違和感はありませんか?」
「今起きたがなぜ俺はこんなところで寝てたんだ?」
「それは魔力を一気に使ったからです。」
「一気に?少しずつ使っていたつもりなんだが、、、」
「いや、ずっと強化して試していたじゃないですか、、、少しずつだとしてもあれだけ強化し続けるしかも今日が初めてなんですから使いすぎです。慣れればずっと強化し続けることもできますがまだ無理ですよ、魔力自体が多かったとしても体が持ちません。」
そう言われ思い出すと確かに今までできなかったことができて楽しくなり色々と試していたなと倒れる前のことを思い出した。
「楽しくなり試して見たくなる気持ちも分かりますがずっと強化し続けたことで強化に慣れていない体が限界だったのでしょう。ついでにいえば体の動かしすぎで明日には筋肉痛になると思います。」
「まじですか」
「まじです。強化をずっと続けるためには自分の体を鍛えるのも重要です。そうすれば今日やっていたのよりも長時間強化できますしずっと強くなります。」
「魔法だけではダメってことですか」
「その通りです。でもすごいことですよ?強化魔法自体は難易度が簡単ですが想像しながら魔力を操作するのは慣れていないと同時にはやりにくいものです。初日からできる人はそう多くないのでこれからの努力次第でかなりの成長が見込めます」
「わかった」
「とりあえず今日は家に戻りゆっくりと体を休めた方がいいでしょう。明日は筋肉痛が酷いと思いますので覚悟していてください。」
「、、、痛みをなくす魔法ってないか?」
俺は自業自得とはいえ痛いのが好きな性癖など持っていないため聞いてみたが
「あるにはありますが難易度が高いので明日には間に合いませんね」
どうやら明日は覚悟しないと行けないらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます