第3話

スライムが森の中に入っていき自分を取り戻した俺はとりあえず元の部屋に取る事にした。


「おわかりいただけましたか?」


と言われてあんなゲームの世界などでしか見たことの無い生物を見せられたら納得するしかないので頷いたら再び話し始めた



「異世界の証明はとりあえずここで終わりとして次にあなたをこの世界に連れてきた理由を話します。まず1つ目はあなたの趣味についてです。色々なところに旅行に行ってましたね?」


とりあえずあっているので頷いたら


「1つ目に必要なことは世界中を回ってある程度覚えていることなのです。この世界に魔力を送る際に元の世界の記憶が必要で記憶にないところだとこちらに送ってこれる魔力が減ってしまうのです。」


「2つ目は精神面です。この世界は先程も言った通り剣と魔法の世界なのですが、元の世界よりも命の価値が低い世界なのです。なので好戦的な人や何も考えずに行動する人、また逆に精神面で弱く人の死などに耐えられない人はこちらの世界に連れてきても意味が薄くなってしまうのです」



「3つ目は元の世界に帰ろうとしない人です。元の世界で恋人や家族がいる人は元の世界へ帰ろうと色々と無理をするので一人暮らしのあなたを呼ばせて頂きました。とりあえず3つの理由を話させて頂きましたがなにか質問がありますか?」


「とりあえず理由自体はわかったがその言い方だとこの世界に連れてきて目的達成って訳ではなさそうだな?」


「はい、その通りです。この世界に来ていただいてやって欲しいこと自体はそんなに難しくはないのですが死なれると意味が薄くなってしまうのです。先程も言いましたとおりこの世界は魔力が減っていてあなたの元の世界から魔力を持ってくる予定なのですがそれにはあなたの元いた世界との繋がりがないと出来ないのです。さらに一度に持ってきてしまうと魔力が1箇所に溜まってしまい異常なことが起こってしまうので少しずつ持ってくることしか出来ないのです。なので長生きしていただき繋がりを保つことが目的なのです」



「分かりやすく言うと失礼かもしれませんがあなたはあちらの世界とこの世界を繋ぐ穴です。そして魔力をあなた中心にこちらに送っててこようとするのが今回の目的です」



「目的もわかったじゃあ俺はこれから長生きをすればお前の目的は達成ってことで合ってるのか?」



「はいあってます」



と通話相手は言った




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