第58話  赤スパ祭り

<マネちゃん>『茶番は置いておいて...つまり!スーパーチャット解禁です!!』


【コメント】

 :キターーーーー

 :この時をどれほど待っていたことか


<ゆ い>『えっと...それって3Dライブの時って話じゃなかったけ?』


今抱いた疑問を素直に聞く。


<マネちゃん>『最初はその予定だったんですよ...100万人超えててメンバーシップどころか!スーパーチャットできない企業Vtuberって聞いたことないですよ!』


 :その通り

 :まあゆいちゃんの伸びが凄まじいからしょうがない

 :ぶっ放すのに躊躇いは無いぞ!


<ゆ い>『それも、そうか....』


<マネちゃん>『ね?ということで!スパチャ解禁してください』


<ゆ い>『あ、ボクがやるのね』


てっきりこないだの配信の様にマネちゃんが操作するのかと思っていたから少し驚く。


<マネちゃん>『いやぁ配信を切ることはできても、流石にそこまではやれないですからね』


<ゆ い>『なるほど....あ、マネちゃん準備できたよ』


<マネちゃん>『了解です!皆さん準備はいいでしょうか!!』


 :もちろん!

 :投げるぞ!!

 :学生悲しい

 :投げない道理がないじゃないか


<マネちゃん>『カウント始めますよ~!さん!にー!いち!』


ボクはカウントに合わせてスーパーチャットの受付を有効にした。


<マネちゃん>『ゼロ!!投げるならいまだ!!』


<ゆ い>『それマネちゃんが言っていいの!?』


そんなことを言い合っていると配信が重くなりだした。


<ゆ い>『あれ?なんか重くなってきたんだけど...』


<マネちゃん>『そんなことあります?...たしかに、コメント欄の流れが止まっちゃっていますね...』


<ゆ い>『あれ~?.....ってええぇぇえ!?』


コメントがようやく流れ始めたと思ったら想像できないような光景が広がった。


 〖スパチャ解禁おめ! ¥50,000〗


 〖やっと投げれる!! ¥50,000〗


 〖ユイチャンカワイイヤッター ¥50,000〗


 〖I love you!!!! $50.00〗


 〖100万人おめでと!! ¥50,000〗


 〖切り抜きを作らさせていただいてありがとうございます ¥50,000〗


<ゆ い>『ちょ、ちょっとまって!?!?多いよみんなぁ...無理しなくていいよ!1円とか2円で十分だからね!?』


<マネちゃん>『システム的に無理ですね~』


 〖倍プッシュ ¥50,000〗


 〖できない相談だなぁ ¥50,000〗


 〖わかった! ¥50,000〗


 〖こんな妹が欲しかった ¥50,000〗


<ゆ い>『え!?なんで止まらないの!?』


<マネちゃん>『まさかの素だった....』


 :マネちゃん驚愕

 :空が赤いや

 :スパチャって5万が普通だっけ?


 〖かわいい代 ¥50,000〗


 〖倍の倍プッシュ ¥50,000〗


 〖くっ!上限が.... ¥20,000〗


 〖Minuscule!! €50.00〗


<ゆ い>『ほんとにちょっとまって!?』


<マネちゃん>『ほんとに止まらないじゃないですか!』


100万人を超えた登録者を持つVtuberが収益化をしていなかったことに驚きが隠せないのも事実だと思うが、それよりも予告なしでスパチャ解禁したにも関わらず最高ランクのスーパーチャットが3ケタ来たことに驚いただろう。


後日、ディスプレイを何度も確認する人が約三名程いたということをここに書き残しておくことにしよう。




ーーーーーーーー


昨日は更新を休んでしまい申し訳ないです。


本日からまた毎日更新を再開しますので引き続き応援をよろしくお願いします!


最後に、いつもコメント等にて誤字指摘ありがとうございます。なるべく誤字が無いよう気をつけているつもりなのですが、見つけた際はお知らせくださると嬉しいです。

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