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こうなったら死に物狂いで戦うしかない。話が通じる相手じゃないし、何もしなくても僕は数日以内に死んでしまう運命だったんだ。それならせめてドラゴンと戦って勇ましく死ぬ。
てはは……相手がドラゴンなら勇者の末裔として少しは格好がつくかな……。
心の中で微笑む僕。なぜだろう、これから死ぬっていうのに心が晴れやかでスッキリとしている。
――うん、もう覚悟は決まったッ!
「うぉおおおあああああぁーっ!」
僕は剣を抜いて構えると、叫び声を上げながらドラゴンに向かって突進していった。最後の力を振り絞って全力で。
その直後、ドラゴンの口の奥には赤い光が揺らめき、瞬きをした次の瞬間には僕の目の前に灼熱の炎が迫っていたのだった。
BAD END 4
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