第3話 お家を作ろう!
「誰もいないけど、おはようございますっ!」
誰もいないけど、挨拶は大事だよね。というか、寂しいから声出しておかないとね。
そのうちお家の中にペットを飼いたいな。
まずは、そのお家を作らないとだけどね。よしっ、お家作り頑張っちゃうぞーっ!
材料は沢山準備している。まずは確認をしよう。木材をトントンとおいて、横から押してみる。押しても動かない、なんとも不思議仕様。
これなら釘とか使わなくてもお家が作れる。私でも余裕で作れそうだ。ジャングルの木材をトントンとおいて、半分の厚さに切った板を床の素材にして、こっちもトントンと置いていく。
「置くのに時間は掛かるけど、1日である程度お家が作れちゃいそうだね」
私の楽しい釣りライフの為にも、頑張って作っちゃおう~。こんな簡単にお家が出来るなんて、楽しすぎる!
どんどんと出来上がっていくお家に、気分も上がっていく。窓には砂を焼いて作ったガラスを、作業台で板ガラスにすることが出来た。アイテムの加工も作業台ですぐに出来ちゃうからとっても助かっている。
次々に窓ガラスをはめていく。木材とガラス板で明るいお家が出来てきた。2階への階段も作って上がれるようにする。2階も1階と同じように、ガラス板で明るく広々とした部屋が出来た。
お家はL字型にして、L時の凹んだ所からバルコニーを作る。釣りを快適にしたいが為だけにバルコニーを広くしちゃったんだよね~。
このバルコニーからは、池に面している。そして池の向こう岸には素晴らしい竹林がある。
後は屋上を作って農園が出来たら完成だ。よし、頑張るぞーっ!
屋上はお水を入れたりしなくてはいけないから、少し壁を高くしておく。壁の上には落ちないように柵をしてある。
次はここに土を入れよう。広いからちょっと大変だけど、トントントンっと土ブロックを置いていく。さすがにお家で慣れたからか、土ブロックを置くのもだいぶ早くなってきたんだよね。
土ブロックを敷き詰められたら、お水を入れる場所を1マス開けてバケツでお水を入れる。ここまで出来たら、クワで畑を1マスずつ耕していく。
サクサクっと畑を耕したら、小麦の種を撒いていく。これも放っておけばすぐに収穫できるようになるんだよ、この世界すごいよね。
ただ難点は、食べ物の種類が少ないことかな。ただ、それでも平気な感じになっちゃうから順応力がすごいのか、身体の作りがそうなのかよく分からないけれど。とりあえず、そのうち他の食べ物も色々探してみよう。
農園も無事に出来た。
「せっかくだから、このバルコニーから釣りしちゃおう~!」
しかし、この釣り竿に餌を付けるところがないんだけど、これどうしたら良いんだろう。ちょっとこのまま投げてみちゃうかな。ぽいっと。
「餌なくて釣れる? あっ、釣れたっ! おぉ、お魚釣れちゃったよ~」
釣り竿を振って投げて少し待つと、浮きが下がるのが合図みたいだ。のんびり釣りを楽しんでいると、色々なものが釣れる。
それはもうお魚以外がいろいろと。私がやっていたゲームでも色々なものが釣れて楽しかったけれど、これが普通に出来るってなんだか楽しすぎる。
だいぶ釣りを楽しんだ。そろそろ一旦寝てから牧場を作りに行こう。やっぱり一人は寂しい。それに外に羊さんが沢山いるから、せっかくだから牧場にして愛でたい、もふもふしたいっ!
まずはベッドで休んで朝にする。そしたら柵とスコップを持って羊さんが多いところへ向かう。
整地をしてから柵をトントンと置いて、広めに囲っていく。柵で場所を確保出来たら、小麦を持って羊さんを集めに行こう。
小麦を持っていると、羊さんがめぇめぇと着いてきてくれる。なんてかわいいのっ!
なでなでしてみると、もふっもふの羊さんの毛が気持ちいい。この羊さんの毛もハサミがあれば刈れちゃうんだよ。クラフト世界素敵です、楽しいです!
羊さんを集めていると、黒い羊さんや赤に茶色の羊さんもいる。これは染料があれば染められるかもしれない。
ゲームを思い出して染料の材料であるお花を集める。これを作業台でクラフトすれば染料になる、はず!
お花を沢山集められたら、お家に帰って作業台に向かう。思った通り染料が作れる。ピンク、緑、黄緑、黄色など沢山色がある。せっかくだからカラフル羊さん牧場を作っちゃうぞ。
染料が沢山出来たら、牧場へ向かう。羊さんに染料を使うとぽんっと羊さんがカラフルになる。
「ふふっ、かわいいっ!」
ハサミを使うとチョキンと羊毛のブロックが取れた。とってもカラフルな羊毛が沢山取れました。
だってね、ハサミでとってもとっても次々また生えるんだよ!?
羊さんが草をぱくっと食べると、なぜか羊毛がまた刈れる状態になるんだもん。刈っていくそばから復活してなかなか終わらなかった。
「羊さんに遊ばれている気分だね」
ひたすら羊さんと戯れたら夕方になってしまった。そろそろ帰って寝よう。
明日は何をしようかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます