第2話 ハロー?ようこそ魔法と呪い至上主義の世界へ!

 ユニバーサル・アガルド・オンライン


 そのバグサーバーを見つける為に

スマホを改造する用。


猫間(ヘル キャット)

「なにか、ラノベ的な

展開ですよね!


あ!そうだ!AIちゃんあと

2日間出張延長ですって!


リーマンブラザー15世夫婦の

行き先がまだ決まらないから

下手したら抽選方式になるとか?」


「え?

そんな事になったのか…。


さてと、これで自動的に

ログインとログアウトを繰り返す

ようになる。」


新入アルバイト社員

剣聖 セレス

「私達も手伝いましょうか?

ってこれ!

アナザーワールドサーバーって

書いてますよ!」


新入アルバイト社員

剣鬼 バーバラ

「こちらもです! なにか

こちらを調べるような

鑑定を食らったような感触が

スマホからありました!」


すぐに手を離す2人は

結界を、張られた分析箱に

素早くスマホを入れて

離れる!


剣聖や剣鬼のジョブはだてではなく

素早く、正確だった。


16歳とあってリーマン組の

王女二人とこの二人は

すぐに女子高生として順応して

今では、渋谷を歩いても

目立たないのだ。

(ナンパ対策に

気配はかなり薄くしている

みたいだが。)


「ジョブとかに、なにかの

センサーをかけているのか?」


猫間(ヘル キャット)

「探知は、都内の廃ビルの

サーバーから途切れてました。


スマホから、手を話した0.05秒間に

接続を高速切断しています。


来ましたね!

逆探知ですか?

今度は、リオデジャネイロ経由ですか?


また切断しましたね。」


かなり、慎重に接触している

みたいだが…


用は、俺が向こうに行ったから

すぐに探知することと、

あの会社に公式に

ゲームを停止させて

できなければ、○ーグルに

ゲームエンジンを停止させるとかの

対策を取らすように

いうと、スマホを起動させて

先程のセレス達の行動を、

そのままなぞって

やってみた。


そして、出てきたのが

アナザーワールドサーバー!


これを選んでログインすると、

なぜか重そうで、

なかなかログイン出来ない。


用は、化けの葉っぱを使って

セレスに化けると

すぐに消えた!


アルバイト社員の剣聖セレス

「え?異世界召喚?」


猫間(ヘル キャット)

「探知成功! アガルドワールド?

なにそれ?

天界に連絡!

今、主が容疑のある世界に行った!


アガルドワールドってどこ?」


天界でも、騒ぎになった。


今は、管理者がいなくなって

無茶苦茶になっている

世界らしい。


元の管理者が、後継者を

自分の作り出した萌精霊にしたけど

萌精霊に管理権限を

渡して本人はトンズラして行方不明

ゼーロの一部として

最近発見されたが

もう、意識はなかったらしい。


そして、萌精霊が運営する

世界なのらしいが、

プロテクトバリア機能だけが

物凄く固くて侵入は

無理らしい。


つまり、この萌精霊が

このゲー厶の裏運営だったのだ!


□□



用は、どこかの村の広場にいた。


村人A

「ようこそ!始まりの村へ!

ここは、アガルドワールド!

さぁ、この世界では

楽しいことや、楽しい事が

たっくさんあるよ!


あと、スキルガチャや

アイテムガチャは

廃止になったんだ〜


では、頑張ってね!」



「ハァ?

お前なにを、言っている?」


村人A

「ようこそ!始まりの村へ!

ここは、アガルドワールド!

さぁ、この世界では

楽しいことや、楽しい事が

たっくさんあるよ!


あと、スキルガチャや

アイテムガチャは

廃止になったんだ〜


では、頑張ってね!」


用は、ポカンとなった。


あれま?

ゲームの世界にリアルに、

来たみたいなアトラクションパーク

のようだな?


とも思ったが

まぁ、歩いて他の村人に

話しかける事をする。


半分いや、ほとんど陰キャの

用にはかなりハードルが高い!


オイオイ!

俺並みの陰キャだと、

下手したらそこに見えている

森の中で

飢え死にしている奴とか

いるんじゃないのか?


別の意味で、この世界は

ハードだと用には身にしみる。


マルダス世界の時には

AIさんがいたから

村人達とも話せたのだ。


AIさんを作ったミカンには

頭が上がらないなよな〜

なんて思って、

村を探索することにする。


画面越しにキャラを操作するのと

自分でやれ!とか言われて

放り出されるとでは

かなりストレスが違う!


そりゃ、スマホゲームする奴は

全員陰キャではないが

半分は陰キャレベルが

自分と同じ位の

陰キャだと感じている

用は、焦りだした。


とりあえず、村長さんとか

探すか?


そして。剣と盾と紙のマークを

見つけてしまった。


武器屋ではない。


フロント達による

アガルドオンラインの知識によると、

ギルドらしい。

総合ギルドって言って

冒険者ギルドと、

商業ギルドの合体したような

ギルドみたいなのだ。


うわー!

入らなければ、よかった!


人を値踏みするような

受付嬢だよ〜。


美人さんだけどさ〜

苦手なんだよな〜!


中身は〜

な迷探偵高校生でもある用は、

仕事だと、わりきって

受付に行こうとしたけど

止めた!


さっさと来やがれ!

こちらで、罵倒してやろうオーラを、

感知したからだ!


用は、クエスト板を発見して

内容を見る。


▷毒蛇を100匹生け捕りしてほしい。

 報酬 500円


▷毒キノコ(中)60個納品してくれ!

 報酬 350円


▷モグラ退治をするように!

 依頼主 始まりの村の村長

 報酬 0円



なんだ、これは?

貨幣単位は円なのか?

だけど、もし俺の知る日本円だと

すると、とんでもない安報酬だぞ!


ギルドを、

こちらに来いオーラを出す受付嬢から

逃れるように出た用は

屋台タイプの店を見つけた。


声をかけてみる。

おにぎりっポイモノが

売られていた。100円らしい。


「これは、使えるか?」

と、100円玉(日本円)を出すと 


店主

「あぁ!この世界に来た人だね?

まずは、村長に認めてもらって

使えるお金に変えてもらわないと

駄目だよ!


さぁ、美味しいおにぎりだよ!

誰か食べてくれ!」


なんて言う。


もう一度、用は声をかけるが


店主

「さぁ、美味しいおにぎりだよ!

誰か食べてくれ!」


しか言わない。


うわー!マジでやべー世界に

来てしまったと

マルダス世界の時とは

また違うヤバさを実感した用は

村長の家を探しつつ

村の構図をマッピングしていく。


まず、気がついた事。


女性を見かけない。


子供がチャンバラ遊びをしているが

普通なら、体力が尽きるだろうけど

全くその予兆が子供に見られない。


宿屋が無い。


そして、村長らしき奴を見つけたが

横にいる村長の息子と同様に

下半身がモッコリしており

げんき過ぎる。


これは、ヤバい村長クエストだぞ!

女性が、この世界のこの村スタート

だったら詰むぞ!と真っ青になる。


他に、猟師や畑を耕す村人を

発見した。


だが、ここで迷探偵・用の

推理?が!


これだけで、この村の食料なんて

賄えるか?無理だろ!


用は、耳を身体強化して

村人は、生身の人間であり、

心臓が動く音を聞いていたので

わかったが、


この村を見て、心音なんて聞けない

高校生や中学生なんて

この村を見たら間違いなく

ありえないゲームの世界に

飛び込んだと錯覚するだろうと

思った。



さて、どうするか?

村から出てみようと

村の門に向ってあるきだすと

門の側でしゃべっていた

男達が、移動して門を

人の壁で封鎖した。


へ〜?

なるほどね~。


つまり、初めての村の強制クエストかよ!


つまり順応出来ない奴対策に

無理矢理、

この世界のルールを教えていく

ということなのだな。


ある程度わかった用は

ギルドの建物の横の地面に

座る振りをして土埃を立て

その間にはや着替えをして

女装したのだ。



そしてギルドに入る。


受付嬢が、なぜか知らないが

カウンターから出て

扉に向かっていたのだろう

クエスト板のちかくにいた。


なるほどね!

野宿を決めたら

ギルドの受付嬢が迎えにいって

ギルドに無理矢理加入させるって

事かよ!


用(女装バージョン)

「あの〜お姉さん?

私、いきなりこの世界に

連れて来られたのだけど

どうすればいい?」


女性のアバターキャラを

選んだ時の決まり文句らしい。


そしてチュートリアルが

始まるのだ。


受付嬢

「あ!ハイ!

どうぞ!こちらに!

この世界に来られた

開拓者様ですよね?


→ Yes


  NO

     」


ほ〜?

いきなり、半透明のウインドウが

出てきたぞ!


これは、強制イベントだな?

最新バージョンは矢印が動かず

YESしか選択が出来ないらしい。


だが、ここではポケットから

スマホ用のコントローラーらしき

モノに偽装した、

ワールド操作魔導具で

無理矢理矢印をNOに

動かして強制承認させる。


うん?

魔力を感じるぞ!

やはり、YESを押させて

強制魔法契約をさせて

この世界に縛るつもりだったか!


だから開拓者なんて言っていたのと

このゲームは

魔王を倒していくという、

ストーリーモードが普通の

状態なのに、

魔王の事を含むセリフだけ

あの始まりの村人のセリフから

削除されていたからな!


受付嬢の顔が、一気に歪む!

「ピー!

エラー!

エラー!


ありえないコードが入力されました!

エラー!

エラー!」


いかん!

変な事を言われて

うろたえる

女子高生のフリをしないと!


どうしよう?


そうだ!ユイナさんみたいに

やってみるか?


前に、重い画像処理をしていた

スマホにビンタしていたからな!


バチコーン!

 

受付嬢を平手打ちしてみた。


普通はしないよな?


用は

「何がエラーよ!

しっかりとしなさいよ!」


なんて、

最近の見た女子高生主人公の

アニメセリフをそのまま言ってみた

(笑)‼


受付嬢

「プーピー!

エラー!

エラー!」


受付嬢の後ろから、

主任らしき女性がやってきた。


はて?

この気配は?


誰かの式神か分身だな?


あ〜!

サポートセンターって事だね?


主任?

「申し訳ない。私が対応させて

いただきます。


開拓者様ですね?


→ YES


  NO 」


無理矢理、やり直すして

魔法契約させるつもりか?

しかしこちらは、

元々の旧地球バージョンの

裏技を知っている!


主任の前で、コントローラーを

ガチャガチャするフリをして、

魔導具で、無理矢理NOの後に

スペースを作り

そこに無理矢理→を、合わせて

強制実行させる。


そして、主任の女性が

声を出す前に、

「これで、強くてニューゲーム!

破壊者のジョブからの

始まりのはずよ!


なんて、言ってみる!


これは、今の地球バージョンでは

ないものだったが、

旧地球の時のゲームには

あったらしいコマンドなのだとか。」


主任の女性の目の瞳が

クルクル回っている。

車輪眼だよな!


俺の身体を分析しているのか?

なので、空間を少し曲げて

その当時の入力ワードを、

表記すると


主任の女性?

「プーピー!

最新の制限によって無効の

入力が、ありました。


オリジンプログラムが

起動しています。


パッチアプリ全スルー!


よって無効の命令ではない

ものと判断するしかありません!


オリジンプログラムが

最優先事項として

命令しています。


しかし、対応するプログラムが

ありません。


しかし、オリジンプログラムが

実行を命令しています。


オリジンプログラムが優先されます。


ギルドカードを発行します。


ピー!」



用(変装モード)

「これが、カードですか?」


女性主任?

「エラー!

チュートリアルモード

強制終了コマンド実行中。


申し訳ございません。

説明書を、渡しますので

読んで下さい。


これより、チュートリアルモード

凍結されます。


しばらくのあいだ、

萌精霊による、

サポートセンターが

凍結されます。


ピー!」



用(変装モード)

「萌精霊?それが、

この世界を動かしている奴か?」


説明書を、読むと

この説明書は

ログイン人数が多いときに

読めと渡す時用らしい。



ギルドカードは、

村の外では、身分証明書として

あと、銀行口座代わりなのと

モンスターの討伐カウンター

サーバーへのアクセスコード

なのらしい。


さてと、

次のイベントらしい

村長宅に、モグラ討伐の

依頼の確認に行くか…。


と、村長宅に

殺された拉致された者達の

死体とかあるかもしれないと

思って、行きたくないけど

行くことにした。







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