第582話 マルダス世界戦2  真打ちの衝突!

 マルダス世界


 ブリンド王

「クソ! 我が側近を止めるか?


認めよう!例え偶然であろうとも、それが、貴様らの力だと!


だが、無駄だ!


無駄なのだよ!


見せてやろう!

 

本当の恐怖を!


魔導生体装甲!魔導ブースト呪力ブースト!全開!


腐れ!全てものよ腐れ!


そして、我が養分となれ!


行くぞ!我が必殺技を受けてみよ!


ブリンド・ワールド!」




ブリンド王の機体から、黒い雲が発生していく!


不気味に増えていく黒き雲!



それを、ファイヤーアローで攻撃するが焼けない!


ジュオーーーーーーー!


黒い雲に触れた投石が、溶けた!




ピカ!


ドンガラガッシャーン!



ボッ!


メラメラメラメラメラメラメラ



黒い雲に落雷があり、そこから黒い雲が燃え出してゆく!


ブリンド王

「なに! 何だと!


我が、魔法因果律を焼くだと!


何者だ!」




メルト(元聖カルッティ女王)

「わしの、姿を忘れたか?のう?ブリンドや?


まだ、最強なんて言って狂っとるのか?


狂っとるのは、オババと大オババだけで十分すぎるから、やめてくれ!」





ガキン!ガキンガキン!!



ブリンド王

「なんだ!魔導生体装甲が、凍った?」



プリナ(ブリザード公国女王)

「全く持って、同じ意見よ!


この狂った外道共め!


ブリンド!貴様ら!やりたい放題もここまでだ!


主が来るまで、とても待てない!


バラバラに刻んでやる!


覚悟しろーーーーーー!」




メルト(元聖カルッティ女王)

「スキル精霊化起動!


さぁ!主に会いたい精霊・妖精は戦いなさい♫


始めるわよ♪


焼け!黒き捻れた因果律を♬


ホワイトサンダーアックス🎶」



プリナ(ブリザード公国女王)

「さぁ、熱い熱い、全てを焼く雪よ♬


白い白い、熱い雪よ♪


黒き雲を、白く白く焼きなさい♫



ホワイトフレイムブリザード♬」



ピカ!


ドシーーーーーーーン!



ゴーーーーーーーーーーーー!


ブァーーーーーーーーーーーーー!




ブリンド王

「ウギャーーーーーーーーーーーーー!


熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!


結界出力最大!」


[出力は、既に最大です!

強者アラート!強者アラート!

脱出経路無し!エラー!


強者アラート!強者アラート!]





地上で戦っている、マルダス世界連合軍も、外道軍も、恐怖する!



絶望の黒い雲を焼くカミナリなら、まだ聖なる属性が強い強力な雷だと、なんとか納得出来る。


だが、雪?


確かにどう見ても雪!


だが触れたものは焼かれる!


粉雪にかかった外道兵が白く燃え上がる!



訳がわからん!



だが、黒き雲が焼かれていく!



白く白く焼かれていく!



訳がわからない恐怖が、薄く広がる!






大教皇サウザー

「ウゥ、たくましくなって…父として嬉しい限りだ!」


ブリードル帝国・国王リッパー

「そうなのか? まぁ、フロント姉さんよりはおしとやかそうだから、まだマシか?」


シャングラー国王リゾチーム

「フロント皇女って、そんなにヤバいの?」


リッパー

「ヤバい!それだけは、断言できる!」




だが、前勇者タツヤの戦況は芳しくない。


そして、ゴブリンジャイアントもボロボロだ。


オークジャイアントも笑いながら、死を覚悟した顔になっている。


天使?(元スケルトンジャイアント)の体が光りだした! そろそろ制限時間が来るのだ!


アレ? バラバラになったゴミ(元魔導生体装甲)が投棄されている!


誰だ!粗大ゴミ(元魔導生体装甲)を捨てたのは?





そして地上では、別働隊でパイン街を襲っていた外道兵150万が全滅していた!



執事・大俵

「ハァハァハァハァ!


流石です!


(あの方々はすごく強いな。さすが…)


タイガー様!ご指示を!」


ヘル・タイガー

「皆、よく戦った!


休め!主なら間違いなくそう言う!


被害は、木の柵だけか!


お!


主が来るぞ!


住民達は、まだ避難所に待機!


冒険者ギルド組は、治安維持!


パイン街特選部隊は、休憩して、次に備える!


援軍遊撃隊は、あの通信兵が報告してから逮捕して連れてきて休憩に入ってくれ!」


「「「「「は!」」」」」





マルダス世界・外道軍地上司令官

「何だと!パイン街占領部隊が、全滅しただと!


 管理者代理は、戦闘に参加出来ないはずだ!


 なぜだ!なぜ負けた!」


「その、管理者代理は、確かに戦闘をしていませんでした!


 あの執事達も強いですが、我々の敵ではありませんでした。


 しかし、モブが!どう見ても一般人な兵が強すぎます!


 (ゴキリッ!)…」



司令官

「オイ!応答しろ!応答しろ!


駄目だ…


なんだ?あの空間に扉が出てきただと!


ヒィー!」



つづく





 

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