第579話 飛んで火に入る夏の○（その1）
テンアトミックランドでは…
用！が、警視庁からもたらされた資料とにらめっこしていた。
そして…
眉間にシワを寄せる…
それを見て、大岡警視正がクックックと笑う。
メイド・トロイ
「？」
大岡警視正
「いや大事件の前には、よく銭形が眉間にシワを寄せていたな～、なんて思い出してな!」
用！
「なぜ?3年前のこの異世界拉致の時は、報道されなかったのかな…」
銭形警視正
「どうも、当時の県警は魅了スキルで機能不全にされていたみたいです。
被害者の一人の大木君は、用の道場友達でしたからね。
今、大木君の親に会ってきましたけど、やはり記憶操作されていたらしく、ゆみさんが戦っている姿がテレビで見て、頭痛が発生して記憶が戻ったみたいです。」
用！
「ハァ〜… だから、手紙の返事もなかったか…
うん？ 歪み？」
ヨッピー
「主!日本に向けて、大きな歪みが別次元から接近中!
予測地点!
愛知県○○○○○………」
用！
「させるか! トロイちゃん!
次元固定の準備をお願い!
俺は、現地に飛ぶ!」
銭形警視正
「警視総監！ 緊急です! 愛知県の今から送る場所が狙われます!」
大岡警視正
「ヘリある?」
メイド・トロイ
「既に用意出来てます!」
そう!狙われたのは、親の転勤で愛知引っ越した用の旧友大木君の家だった!
愛知県警本部長
「発泡を許可する! 撃ちまくれ!」
自衛隊も、戦車を出してきた!
愛知県警本部長
「で!どうするんだ!」
銭形警視正
「我々は、出てきた奴を押し返す事が出来れば、勝利です!」
愛知県警本部長
「（銭形君? あの光り輝くお方達は?）」
銭形警視正
「（今回の援軍に、来ていただいた方々です!）」
少しガクブルが入った状態で、警備がされると…
グワングワン!
変な音がする!
空間が歪みだした!
そして、ポッカリと穴が空くと、中から光り輝く存在が出てきた?
［控えろ! 我は元この地球の管理者もやっていたサーギー様だぞ!］
用！
「捕縛結界起動!」
( ﾟдﾟ)ﾊｯ!
金縛りが解けたように、動き出す者達!
そして、総攻撃が始まるが!やはり…
その時、地上の用！達と、光り輝く存在様達が遂にこのサーギーに襲いかかる!
用！
「見つけたぞ! また拉致をするつもりか!
そうは行くか!」
「逃がすか!」
「しばけ!」
「この野郎!」
元？管理者サーギー
「き、貴様ら！げ！お前は！ヨーなのか！
クソーーーーーー!
ギョワーーーーーーー!」
ものすごい大剣で、サーギーの杖は斬られ！
サーギーの攻撃を、片っ端からキャンセルされていき…
そして、あっさりとサーギーの拉致は阻止された。
それから、10時間後…
戦闘服姿の用！が、戻ってきた。
用！
「無事、天界に引き渡しました。」
これにて、県警と自衛隊の仕事は終わる。
事後処理会とかは、ヴァーミリオン姉妹に任せる事にした。
顔馴染みであり、美人のヴァーミリオン姉妹の方がいろんな方々と話しやすいだろうと言うことで、用！は二人に任せる。
警察・自衛隊の担当は警視庁ファイブフォースの担当だ。
用！が、行くところは、かつての旧友大木君の家である。
大木君の母 和子さん
「すいません。 こんなことになって。」
用！
「おばさん! なんとかしようとしたけど、次元の穴を無理矢理開け広げると、この愛知県が吹き飛ぶ可能性が有ったんだ!
あいつは、生きて帰ってくる!
こちらも、知恵を絞って対策を立てるから、もう少し待ってほしい。」
大木君の父親 太一さん
「用君が、背負うことではないよ!」
大木君のお姉さん 美紗さん
「あの子… 」
用！
「実は、あの空間に飛び込んだ時に、小さい穴だけど、あたり（大木君の名前）のいる空間と繋がっていて、この新開発試作品の ［ダイナミックマジック・コンバーター］を渡した。
これは、某科学戦隊の変身ベルトではなくて、本当の真価はベルト型の宇宙船なんだ!
これで5年宇宙空間で生存出来るように設計している。」
大木君の母 和子さん
「えー!(・_・)そんな物をあの子に渡したら、ろくなことにならないと思うけど。」
用！
「マルダス世界でも、そうだったけど基本戦闘が当たり前の世界みたいだから、防御だけでも鉄壁なら、なんとかあいつは生きぬけると思う。」
そんな、会話を家の外をSP達が見守る中でしていた愛知の夜であった。
□□□□□□□□□□□□□□□
元外道国ベオグード管理者サーギーは、現行犯逮捕されました。
なお、大木君のその後は第566話でも書いていますが、原稿を大幅改変しているのですが、カットするわけにはいかないので（幕間）としての話ではなく、別小説として発表します。
題名は
［ スキル［守るもの］の覚醒! 仕返ししたいのだが…俺を追放した勇者パーティー全滅とか、魔王討伐を強制した国王が逃亡したけど、どうしよう？］
です。
よろしくお願いします。
かなり短編にするつもりです。
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