第561話 激闘!混沌たるパプアニューギニア!その3

  パプアニューギニア・ビスマルク海は火の海になっていた!


 グローテスト大佐

「クソー! みんな!頑張れ!


フォーメーションΩ2!


攻撃を続けろ!


五星隊が、フロント皇女を暗殺したらすぐに撤退をするぞ!


それまで、時間を稼ぐのだ!


行くぞ!トリプルスクリューアタック!」



虐殺隊が、まるでとぐろを巻く蛇のような陣形を取って、3Dの立体機動を活かした3つの濁流と表現するしかない動きで、パプアニューギニア防衛戦を襲う!


だが…


第1地獄戦隊(殺ったるんジャー)達によって、その必殺のフォーメーションは、崩されてしまった!



黒地(ヘル・クロ)

「よくも…まぁ、このフォーメーションは健在でしたか。」



青道(ヘル・ブルー)

「旧地球時代は何度も、食らったからねぇ。


ある意味、懐しい。」




桃鐵(ヘル・ピンク)

「はっきりと言ってやりな!


全く変わってない!


改良すらない!」



赤間(ヘル・レッド)

「そろそろ、主が来るぞ!


うん?この紅気…


いや、怒気は…


あいつか…」




黄田(ヘル・イエロー)

「リーダー!そろそろ、ジャングラー軍も立て直した!


 さて、動きましょう!」



グローテスト大佐

「クソがーーーーーー!


(ジュオーーーーーーー!)


ギャーーーーーーー!


なんだ!この内部からのクソ熱い痛みは!」



デストピア大陸・所員(in無線)

「グローテスト大佐!もう限界です!これ以上は、演算コアが溶解します!撤退して下さい!


 こちらも、陛下に連絡を入れました!!


もう、戦闘は無理です!」


グローテスト大佐

「何だと!もう3時間も経ったのか!」



デストピア大陸・所員(in無線)

「もう、7時間戦っているのですよ!


コアごと、冷却水槽に入れてますが、ガラス本体がもう演算処理の負荷に耐えられないのです!


大佐!戦線離脱して下さい!」



 しかし…演算コアのオーバーブーストを停止したが…


 逃げられるのか?と言うと…


 そんなに甘くない状況であった。



 女子高生組のファイヤーランス乱れ撃ちが始まった!



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!



 グローテスト大佐

「あの、戦隊以外もまだ、あんなに余力があるのか!


 クソ!五星隊!何をしている!」







 時を遡る事5時間前…


 ゲルーゲス将軍

「クソーーーーーー!


(ビーーーーーー!ビーーーーーー!ビーーーーーー!)


何だと!こちらも強敵センサーが起動しただとーーーーーー!


あの、所属不明戦艦は…


かつてのヨー並に強いのかよ!


クソ!


逃げ切って、フロント皇女を殺るぞ!」


なんて言っているのですが…


オーストラリア・ダーウィンの上空を通過したときから、なかなか進めません!



ゲルーゲス将軍

「どうなってやがる!


フルスロットルで、移動しているのに!


クソ!


陛下に緊急事態を知らせろ!」


ゲルーゲソ大佐

「兄貴!大変だ!思い出したんだよ!


これは、大教皇が得意としていた制空結界だ!


レーダーが騙されてる!


恐らく本当は俺達は今、正常にブリスベンに向かっている!


出たぞ!大邪神ではなくて、大教皇だ!


ウガーーーーーーー!


捕まった!


クソーーーーーー!


だめだ!他の兄弟達も結界に捕まった!


動けるのは、兄貴だけだ!


行ってくれ!


全力で、こいつを振りほどいて追いかける!」



ゲルーゲス将軍

「わかった! 逃げろ兄弟!全開を出せ!


そして離脱しろ!


フロント皇女は、自爆してでもオレが消す!」






そして、パプアニューギニア・ビスマルク海に戻ります。


 グローテスト大佐

「食らえ、オーバーロードエクスプロージョン!」



用!

「そうはいくか!


何度も何度も自爆させてたまるか!


どうせ、クローンで蘇るとでも思っているのだろうが、そうはいくか!


クリア・カース!」

 

グローテスト大佐

「グオーーーーーーー!


絶対防御の呪いが!呪いがーーーーーー!」



ジュオーー!


と、音を立てて身体を覆っていた橙色の鎧が溶けて、気絶した大佐達、虐殺隊を鎖で魔導生体装甲ごと縛る、第1地獄戦隊(殺ったるんジャー)!


用達は、戦隊と、女子高生組にジャングラー軍をねぎらう。


現地、パプアニューギニア軍にも死傷者が出ていない物凄い好戦果である!



勝どきが上がる!



ここに、パプアニューギニアの防衛が成功した!



現地政府も、大喜びだ!



まさかの勝利!


この報は、ニュージーランドの北方に防衛線を展開していた各国の艦隊を沸かせた!



そして、ブリスベンにもその報が来たが…

修羅場になっていたので、どう受け取られたか…


そこに、大教皇が五星隊と戦闘に入ったと報告が入る!


シドニーでも沸いていたが、すぐに緊張状態に入る!



そして…


米軍のライブカメラに フェントロー王直属の部隊が映る!



舞台はニュージーランド・オーストラリアに移ったのである。


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