第532話 フロントの蘇る恐怖の記憶と、明らかになる恐怖(その1)

 オーストラリア大陸


 シドニー


 ホテルの個室で、フロントは頭を抱えていた。


 あの3王女は、すごく微妙に距離をとるので外道滅殺拳の事を、話題に出せずにいたのだ。


 それどころではない!


 ヨーの偽装転生時の養父と、会う計画が崩壊した!


 騎士シー・ド・ダイハード達が、自陣内に入れたのである。


 日本政府の状態から、地球各国も異世界のマルダス世界管轄にしたほうが、紛争の種にならないとダイハードの奴に言われて、「その通りだと」了承したのだ!


非戦闘による、戦闘!


日本政府の第二次世界大戦後に戦勝国達から、そして国連から義務として出された、日本の国家運営の方針に、対立しない作戦を取るダイハード達の所に預けるほうがいいと、国連各国も了承したのだ。


 おかしい!


 いつもどおりに事が運ばない。


 だが、なんとかしないと精霊・妖精界が、ヨー達の勢力とぶつかる事になる。


 逃げると言う選択肢は、すでにない。


 

 初めは、ヨーと直接会って《怪獣》と戦うのに、精霊・妖精界の王達の助力が、必要だから協力してくれ!なんて言って、私が頭を下げる事によって、ヨーに、精霊王・妖精王に頭を下げさせてなんとか乗り切るつもりだった。


 だが… 奴らの…元外道滅殺拳軍?…

 今の正式な呼び名は知らないが、奴らは地獄管理者達の勢力となった。


 武力が必要だから、と言う交渉手段では無理だろう。


 そして、バボン・ホロン連合軍は、精霊・妖精術師達に、離脱を許可したらしい。


 精霊・妖精達が、「ただの魔法使いに、なってしまうよ。」と言っても、ヨウ・ヨウガを呼び出すという伝言すら拒否したらしい。


 つまり…ただの魔法使いに恐ろしい格下げになると言う、とんでもないデメリットを遥かに凌駕するデメリットがあると判断されたと言うことだ。


 そういえば、一人だけいたらしい。


 ギャランべーという、大臣らしいが…


 ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル!


 なんだ!


 この悪寒は!


 嫌な予感がする!


 精霊・妖精達に、聞いても捨て企画だ!

 なんて言っているが…


 だが…捨て企画どころか!

 八つ裂きにされずに、パイン街に入った?


 ハァ?

 王達も、何故かわからないらしい。


 コストに見合う要求?

 人の国の王になること?

 バホンの姫を嫁にすること?

 実家に対する復讐?


 そして、あと2つのリザーブ付き?



 どんだけコストが高いのよ!


 だが、嫌な予感がするのよ…


 ギャランべー


 そういえば私が生まれたときに、勝手に決められた婚約者の名前が、ギャランべーだったわよね。


 嫌な男だったわ。


 だから、なんとかして婚約破棄しようとしたが…


 当時の皇太子(フロントの上の兄)が邪魔するのと、他の兄達も権力関係だから、諦めろとか放言したのを今でもムカついている!


 転生していたら、見つけ次第ブチ殺してやる!


 今でも腹が立つ!


 一生懸命頑張ったわよ!


 そして、精霊・妖精術をできるようになって、私に転機が来た!


 私いる皇国の担当管理者が、功績を持ちたい!

 今の皇国(フロントバーレ諸国連合の一部の皇国であった)の成績があまりに悪いから、皇国を廃止しないと、管理者降格になって管理者なしの国となり、国が運営出来なくなる!


 なんて言い出した!


 だから言った。


 「皇太子も、他の皇子達も権力ばかり目がいっているから、無理ですよ。


 さらに言うと、皇国は連合に経済的に吸収されるから、駄目になるでしょう。


 だから管理者様は、このままだと天界に叱責されて、降格間違いなしですわ。」


怒った管理者様は、ならどうするつもりだ!


なんて言われたので、


「皇太子も、皇子達も消す権力を生み出すことができるくらいの力がいる。


 諸国連合が、ひれ伏すような力がいる。」



管理者様も、同意された。



 そして、わたくし(フロント)は、精霊王・妖精王全てと、契約することが出来た!


 それからが、激動の毎日だった。


 私に命令できるなんて、勘違いした兄や、姉をどうするのか?


 特に第2皇子は、酷かった。


 なので、公開決闘する事にしましたわ!


 消し炭にしてやりました!


 ニッコリと笑って、父親(皇帝)に


「管理者様の顔に泥を塗るバカを消し炭にしましたわ。


 管理者様も降臨されて、見物されております。」


なんて言ったから、怒鳴ろうとしていた皇帝(父親)が、真っ青になって後ろを向いたときに、管理者様が


「よくやった、フロントよ!これからも掃除をして皇国を正常化するのだ!」


と、満面の笑みをたたえて言った時から、


皇帝はずっと、真っ青顔になる日々を送る事になった。


 ギャランべーとの婚約を破棄するは、そんなことがあっても、なかなか出来なくて苦労した!


 皇太子と、姉達が抵抗したのだ!


 姉は30人くらい、いた…


 私は1番末っ子だったので、苦労した。


 姉を1人1人、平民に降格させた!


 皇帝と、あのクソ姉どもの母親が抵抗したが…


 一つ一つの戦争の前線での決戦時に、臨時で出陣する事の引き換えに無理矢理、皇帝に承認させたのだ。


 だが、正妃の子供の皇太子と、第一王女は、しぶとかった。


 皇太子は、私が前線出るのは当たり前だとか言うが、国の存亡をかけた戦争なのに、なぜ皇太子が全然、前線に出ないのかと皇帝の前で言ったら、第一王女のクソが、「駒が前線に出るのは当たり前だ」とか、言いやがったので決闘で、どちらが駒なのかを決めるように皇帝に言ったら、


皇帝

「皇族が前線に出るのは、当たり前だ。


フロントよ、今回は無条件で、お前が行け。」


とか言いやがったから、拒否してやった。


行くなら、全く皇族の前線に出る義務をやらない皇太子と第一王女の平民降格を、条件にしたのだ!


 そして、城の食料庫と便所と私の行動範囲を精霊結界で封鎖してやった。


 皇太子が、正妃の大事にしているバラ園を便所替わりにしていたのがバレて、ケンカしているらしい。


 だが…それがきっかけでバラ園は、クソ園になってしまう。


 みんな、がまんできないよね(笑)


 そろそろ、本性の狂った顔を隠さなくなった正妃を、焼こうかな?


 などと思っていたら、


 前線が敗退したらしい。


 情けない…。 


 偉そうにするなら、横領して遊んでばかりしていないで、兵の装備と食料につぎ込めよ!

 

 ガキの私の戦力を当てにする状態を、改善しろよ!


 正妃が執事に、結界前で皇帝の前くるように言わせているが、知ったことか!


 私は、帝都間近に敵軍が来たときに、皇太子と第一王女と正妃を敵軍に放り込んで、殺されるのを確認してから、精霊王魔術で、敵を無力化して妖精王魔術で、敵兵を全てこちら側にしてしまい、国土を逆に広げる計画を精霊王・妖精達としていた。



 遂に、皇帝が部屋の前に来た。


皇帝

「フロントよ、なぜ帝国を助けない!


なぜだ!」


まだ、反省していないみたいだから言ってやった。


フロント

「妖精魔術師でもある、お父様は管理者様のお怒りがわからないのですか?


 腐った事しかしない皇族どものせいで衰退して行くこの国に、怒っておられることをあの決闘のときに言いましたよね?


 まだ、反省されていないのですか?


 まぁ、あのクソ正妃達を焼くなりしたら、考えてもいいでしょう。


 そうそう、この国が消えたら〜とかテンプレ言葉はいりませんことよ!


 妖精さんに聞いてみることですわ!


 精霊王・妖精王様達と、既に私一人でこの国の防衛計画が出来ている事を!


 情報解禁しましたので、どうぞ妖精さんに聞きなさいな。」


皇帝

「何だと!貴様!私を何だと思っているのだ!


ウソも、休み休み…」


 どうも、妖精から言われたらしい。


 

 さて、なんて言うだろう?



皇帝

「聞いたよ。頼む!正妃がお前をいじめいてのは、知っていたがどうすることも出来ないのだ。


 正妃との結婚は精霊・妖精契約なんだ!


 だから、正当な理由がないとだめなんだよ!


 正妃が拒否したら、皇太子も王女も前線に出すことが出来ないのだ!


 わかってくれ!


 頼むから、出てきてくれ!」



フロント

「お父様、討ち死に選ばれる予定だとは、本当に残念ですわ。


 心配いりません。フロントは、フロントは、腐敗したこの国を見事立て直しますから、精霊王が作った牢屋から見ていてください。」



皇帝

「まってくれー!」


うるさいから、風の妖精魔法で強制的に玉座まで運んだ!




 さて、風の妖精さん!光の妖精さん!


 玉座での様子を見せてね!



 正妃・皇太子・王女のクソどもは、宮廷精霊・妖精魔道士達から、私達の計画を聞いたらしい。


 顔をゆがめてるわね。


 逆ギレかしら?


 「逃げ場はないわよ〜」


 と声を送ってあげた。


 ガコン!ガコン!ガコン!


 派手に、玉座裏の脱出路を封鎖してあげた。



 さて、反省するかしら?


 ケンカを、またはじめたわね…。



 あら!あれは、ギャランべーだわ!


 変なところにやってきたわね!


 

 ギャランべーが私を説得する?


 また、ロクでもない事を考えるわね!


 

 「そこのギャランべーと、婚約破棄も条件に入っているわよ!」


 と、玉座に声を送る。



 キレる正妃!


 どうも、こいつの策略だったらしい。


 焼こうかな?なんて思ったけど…


 ギャランべーが、わめき出した。


 聞きたくもない!


 「そんなに、皇女様と結婚したいなら、そこの第一皇女と結婚したら〜?


 第一皇女とギャランべーの契約結婚をするなら出てきて話でも聞いてあげるわよ。」


 なんて言った。


 王妃の目が光ったから、まさかと思ったから精霊王・妖精王契約特権を使って調べたら、正妃は、妖精魔法師で得意魔法スキルは魅了でした。


 なるほどね~!


 私を結界から出させて、操るつもりか!


 なんとなく、自分から言った言葉だけど、発展させる事にした。


 妖精達に、王妃に入れ知恵するように命令する。

 

 そして、私は魅了スキル獲得の為に精霊・妖精界に行き特訓をした。


 光の妖精達が、話がまとまったみたいよ〜なんて言ってきたから、様子を見たら…


 一応、私とギャランべーの婚約破棄をしてギャランべーと第一王女の婚約を妖精契約でする!


 そして、私をおびき寄せて、魅了をかけ操って敵軍を壊滅させて、その後、私に了解させて、ギャランべーと第一王女の婚約契約を解除させて、その後また私とギャランべーの婚約をさせるつもりだ!


 まぁ、予想どうりの事を企みましたわね。


 


 その後…


 罠に、ハマったふりをして城に帰って来てすぐに、正妃なんて遥かに上の魅了と妖精魅了をかけてあげましたわよ。


 正妃に裸で永遠と、でんぐり返りをしておけって命令したら、レッドカーペットで本当にやっていた。


 それを見た皇太子と第一王女の顔を見たら笑ってしまったわよ!


 今でも、思い出し笑いをしてしまうわ!


 皇帝?


 引きつった顔をしていたけど、なんとなく開放されたみたいな顔をしていたわね。


 まぁ、後で聞いたけど正妃の魅了スキルを使ってなんとか、国を運営していたらしい。


 だけど、今の敵国に魅了耐性の王子が王になってから、安全保障条約が破られてしまったので今の状態に、なったらしい。


 いつも格下に見られていたのと国力が違いすぎるから仕方なかったらしいよ。


 まぁ、精霊・妖精達も本当の事だというから、皇帝の罪はしばらく問わないでおきましょう。


 だが!皇太子と第一皇女は、許さん!


 皇太子に言ってやった!

「ここで粉々になるか、帝都防衛に出るか選べ!」


 皇太子は、また謎理論でわけわからん、(フロントは、無条件で言うことを聞かないといけない)説を唱えるから、ボコボコにしてやった!


 そして、帝国のために戦い続ければ命を取らないが、逃亡・裏切ると人体爆破するという、契約を結ばせる!


 そして前線に送り込んだ!


 さて、殺伐とした事は終わらせないと?


 第一王女のクソお姉様と、ギャランべーのささやかな結婚式をあげないと!


 二人共?


 (仮)契約状態なのね?


 騙したの?


 とか言ったら、


 「許してよ!許して当たり前でしょう?」

とか


 「フロント皇女が、僕の運命何だから(仮)契約になってしまったのは、当たり前だろ?


 騙した事になったのは、君が真実を見ないから悪いのだよ!」


 なんて「クソ喰らえ」な事を言い出すから、

 精霊王・妖精王契約の特権で、(仮)から普通に契約を昇格してあげましたわよ!


 そして、帝都の外では戦闘が起こっている中で、敵国兵と帝都民全てが見えるように、ディスプレイを何枚も魔法で出して、城のバルコニーで、結婚式をあげる事にしました。


 そうそう、結婚契約を普通から、違反したら激痛!人体爆破!を当たり前とする、上級契約に昇格させましたわよ!


 そして、クソお姉様とギャランべーは、敵国と帝都民に見守られながら、結婚式をあげましたわよ!





 あれで、ギャランべーのことは、一応解決したはずなのに…


 なぜ、今頃…


 偶然同じ名前になっただけで、


 こんなに冷や汗が出てくるのよ!



 え?敵国?


 結婚式祝に、火の妖精王魔法で派手に、そしてしっかりと焼いてやりましたわよ!


 正妃?


 確か…自分の部屋で、でんぐり返りしていたような?


 忘れたわよ!


 皇帝?


 帝国の景気が戦勝から良くなって、私がフロントバーレ諸国連合の実権を握ってから、元気になったわね。


 まぁ…正妃がいないと、国が運営出来なかったのも事実らしいから、腹が立つことがかなりあったけど、国政をすることになってから苦労がわかったから黙る事にしたわ。


 だけど、なぜ今、またギャランべーの名前が、ホロン・バボン連合軍の名簿を出た途端に冷や汗をかかないといけないのよ!


 前の臨時政府の大臣やっていた時の情報を見たときは、こんな事は起きなかったのに!


 三日前にも、見たけど…


 いや二日前?

 

 精霊王から勇者にしてパイン街に送り込んだとか聞いた時も、こんな事は起こらなかったわよね!


 おかしいよね!


 精霊・妖精界に急遽行った。


 するとギャランべーは、逮捕された?


 処刑ではなくて?


 そして、風の精霊王が天界に逮捕されたことを聞く。


 ハァ?嫌な予感がする。


 花の妖精王相手に、前世記憶にあるの同名のギャランべーを最近思い出した途端冷や汗をかくようになった事を言うと、他の精霊王達も食いついて来た。


 調べてくれるみたいだ!


 


 










 ハァ?


 ギャランべー…


 あの、クソのギャランべー… の


 転生体ですって!


 ざけんなよ!


 いくら人材不足だからって!


 なぜ、そんな奴を、勇者にした!


 そして、捕まった?


 なぜ捕まえる?


 処刑でもなく、ボコボコにしてどこかの牢屋に入れるのでもなく、


 なぜパイン街に…




 事の奇妙さに水の精霊王が、魔導精霊王を呼び出して、事態を説明して


 本物の占いを始めた。


魔導精霊王

「なんだ!何だよこれはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


絶叫する魔導精霊王なんて、初めて見た。


他の精霊王・妖精王達もらしい。


いつもの寡黙な魔導精霊王が、ガクガクとしている。


 


魔導精霊王

「読めん!全く読めん!


フロントよ!


お前?前世の記憶が蘇ったのは、事故で生身状態で地獄に行ってしまったのが、きっかけだったよな?


 闇の精霊王が、お前の記憶を丸裸にしたから、間違いなかったよな!


 オイ、あの記憶は、宝珠に保存されていたな!


 水の妖精王よ、持ってきてくれ!


 大変だ!


 なんて事だ!


 あの時、フロントを呼んだ時に精霊王・妖精王全員いたのに、見落としていたとは!」



 あれを、また見られる?

 

 嫌なのですけど!…だけど、このうろたえようは…異常ですわね。



 風と闇の精霊王抜きの全員集合があり、

 また私の恥ずかしい記憶披露が始まった。


 見たのは、事故で地獄に行ったときから…


 相変わらず、大王の姿が見えないな…


 

 しかし…それを見た王達が発狂したような絶叫を…


 なに?


 これの何が問題なの?



 闇の精霊王が、帰って来た。


闇の精霊王

「何を、叫んでいるんだよ!


 帰って来る途中から、聞こえて来たぞ!


 フロントか…


 そうだな、お前さんも今、地球にいるから無関係ではないな。


 まぁ聞いていけ!


 シドニーには、オレが連絡しておく。」



そして…


 


 まだ叫んでいる王達を、横目に闇の精霊王様が、王達が絶叫し始めた地獄の場面から、私の記憶を見る。



 


 闇の精霊王様が、物凄く真面目な顔で冷や汗をかく、とんでもない姿を私は見ている。


 闇の精霊王

「フロントよ… わからないか…


よく見てみろ…


そうか…霊格が違いすぎるから見えないか…


オイ、光の精霊王!泡吹いてもがいても駄目だ!


フロントに説明しないと、始まらないぞ!


上級精霊をよこせ!」


そして、霊格をかなり無理してブーストしたら、なんとなく大王の姿が見える。


はて、やはりどこかで見たような?



闇の精霊王

「よく見てみろ! 代理って名札は見えるのか。


思い出してみろ、最初で最後となってしまった外道滅殺拳当主の演説を!」



あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


ガキン!


痛い!


痛いですわ!


アゴが外れてしまったですわ!





ヨー?



え?



闇の精霊王

「ヨーの分身が、ヨーの代理としてやっている、地球・マルダス世界間境界地獄だ!


 それと、お前を送り出す時に、言っいる事だが、聞こえてないから記憶に無いが、口の動きを読むと、【因果応報が来る。】と、言っている。



 見落としていたとはいえ…

 

 まずいな…


 実は、今、その代理様と話して帰ってきたから、まだ俺は絶叫していないだけでな、


 ハハハハハハハハハハハハハハ


 この王達の絶叫を、どうしようか…


 オイ、お前ら聞いていただろう!


 とりあえず、許可された事の話をするぞ!


 フロントも、長丁場になるから席に座れ。


 光の精霊王!


 腹をくくれよ!


 まぁ、皆殺し禁止だから、そのへんは安心しろ!」



 皆殺し禁止の言葉を聞いて、全員、黙ったが…


 話の内容が怖い!


つづく…

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