第487話 ファンタジーとは?(勇者?激闘編?)2

  光が王宮を満たす!


 そこには、男と女の高校生?が立っていた?


 男の高校生?は新品の学ランを着ていた。

(このときに、ドブ姫はおかしいと、すでに思っていた!


 目が見えないほどグルグルの瓶底眼鏡


 もう、地球の日本では見なくなった…ヘビーメタルバンドのタイプの学ラン…)


 女の高校生?は新品のセーラー服を着ていた。


 (ドブ姫は、どこかで会った感じを受ける。


しかし思い出せない…

だが、会ったことがあるような感じ…

そして、新品のセーラー服なのだが…

ロングスカート?


あれ?今の地球の日本の流行りは…ミニなのに…


そして、何故か刀を背負っていた。)



 パンデビート王

「よくぞ、われの呼びかけに応じてやってきてくれた勇者よ!


 我は、この国!パンデビート国を統べる王!


 グランド・ノ・パンデビートである!」


王の側近

「王の御前である! ひざ…」


男の高校生?

「スキル鑑定起動! はぁ?嘘つけ!


てめえ嘘をついたな!


パンデビート国?違うだろ!


正式国名 外道NO.3 国番号 GEDOU 03


と出てるな!


それに、グランド・ノ・パンデビートだと!


嘘つきもほどほどにしろ!


本当の名前は、(愉快な外道の道化3号王)って名前だろうが!


なんだ?別名あり?


外道のタコスケ?


ゲス・ゲトウ・ドゲスの従兄妹

ゲスグランド?


なんだ?自称・グランド・ノ・パンデビートと名乗ってますが嘘です。


その罪人はその名前を名乗る事を禁止されてます?


こんな鑑定が出ているぞ!


どうなんだよ!」



テレビのモニター越しのブラック国民も、


そして王宮の中の者達も、70年以上やって来た賭博の中で、初めてのケースに遭遇してビックリしては目がまん丸くなり、何も話せなくなる。



そして女の高校生?が喋りだす!

「あっれー? 本当になんでも、やりたい放題の異世界なのここ?


 えーと、スキル鑑定!


 うわ!自称・王太子?様?だけど本当は…」


パンデビート王太子

「この不敬者を斬れ!」


いきなり、王の側近二人が剣を抜いて斬りかかる!


だが…


ベキ!


ボキッ!


ゴベシャ!


ゴキッ!


だが…一瞬で変な音を立てて側近二人はカーペットにキスをする事になった。



しかし、ドブ姫は思い出した!


自分が、旧地球時代のゲスとクズの道を突き進んでいた時代…


同じように、地面とキスしたことがあったのだ!


あれは…


そう!平和コミュニティを壊す為に、王に出兵されられた時の事だ!


確か…平和コミュニティの設立者の外道滅殺教教主が、でかけている時に急襲したが、たった一人にボロ負けしたのだ。


たしか…



ドブ姫の目から液体が流れた…


涙では無い…。


血だ!


血の涙が出たのだ!


血の涙なんて、普通出そうとして出せるものではない!


失明する危険すらあるからである。


だが数億年の時間の中での、自己の確立と反省と後悔と今を変えることが出来ない自分自身のへの恨みの積み重ねが、血涙を出させた。


それを見た、村民と姫の本当の側近は、ビアンカの先程の言葉を思い出した。


そっと。血涙を拭いた姫は、王が喚く前に喋りだす。


ドブ姫

「突然の事で、申し訳ございません。

衛兵!近衛兵!この王太子は偽物です!

王の御前で、立ってないで斬れ!捕まえよ!

この世界の意志に逆らうつもりか!」


王は、怒鳴ろうとしていたが、(この世界の意志)と言う言葉を、勝手に都合よく解釈して押し黙る!


それを見た、近衛兵は王太子を捕まえ、殴り!そして外へ連れていった。


ドブ姫

「ここは、勇者様御二方のいらした世界ではない世界です。そして、先程のスキル鑑定の通り変な名前になってしまった世界です!


我々は、とある悪過ぎる魔王と呼ばざる得ない存在たちのしたことで、名前すら変わり、この世界は滅びようとしております。


どうか、この世界と民を助けて下さい。」


また、血涙が姫の目から出る。


それが、外道を極めたプロなる(邪辣人)達も、今の自分達の本当の名前を鑑定で出され、びっくりしていた時だった為に、反対とか苦情を言わなかった。


反対?苦情?外道プロなら、自分の思い通りにならなかったら徒党を組んでも、殺してでもするのは、当たり前なのが、この世界だ。



男の高校生?

「責任取れるの? そして、その魔王達を倒したら元の世界に帰る事ができるのだね?」


ドブ姫

「まず、元の世界に帰る約束は、王とお願いします。これから、先程の失礼な出来事の責任を取る私達では、確約できません。


 これから、責任を取る我らの希望は、この世界の救済です。

 

 成し遂げろとは言えません。ですが光だけでも示して欲しい。」


王には、ドブ姫の言っていることの、8割もわからなかった。だが、賭博の開始が最優先なので、その為の必要なセレモニーだと思って、ただ黙って首を縦に振った。


【ピロリン! 王の承諾が出ましたので契約が締結されました。これは全てのこの世界の民に適応されます。スキルワールドアナウンスでした。】


「(ハァ?契約?締結?なんだって!クソ!どうなっている!クソ!あとで管理者に調整させるか。えーとダービーの仕事仕事!)


うむ…!それでは…お願いしたい。これは、これからの旅費だ。受け取ってくれ!」


女子高校生?

「わかりました。では…まず責任を取ってもらいます!」


そして、女子高生の手から光が放たれ、ドブ姫と、生贄役の村人達の姿が消える。


ええ!


なんだ!


ざわざわ!


王宮が、騒がしくなる。


王も、??状態だ!


基本、この世界の人は死ねない!

ビーム光線で灰すら残らないよう焼かれても、

またすぐに復活する!


王ですら、訳がわからなかった…



そして、勇者?二人は地図を受け取って、城の訓練もなく、皆がアタフタしている間に、あっさりと旅だって行った…。



その頃…マルダス世界では…


パイン街からの密書が、全ての国家に配布されていた。


もちろん、内容はデスムーンの墜落予測情報と、墜落予想地点。


それは、パイン街管轄代理の名で出された。



それも、マルダス世界の硬直化を崩す一つのイベントとなった。



次回!新章開始します!

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