第457話 地域治安回復強化月間!

  マルダス世界


 バボン国王南地方…


 ここでは、港街とマイークラー街共同で、


地域治安回復強化計画を作成していた!


 用がボヤいていた事をネタに、


両方の街の領主が打ち出したものである!


もちろん、冒険者ギルドも全面協力!



内容は、街と街の街道に出てくる山賊の、


積極的な討伐を推進して、


安全を確保!商業を発展させよう!


と、いう計画なのだが〜。








それは…表向きの理由…


そろそろ、用がいない間に…


マイークラー街領主も、港街領主も、


冒険者ギルド本部も、けじめをつけないと


いけないときが来たのだ!



元ホア・ド・ソク公爵の、


アンデット軍団達残党は壊滅した。


しかし…


なんとなくわかる…


けじめがついたとは、まだ言えない…。



だが!ここに来てこの3勢力にグットな


ニュースが入ってきた!


冒険者ギルドグランドマスター マット

「なに!バボン先王達の連れている


貴族軍が謎の昏倒のあと、


盗賊系のジョブになっていた?」



港街領主

「うちの門番達が貴族軍が通るとき、


魔道具の盗賊アラームがなりっぽなし


だったと報告が来たが、


本当に鑑定の結果盗賊だったのだな?」



マイークラー街領主

「私の側近、人物鑑定スキル持ち5人と、


冒険者ギルド支部の合同スケルトン討伐


鑑定隊が、パイン街に向かう貴族軍団を、


鑑定したら、盗賊になっていた…


先王が色魔盗賊にジョブを変えていたと、


報告が来たのだが…ここで裏付けが…


まさか…ホントだとは…。」





バボン先王は、鑑定妨害の魔導ネックレスを


装備しているため、


なかなかスキル(鑑定)(人物鑑定)で


鑑定できないのだが…、貴族軍団が、


いきがってパイン街に近づいたとき、


パイン街の結界内に入ったことで、


鑑定妨害が起動不能になり、


鑑定ができるようになって、


冒険者ギルド特殊観測編成隊が、


急遽!鑑定した結界が、


貴族軍団が盗賊軍団になっていた


のである。



そして、作戦は


マイークラー街で始まった!


まずはいつも暴れる


某子爵家5男のB級パーティ

(実力は総合C級、子爵の政治力でB級に)


が、ターゲットになった…。


冒険者ギルド受付にて…

某子爵5男

「おい!パイン街に行く通行証は


用意できたのだろうな!全く!早くしろ!」


受付嬢

「B級パーティー(俺様が強い)様ですね。


受付の許可が出ましたので、


職員と、共に別室にどうぞ。」


某子爵5男

「受付?そんなものいらない!


早く通行証を…」


職員

「ハハ、本当に某子爵様のご子息ですか?


パイン街通行証は、


紙ではなくなった事を、


本物の御貴族様なら、皆知っていますが?」


某子爵5男

「ハァ?」


そんな事を言って、特別室に入れられる


B級パーティー(俺様が強い)御一行様。


そして、申込書を書いて


鑑定珠に手を当てたときに


問題が発生した…


犯罪歴が出る出る出る!


無銭飲食!恐喝?強盗?


パーティー全員出てきた!


職員

「どういうことですかな?」


某子爵5男

「知らねえ! そうだ!これ!見ろ!


子爵家の紋章だ!わかったな!


では、通行証を…」


職員

「申請だと、ジョブが


神聖騎士・神聖重騎士・神聖僧侶


大魔導士・大商人となっていますが、


鑑定の結果、全員が盗賊ですね…。


別人の可能性がある!捕まえろ!」



そして、捕まった 


B級パーティー(俺様が強い)


のメンバーが各々実家に助けを求めたが…


冒険者ギルド特設室

職員

「すいませんが、あなたの鑑定を


させていただきます。」


某子爵執事

「子爵家の紋章はある!


それでも疑うか?」


職員

「本物の某子爵5男様だったら、


犯罪を犯す必要などないのでは?


かなり、そっくり化けたものですな!


その、紋章も奪われた可能性がある!」



某子爵執事

「後で後悔を…なんだ?この光は…」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

鑑定結界


ジョブ 自称 某子爵家執事 殺し屋

    実際 強盗の尖兵 殺し屋


基本 レベル 95


スキル 偽(ニセ)礼儀作法6  

    火魔法5 水魔法5

    ︙

    ︙

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


冒険者ギルド職員

「捕まえろ!」


抵抗する、元執事!


もともと殺し屋…


大乱闘になったが、逮捕された。



これが、始まりだった…。


冒険者ギルドマイークラー支部によって


某子爵が、盗賊に乗っ取られた


可能性があると、大体的に情報が拡散され


そして、冒険者ギルド本部から、


バボン臨時政府にお伺いが、来たのだ。


だが…



バボン先王

「グランドマスター殿!パイン街に、


儂らの事情を言わねばならない。


なので協力を要請する。」


冒険者ギルドグランドマスター マット

「パイン街との協約違反をするつもりかね?」


バボン先王

「ユミ・オオトの事は、儂らでは


どうしょうもない。


大邪神を倒した暁には、


褒美を取らす事を、約束する。」



冒険者ギルドグランドマスター マット

「何を言っている?


ユミ・オオト女史の事は、そちら側の事件。


ユミ女史の(黒の棺)呪いからの開放時に


出された解決策を実行中に、


あなた達が破壊した事を、


冒険者ギルドが背負うつもりはない。


そして、盗賊を匿っている


疑いに関する事の、返事が何一つない。


どういうつもりだ!


まさか、貴族軍団そのものが、


ついに怒りをうけて盗賊認定された


のかな?


(堕悪人)(邪辣人)の事もある。


まさか、そこまで墜ちていると


考えたくもないが。」



バボン先王

「待ってくれ! どうしろと言うのだ!」


バボン国王

「グランドマスター!


盗賊軍団討伐を、少し待ってほしい。


これではまるで、


ユミ・オオト女史が天界に


訴えて、認められたようではないか!」



マット

「バボン国王陛下!何度も言われた事を、


お忘れか?


天界にユミ・オオト女史が認められた事を、


何度も聞かされたはずだ!


(黒の棺)の呪いに抵抗して、


あの屋敷から出ずに頑張った経歴は


既に評価されている。


そして、数々の実績を上げている。


一度、バボン先王達のやらかした事も、


腹が立っても解決策を一度


承認している。まぁ、これはあなた達が


破壊してしまったがな。


実績と、実行で示すしかないのでは?


私達ギルドも、そうする。


それでは。」


バボン国王

「まて!私達は戦争をするつもりはない!


なにかの間違いだ!」


マット

「お前たちが間違っているのでは


ないのか?」


そして、転移して帰っていったマット…。



うなだれるバボン先王…


大邪神との内政実績戦争に、


もはや、貴族優遇を完全撤廃をしないと


勝てないと改めて認識した


国王と先王…



そして…


次の日…



某子爵は、牢屋に入った。


子爵家5男の者達と一緒に…。



□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

執事の職業に…殺し屋


その時点でアウトの様な気がするのですが。


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