第455話 隠れ里復興計画…?



その頃、とある山の隠れ里では…


「宗主様!大変です!」


「またか!今度は何だ!」


「用賀家の総帥就任式妨害特殊編成班が、


全て病院送りになりました!」


「おい!…まぁ理由を言え!」


「それが…高速道路使用するなと…


言われて…一般道をつかったのですが…」


「うぬ、それで?」


「その、編成班主力の支部の奴らが


例のショッピングセンターから来た


怨霊の軍団に捕まり…」


「ハァ?祓ってから行けと言っただろう!


崇高なる計画を立てる我らが、


祓うことすら出来ないとか


言い出すのではないだろうな!」



「その…副宗主達の分家達は…


祓わなかったみたいで…


碓氷峠を、最近買った中古高速バスで、


爆走したみたいで…


カーブを曲がり切れなくて、


谷底に一直線に…


加護のおかげてで、


死亡者はいませんでしたが…


全身骨折など…全治2年とか…。」



「ドリフトしろよ!ドリフト!


(バスでは無理か…)


だいたいな!……まぁ…うん?


全治2年?それボッタクられてないか?


おい!お前!副宗主家の分家だったな!


行け!ボッタクられて黙っているなんて、


崇高なる我が一族の恥だ!


しめてこい!ついでに怨霊も祓ってこい!」



「(俺じゃなくて助かった〜)


宗主様!用賀家の対応をどうしましょう?


お伺いをして…罰を与えてもらうしか…。」


「お伺いするにも、何か実績をあげないと


まずいのは、わかっているだろう!


それに、里の結界の外には


あの怨霊軍団…。」


「いい案がありますよ!


こうなったら、


大赤字ショッピングモールのやつに


努力義務を付けて、達成しなければ


あの怨霊軍団をとりつかせたら


いいのですよ!」



「もういい!くそ!それしかないか…


やれ!すぐにやれ!」


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


都内某ショッピングモール


「さてと、えー!次長として命令する!


今日から君が次長だ!拒否権はない!


わかったね!私はバイトに戻る!


君達は、バイトの私を研修期間は、


しっかりと雇う!


わかったね!それでは実行!」


新次長

「お…恐れ多くも…その、本家が


なんていう言ってくるか…。」


「私の、推薦元は?わかったね!


私の、命令は絶対!


まだ、わ・かって・ないのかな?」


新次長

「わ…わかり…ました…。」


ガクブル?


いや〜トイレ行きたいだけでしょう!


これで晴れて私はバイト!


いや〜掃除が課目に入ったとか


メールが来たとき腹が立ったけど、


よく考えたら人の教育関係だった?



まぁ管理者になる、私は教育するのも


仕事になるから死なないように


教育するのも課目に入っていても


よく考えたら、不思議ではない。



だけど、陰口叩かれてセクハラ受けて


教育が足りない状態で不幸にも


大人になったみたいだから、


少し教育したけれど…


あの男の事を思い出すね…。


(言葉は、暴力だ!)


ハァ…旧地球時代に言われたことが…


何億年も経って…身に染みるとは…。



言葉は、罪に問われない平和な


高尚な手段?



間違いだとは、わかっている。


物理攻撃とは違って、


言葉は平和的手段なんて言うけど、


言葉は人を殺す立派な暴力。



ハァ…。あの男の言葉が身にしみる。


イタイヨ…イタイヨ…


あいつ…なくなって、何億年経った?



明日休みだね…


最後見たのは、今の地球だと


どの国になるんだろう?


大陸も動いたからね。


隕石降り注ぐ中、生き残った


あいつの仲間を、マルダスに送って


あいつは…恐らく粉々に…


まぁ、あいつは、


進んで犠牲になろうとした人達を


気絶させて、脱出船に詰め込んだ


やり方は、酷かったけど…


そうするしかなかったのだよね…



墓参りでもするか…



そんな、事を思いながら


ショッピングモールの


地上憩いスペースで空を見ていたら、



隠れ里から、【収入倍増義務計画】を


押し付けられた社長と副社長が


屋上から、飛び降りた!



頭がすごく痛い!イタイヨ!


クソ!すぐに落下予測地点にある樹木に


強化のバフスキルをかける!


そして、土とコンクリートに軟化の


マジックスキルをかける!


クソ!まだ足りない!


時間停止は、使えない!


そして、私が下敷きになった。


イタイヨ…イタイヨ…。       

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