第434話 客船ムサシ出航!

  大邪神の黒船を監視していたのは、


 フロン達だけでは無かった!


 メイド・ゆみ

「さぁ、皆さん!地球に戻りますよ!」


ユグドラシル

「時空航路トンネル安定を確認!


オビーデルの掩護準備完了!」



「武装客船ムサシ出航!」


メイド・トロイ

「補助ブースター順調に作動!」


メイド・トロイアル

「次元航路トンネル入りました!


即時通過! えーと!聞こえますか?


こちら、トロイアル!


こちら、トロイアル!」



ヘル・キャット

「こちら、地球ヨーガ商店


兼、Jukai事業部!


感度良好!ムサシ補足しました!


太平洋上の研究所島近くに、


誘導します!」



ユグドラシル

「敵が、まだ妨害の可能性あり!


大丈夫か?」



ヘル・キャット

「あー!あいつらか!


あいつらは、食中毒で自爆している。


監視しているので大丈夫!


大教皇は、まだ来ていない!


安全確認グリーン!。」



ユグドラシル

「それでは、管制をそちらに渡します!」


ヘル・キャット

「了解! 主に大丈夫だと言っておいて!」



ユグドラシル

「了解!ヨーと私も式典には行く!」


ヘル・キャット

「了解!」



そして、客船?ムサシは太平洋上の


Jukai石油合成研究所島近くに、


着水した。


付近は、視界1センチの濃霧!


なぜか、1週間前に出来た、


爆弾低気圧による、嵐!


付近には、潜水艦すらいない環境で


軍事衛星ですら補足不能であった。



そして、甲板では


メイド・ゆみと、ヘル・キャットが、


抱擁していた。


眷属同士でわかるらしい。




そして客船?ムサシは、嵐の中を


全く揺れないで真っ直ぐに東京湾を


目指して進んで行った。 



□□□□□□□□□□□□□□□□□


東京湾

 海上自衛隊・海上保安庁合同作戦基地


幕僚長

「総理!本当に、来るのですか?」


大戸総理大臣

「あぁ…帰ってくるのだよ!


中に、イギリスの貴族の方もいる。


アメリカの企業団会長の子息もいるから、


丁重に扱うのだよ。


女子高生達も、親がほとんど海外避難で、


今回の帰還に関わりたくないなんて、


言っているから、名前とかも


公表する気はない!


それは、彼女達の親の意識だから、


マスコミ対策も頼むよ。


官房長官が、発表する!


それだけでいいから!」



幕僚長

「は!………


出ました!レーダーに出たようです!


護送態勢入ります!」



スーツ姿にストレートヘアの

メイド・ゆみが、港に降り立つ。


そして客船からは、召喚拉致被害者が、


降りてくる。



しかし、その模様はマスコミに


映されないように、


ブルーシートなどを使い、


徹底した厳戒態勢で行われた。




総理官邸


そこでは、マスコミが官房長官を

吊るし上げようとしていたが…


なぜか、すごくエネルギッシュな

なぜか、20年くらいは若くなったような?


官房長官に、


まず圧でタジダジの状態であった。



○△新聞

「なぜ、帰還出来た方の名前が、


公表されないのですか!


官房長官!お答え下さい!」



官房長官

「まず、外国籍の方は大使館とすでに


本人確認をしている最中であります。


なので、外国籍の方の対応は、


その後でありますが、


日本国籍の国民は、本人確認中です。


しかし…一部のウェブサイト、


そして、SNSに出ていますが、


遺憾ながら、女子高生達の家族から


関わりたくないなどの意思表明が


すでにされており、


拉致被害者本人にも、そのこと言うと、


個人情報保護を求められました。


そして、今日の記事は大変遺憾です!


総理も!総理も!総理も!


拉致被害者家族です!


あなたの新聞の報道の、


あの、「被害者の心の手記


それに、反する総理の意思」?


では聞きますよ!


あの手記の出どころはどこですか?」


○△新聞

「出どころは、明かせませんよ!


かなり、悲痛な叫びですよね!


どう、あの声に答えるのですか?」



官房長官

「総理は、十分にこたえています。」


○△新聞

「嘘だ!だったら…なぜ総理が


出てこない!」


官房長官

「その手記の出どころは、


書いた本人にも了解を得ずに、


勝手に出した!そうでしょう!


だから、


ここに書いた本人すら連れてこれない!」



○△新聞

「では、これが非公認で


出されたの証拠は?」


「そうだぞ!」


「そうだ!」


官房長官

「その手記は、いや日記は、


学生時代に総理が書いたものです。


もちろん非公開ですよ。


なぜ、○△新聞さん、持っているのかな?」


シーーーーーーーン。



□□□□□□□□□□□□□□□


 その模様を、好物のせんべいを食べながら


テレビで見ていた、


用賀 旬香(ようが しゅんか)


(スミレの母親 用の母親らしい

そして、銭形警視正の姉)


「ハァ? こっわー!」


この人は、スミレが帰って来てから、


それまで、さんざんヘル・ダック達に、


説教を喰らった為に、


その反動で、ワイドショーとかを


ボケ~と見るクセが出来たようだ。


「帰って来る?


帰って来る?


帰って来る?


あーーーーーー!


えーーーーーー!


スミレが言っていたの、


どこかのラノベの話ではなかったの?」


そんなことを言っているこの人の


愛読書もラノベである。


それも腐女子モノ…




後で、また説教タイムが…


ヘル・ダック達も大変だね…

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