第340話 やって来た自称婚約者2
パイン街の大門前…
馬車の中で…自称・冒険者メルトは、
頭を抱えていた。
自分がやったことの結果である。
まさか、こんなに形で出てくるとは…
パイン街に、強力な軍団が現れた。
それは、情報として聞いていた。
だが…その正体が…
初代召喚勇者達…
あやつらは、強かった。
そして、こちらの要望に対して、
はっきりと拒否してきた。
神託で、言うことを聞かなかったので、
反省するまでダンジョンに閉じ込めたと、
聞いていたが…
マズい…
「ゆみ」の事もある。
どうしよう…
とても話を、聞いてくれそうもない。
□□□□□□□□□□□
用は、ムカつきMAX状態であった。
それを見た、メイド・トロイは
もう、ルーラー達との会談をやめさせようと、
提案する。
トロイは眷属化によって、
あまり気にしなくなったが、
実は、用から殺気がものすごい発生していた。
既に、ルーラー始め
ホロン王国第3王女ミルト
3女ミリ
その側近達…
は、ガクブル状態である。
部屋の外からやって来る殺気!
漏らしていた者達もいる。
作戦室でも、
第2王子?ミルトは、
ガクガクの状態であった。
第2王子?ミルト・ラ・バボン
「あわわわ! どうしよう! ダメだ…」
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ヨー・ヨーダァ
「ハァ… やはり、顔すら覚えていない。
結局どうでもいい存在、
使い捨ての存在、
そうなのでしょう?
婚約者?どういう論理で
そんな事を言えるかわかりません。
だが…押し付けようとする事は、
確認しました。
お断りです。」
新侯爵ルーラー
「なっ何さ…ヒッ!…」
ガクッ!
ハイ!ルーラー御一行様全員気絶されました!
用
「地獄ヘ、生きたまま送るか?」
第2王子?ミルト・ラ・バボン
「そっそれは、やめてあげて下さい。」
用
「新任地で、真面目にやっているかどうで、
決めたほうが良いと思うのだが?」
AI
「用様、その…話を聞いてあげて欲しいと、
天界が…」
用
「聞いたけど…あれの、婚約者?
いや、無理! 断る。
人の、顔すら覚えてなかったぞ!
なんだよあの言い草…(-_-メ)」
メイド・トロイ
「一度、外の宿屋に入れて、
頭冷やさせては?」
用
「そうするか。
あと、外の妖怪を退治するか…」
AI
「そんなこと言わないで、
対話を…」
用
「あれが、対話すると思う?
人を駒にしか見てないぞ!」
用?
「妖気! ヤツが攻めて来たのか!」
メイド・トロイ
「どうも引き取れと、送り込まれた
みたいです。
捕まった罪状
(死ぬ思いをさせるほど
マズい物を食べさせた。)
らしいですね。」
用?
「ハァ〜間違い無い本人だろう。
昔、俺も子供の頃、
純粋にマズい物食わされて、
死にかけた記憶がある。」
AI
「(━゛━;)
昔っからですか…
その…実は…」
用?
「天界の誰だ?言ってきたのは?」
AI
「それが…その…ロックがかかっていて…」
用?
「そうだな、そろそろケリをつけるか。」
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その頃、バボン王国の王宮会議室では…
冒険者ギルドマスター ワシャ
「………ど言うわけで、
ミノタウロス軍団でも、
無理だったらしいです。
現地ギルドマスターのドリズからは、
戦争を始めるつもりか!
と、言われましたが、その…
グランドマスターは、
もう戦争が起こる
前提の用意をはじめました。」
バボン王都商業ギルドマスター ゴルダ
「その…商業ギルド・グランドマスターも、
戦争が起こると判断されたみたいです。
既に、戦闘態勢を指示されました。」
バボン国王
「二人からの、連絡は?」
近衛騎士A
「申し上げます。今、特急ハト便が来ました!」
バボン国王
「ルーラーは、失敗した…
怒っている… 止められない…
マイネ様、どうも無理みたいですね。」
元マルダス世界管理者・マイネ
「これを、乗り越えられなかったら、
この世界は、どうしようもなくなる…
これは天界からの命令なのです。
私すら拒否権は、ありません。
え!………」
近衛騎士A
「ヒッ!」
バタン!
バタン!
バタン!
どこか遠いところから、
殺気が、向けられたようだ…
国王も気絶している。
元マルダス世界管理者・マイネ
「私は悪くない!
私は悪くない!
私は悪くない!
私は悪くない!」
受付嬢トーラが現れたとき、
会議室は、冷や汗をかいているマイネと、
気絶している者達がいたらしい…
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用?
「また、マイネのヤツが裏で
動いていたのか!
今度という今度は許さん!」
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