第236話 踊る地獄な宮殿会議!2

バボン王国の宮殿内は騒然としていた!



聖カルッティ王国の内部文書が、そこにあった!


国王と宰相の暗殺未遂


元公爵からの情報流出


冒険者ギルドに、


バボン王国が守られていた事実


そして、各国に対する工作の数々


バボン王国議会は騒然どころか地獄と化した!



暗殺された貴族のあとを継いだ者は、


元公爵派を攻撃する!  





それでも元公爵派も、公爵だけがやっていた!


自分たちは、国を裏切っていない!


その証拠には王都防衛戦には積極的に


参加して、戦果を上げている!


なんとか、切り抜けようと必死である!






地獄の弾凶会議は、2日続いた!


地獄その1 質問された者は、30秒以内に


      答えなければ、有罪!



地獄その2 元公爵派、居眠りすると


      直ぐに質問されて、


      対応できなければ、有罪!



地獄その3 全員、徹夜!



地獄その4 全員、ご飯抜き!



地獄その5 全員トイレに行けない!



最後の時は、全員ヘトヘトであった。



そこに、穏健派のパール公爵の発言が響いた。


(第218話登場の用側の公爵)




武功をもって、戦果をもって、


皆の者に対する謝罪と、


国に対する忠誠を示す!




全員体力的に限界だった…


急進派と穏健派は同意して、


元公爵派は、受け入れた。



ここに、聖カルッティ王国に対する、


対立規定路線が出来た!




□□□□□□□□□


その頃、魔人国シャングラーでは、


魔人王    リゾチーム・デ・へールス

魔人宰相   スクラ・ル・ファート


を、筆頭に緊急会議が開かれていた!



議題発は、用のことである…


しかし、どんな内容かというと…




四天王 ビオ・ジ・アスターゼ

「ジア・ス・ターゼ!なんでその


ヨー・ヨーガ様?を連れて来なかった!


お前達だけ、解呪してもらって!ずるい!」



四天王 オキセ・サ・ゼイン

「そうだ! お前の自慢の魅力で、


メロメロにしてでも、連れてこいよ!


しかも、お前も解呪されていい思いして!」



四天王 タカ・ジ・アスターゼ

「そうだ! 俺たちも連れて行け!」



もう、やっかみ?


羨ましがり?


そんな内容である。


魔人国王の発言がいけなかった!


「いいな〜うらやまし~


オレ、やっと聖水を作れるかどうかなのに…」



そこから、地獄の会議になる!


理屈? いらない!


ヘマ? してないよ! だけど羨ましい!


失態? うん!してない! だけど羨ましい!



ここで、ジア・ス・ターゼの部下が泣き出す。


「魅力でメロメロにしろって言われても、


ジア様や私達では無理です!


第1、魔神様を差し置いて


メロメロにしようなんて、

 

魔神様怒らせて!


この国を、潰すつもりですか!」



この発言が、効いた!


宰相

「まぁ、そのとおりだ!


だが、今の状態ではまずい!


歴代勇者達が、ここに封印されている。


それをなんとかしないと、


こちらの言葉も聞いてはくれまい。」



魔人国王

「そうだな、これまでの


先先代国王の所業もある。


これまでとは違う事を行動で、


証明しないと駄目だという事を


魔神様が、主様と呼ぶヨー・ヨーガ様に


ジア達に解呪をしてよもらうように


促した!一つのメッセージだと思う!


何か、解呪以外の別の


アピール方法はないか?」



ジア

「あの〜、魔神様が出てこられましたよね!


それでパイン街に、


私の父と仲が良かったらしい、


ヴァーミリオン姉妹がいるらしいです。


ヴァーミリオン姉妹を、


懐柔する案もいると思います。


そこで、その〜


国宝の世界樹の種を一つ使って、


我が国の経典通りに、育てて


あの姉妹は、元世界樹の巫女ですから、


それをネタにしてこちらに呼ぶとかは〜?」



魔人国王

「経典!そうだ!


うん!その案も進めよう!


そして、我が国の経典を全面的に出そう!


経典に書かれた、ドブ女と詐欺師女は、


間違いなく、


聖カルッティ王国のオババどもだ!


なら…それと戦った…


邪神とも戦った…


この地に、封じられた大邪神とも戦った…


魔神様と、あの姉妹達と、聖なる従者達の


主って…………………」



「「「「「「あ~〜〜!」」」」」」


全員あごが外れて痛みで地獄を見たのは、


別の話…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る