第233話 ブルドーグダンジョン探検記9
ブルドーグダンジョンの中にいたのは、
氷漬けの「まさき」こと、
前勇者パーティーの賢者担当マサキであった。
マサキ
「あ~思い出した!
それにしても、
よくオレの事を知っていたな。
今は…どれ位時間が経ったんだ?」
用は、一緒に拉致された
「タツヤ」の関係者の親類で、
あの当時、行方不明になった者達を
親類の警察官が探していたから、
知っていた事を話した。
マサキの家族の妹さんとは、仲良しで、
マサキさんの部屋にあったものが
覚えていたので、
思い出す為のキーワードとして、
言ってみた事を話した。
マサキ
「そうか〜 平成が始まったと
思っていたら、令和って元号になったとは!
昭和は64年続いたから、
それくらい続くと思っていたけどな〜」
用
「上皇の制度が復活されて、
それで、当時の皇太子殿下が
即位されたのですよ。」
マサキ
「あ~、動きたいけど、この氷漬けから…」
ピシ! ピシ! ビシ!
マサキ
「ゲ! もうダメかも…
は〜ここから出たら、
いきなり浦島太郎みたいに、年取るなんて
嫌だな~
クソ! あのオババと大オババと
召喚した奴白い服着たヤツ!
こんな所に、氷漬けで閉じ込めやがって!
俺に呪いかけて、「好きにしろ」
なんて言って、あの白い服のやつが、
オババと大オババに実験体として、
この凶気の国に放り込みやがった!
それで、俺は復讐するために、
脱出するために、苦痛に耐えて
力を貯めていたら、
氷漬けにしやがった!
この樹が、助けてくれなかったら、
今頃死んでた!
この呪い………
あれ?
解けてる!
マジか!
まさか、さっきのターン・アンデッドは!」
用
「はい!
マサキさん、詳しく話を聞きたいのですが。」
そしてマサキは、
「ゆみ」が亡霊化していた事と今の状態、
そして、「タツヤ」を探している事、
その白い服は❨?❩と呼んでいて、
この世界を乗っ取ったヤツで、あること。
元の管理者を、探している事を話した。
そして、
マサキ
「この樹も実験体にされて、
もう、限界らしい…
このまま、いっそうのこと…」
用
「マサキさん、ダンジョンマスターに
憧れていたのですよね!
いい方法が、あります!」
マサキ
「オレは、この樹の補助があって
ここまで耐えれたが、もう力が…」
用
「ここに、オレが攻略した、
ダンジョンコアの白ロムがあります!
これを、使って自分のダンジョンを造り
(仮)ダンジョンマスターになれば、
年の進行と、健康問題を解決できます!」
マサキ
「え! 攻略できたのか?
白ロム! マジか! 用様!
よろしくおねがいします!」
話合って、
世界樹(サブドラシル・ブラック)を
樫の木にすり替える!
そして、幻影魔法で世界樹っぽくする!
マサキは、仮ダンジョンマスターになり、
この世界樹のダンジョンを
(と呼ばれているらしい)
ニセダンジョンに取り替えて、
実験体にされた恨みを晴らすべく、
嫌がらせを、するつもりらしい。
パイン街に、転移する魔法陣もコアに
インストールして、
いつでも往来できるようにする。
トロイとトロイアルが、
手伝って、無事蘇生出来た!
あれ?
ステータスプレートに
(用様の従者)となっている!
マサキさーん!
AI
「上で、騒動が起こってます!
とりあえず、移動の準備を!」
用は説得?され、
安定体となったマサキさんと別れて、
ダンジョンの外に出る。
□□□□□□□□□
聖カルッティ王国 王城内宮殿…
用達が、【黒い棺】の中身の怪物と
戦い出した頃
ドッカーン!
突然! 聖カルッティ王国を爆音と共に
地震が襲う!
そして、トロイのホーリーサイクロンのせいで
力場が、強制的に回転して国民のほとんどが
6時間目を回す!
追い打ちかけるように、
トロイアルのホーリーサンシャインの
副効果で、国民のほとんどが、
目の前が、6時間真っ白に眩む。
そこに、用?の攻撃の予波で、
頭の中真っ白に…
そんな中、世界樹のダンジョンと呼ばれていた
洞穴の所から、用たちが出てくる!
世界樹(サブドラシル・ブラック)は、
縮小していき、小さな盆栽サイズになる。
代わりになる樫の木の種を植える!
用がMPを注ぐ!
トロイアルが、ウッドウォールの魔法を
かけながら、成長させる!
トロイが、世界樹に見えるように
枝の長さとか、微調整する。
後は、幻影魔法をかけて
染料も使って、偽装完了!
マサキさんにも、
お手伝いゴーレムを千体渡しておく。
サブドラシルブラックは、マジックリングに
入ってもらって、
行動を開始する。
もともと、世界樹のダンジョンはコアがなく、
サブドラシルブラックの力で、
成り立っていたので、消滅。
その後、「マサキの復讐ダンジョン」に
すり替わった形だ!
用たちは、王城内の宮殿を目指した。
つづく
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