第124話 パイン街防衛 前哨戦2




リッチキングA

「なに!ガイコツ兵団第1隊が、消えただと!」


リッチキングB

「小賢しい!我らがすぐに復活させてしんぜよう!フハハハ!」


リッチキングC

「アレ?復活できないぞ!オイ!怨霊の魂が帰ってきているはずだよな?」


部下リッチA

「それが…魂ごと浄化されてしまったようです。

 何度も呼び戻そうとしても無理でした。」


リッチエンペラー

 「まずいな!神官軍団が待ち受けていたのか?

 リッチ・ジャイアント様の封印を解くのにも、大勢の怨霊がいる。

 オーク軍団をパイン街に行ってもらって、スケルトンキング軍はどうなった?」


部下リッチA

「王都に進行しています。

 もうすぐ、封印の遺跡に到達する予定です。」


リッチエンペラー

「よし!まずは、スケルトンジャイアント様を復活させる。

 オークジャイアント様!よろしいですか?」


 オークジャイアント

「うむ。

 そのほうが効率がいいだろう。

 あと、ダンジョン・コア共鳴の用意をここでするのも手だな。

 時間をかけずにメーンタークのダンジョンからスタンピードを起こさせよう!」



 リッチエンペラー

「すぐに取り掛かります。」





AI

「用様、アンデッド軍が引いてオーク軍団が全面に出てきましたね。」


パイン街冒険者ギルドマスター・ドリズ

「オーク軍団か、物理攻撃で倒すしかないね。

 ゴーレムだけで対応できるけど、どうする?」


「何か嫌な予感がする。

 あれを、動かせるようにしたほうがいいな。」


AI

「アレですか?」


ゆみ

「オーク軍団2部隊、第1防衛線内に入りました! 散弾砲発射!」


「あれ?撤退した? 時間稼ぎだな。よし、此方も戦力増強しよう。」




 バボン王国・王都

宮殿内


宰相

「オーク・ジャイアントはパイン街に向かいました。

 やはり用殿の読み通り、狙いはメーンタークのダンジョンか!」


第2王子?ミルト

「こちらに来るオーク軍団よりも先に、元公爵領のダンジョンを攻略済みだつたのは大きな戦果だな。」


宮廷魔導特戦部隊長

「今、元公爵領ダンジョン跡の映像が出ました。

 やはりダンジョン跡をリッチ達が何か探しているみたいです。

 あと、パイン街周辺の映像が出ます。」


 用たちが、スケルトン軍団とオーク軍団にスキルを撃ち込む場面がでる。


「「「「オ~スケルトンが浄化していくぞ!~」」」」


国王

「すごい!万の軍団が一撃で浄化か!」


ミルト

「死の森のゴブリン・ジャイアントの軍団の猛攻の中で、勝利に導いた力は本物ですね。」


国王

「ミルト、わかっているな。ここが落ちたらパイン街に行け!」


ミルト

「いいえ、ここを守り抜きます。その上で結婚を申し込みます。」


国王

「ハァー、どちらのミルトも頑固だな。」


宮廷魔導特戦部隊長

「リッチ軍団が、遺跡に集まってます。」


国王

「まさか、何かあるのか?」


宰相

「我が先祖が、当時の勇者と共に巨大スケルトンを封印したと云われる場所があの辺りです。まさか…」


国王

「遺跡の状態は?」


王都・冒険者ギルドマスター代理

「付近は、呪われており近づくだけで死にます。

 状態は悪いかと。

 あとアンデッド用の聖水を大量に作るので、対策は精一杯です。」

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