第119話 ブリードル帝国vsゴブリン軍
死の森から、駆け抜ける軍団
ゴブリン
コボルト
Tレックス
スライム
死の森から、魔の森に入りブリードル帝国内に侵入した。
後ろからは、ゴブリン・ジャイアントがやってくる。
魔の森のブリードル帝国の反対側の魔の国シャングラーから斥候が来ていたが、全て無視して行軍する。
対するは、ブリードル帝国軍。
装備はボロボロである。
だが、ポーションのおかげで体調だけはいい。
召喚勇者達も、ポーションの質が上がったのか、見て分かるほど回復が早くなった。
だが、皇帝だけは真っ青だった。
フロン皇女だけでなく、使い魔を聖ボロボーン王国に派遣していたが、送られた映像はひどかった。
真っ黒なのである。
スス?いや、焼けたあと?
石が溶けている?
ボロボーン宮殿が半壊していた。
人影が見えるが、何かを配給しているみたいだ。
そして、国王がいない?
何があった?
クソ!早くフロン皇女をあそこに送って、追加の召喚勇者を増やさないと!
なに!ゴブリン・ジャイアントがこっちに攻めてきた?
皇太子を、前線に送る。
ポーションはありったけ集めさせた。
武器が、足りない。
召喚勇者の中で、錬金とか鍛冶をやりたいとか言ってたやつがいたな。
仕方ない。やらせてみるか。
ポーションをもっと集めさせようとすると…
宰相
「陛下、バボン王国にも、オーク・ジャイアントが動き出したようです。」
皇帝
「ポーションは?」
宰相
「昨日までで、在庫5000万本です。」
皇帝
「バボンの王は、ブリードル帝国にゴブリンが来るのを知っていたのか?
でなければ、こんなに売ってはくれんだろ。」
宰相
「賞味期限付にして、大量生産ですからありえるでしょうね。
あの召喚勇者達の召喚漏れの者が作っているとの情報が来たときは、ポーションそのものを疑いましたが、どうも違うみたいです。」
皇帝
「兵が足りなくなる前に、民兵を募集しろ!
国境からも兵を呼び出せ!
ホロン王国からニセ金貨を使って、素材を集めよ!」
宰相
「は!すぐに!」
勇者達は?
杉谷
「なぁ?七瀬?オマエ鍛冶するのを許可されたんだろ?」
七瀬
「うん、杉谷君どうしたの?」
杉谷
「お前、少年誌マンガ読むか?」
七瀬
「少し。」
杉谷
「お前、用賀に気があったろう?
アイツの読んでたマンガで剣客ものがあったの知ってる?」
七瀬は顔を真っ赤にしてうつむく。
旧田丸
「ズケズケと言わないの!
杉谷は何が言いたいの?」
杉谷
「その作品でな、刀が刃こぼれするのを見越して、初めからノコギリみたいな刃にした日本刀が出ていたんだ。
そんなのを作れないかって相談だったんだ。」
帆山
「あったな。だけど強度的に大丈夫か?」
野波
「斬馬刀とかは?」
帆山
「重すぎるかもな。」
旧田丸
「ねぇ?
包丁研ぐ時に当てるだけで研げるって便利グッズあるけど、あんなのないの?」
杉谷
「あれな、家の店で使っていたけど、あんまり研げなかったぞ。」
帆山
「なぁ、モンスターの油が切れ味を落とすのなら、洗剤だな。」
野波
「さすが!そうか、みかんっぽい果実あったよな。
アレで石鹸を作ってみるよ。」
旧田丸
「女子的に、シャンプー作って欲しいけど、できる?」
野波
「(女子達からの圧がスゲーな!)経験積んだら作れる用になるかもしれない。まず石鹸から作るわ。」
しかし、石鹸で剣を洗って斬る防衛戦が意外と、後でいい結果が出たのは後の話です。
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