バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編

第91話  スーパースタンピードの前触れ




  新章(バボン国王・聖カルッティ王国乱闘編)


  魔国の南の魔の森の中でもあり、バボン王国と聖カルッティ王国との国境地帯でもある、その地域に変化が起こっていた。



 大きな大きな卵があった。

 高さは20mはあるだろう。

 その茶色の大きな卵に、ブタ系モンスターのオークが整列して突入していた。

 卵の殻は柔らかく、オークは卵の中にゆっくりと一列になって入ってゆく。

 音もなく、叫ぶのでもなく、ただ黙って入ってゆく。

 その周りには、1万を超えるオークが卵を守っていた。


 そしてある日、卵の殻が固くなり、オークの突入がなくなった。

 今度は、オーク達がゴブリンの村を襲ったり、コボルトを襲ったりしだした。

 卵の前に供物?みたいに、ゴブリンやコボルトの死骸を置く。


 その時。大きな卵にヒビが入りだした。


 出てきたのは、オーク・ジャイアントであった。

 ゴブリンやコボルトを食べだした。


 ブヒュゴー!


 辺り一面に、オークが集まりだす!

 オークの大軍が、作られようとされだした。

 バボン王国側の村人が、見ていた。

 村人は必死に、逃げ帰り村長に報告する。

 村長は避難を決定。


 近くの街に行くことになった。

 報告は、バボン国王に入る。



  一方、聖カルッティ王国側では、ヨウ・ヨウガを呼び出す為の会議が行われていた。



 使い魔で、国境を監視していた者達から急報が入って来る。

 「オーク・ジャイアントが出た。」

 首脳陣の顔が、真っ青になった瞬間であった。



…………………………………


 なんと!卵生ではないはずのオークなのに、


 なぜかオーク・ジャイアントだけは卵から産まれた?


 新章(バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編)


 始まります。

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