第77話 とある人達(その1)

 ちょうど、警視庁の銭形警視正達がバブル期の事件現場を再現場検証をしていた頃。



 ある女性A(30歳代)

「ハァー、疲れた。母さん、どうしたの?」


 とある女性B(60?歳代?)

「いやね、ここがあの子の通っていた道だったでしょ。何か手掛かりがないかな~って。」


 女性A

「もう、バブル終わったのよ!まだバブル気分なの!あの変態はいないの!わかった!」


 女性B

「いくら変態であっても、実の兄を変態扱いはいけないわよ、変態だったけど。そういえば、妹の変態息子が学級クラスごと消えたらしいわね。ほんとうに、うちの家系は行方不明と変態が続くわね。(´Д`)ハァ…」


 女性A

「あの時のね、突然行方不明になった人のうち2人の関係者の弟が、今の総理大臣になったって噂があるわよ。」



 女性B

「大戸総理ね。覚えているわよ。もうそんなに時間が経ったのよね。時々ハガキがきてるわよ。そういえば、任期中に切り札を切るって言ってたわよね。」


 女性A

「あれ?現場に誰かいるよ。何をしているんだろ?」


 女性B

 「紫のライト照らしてるわね。あれ?あの方は見覚えがあるわね。事件関係者だわ。」



 銭形警視正

 「今すぐ、再現場検証に入ります。」



 近づく女性達


 刑事・銭形の部下 

 「すいません、ここは現場検証保護の為に侵入禁止になってます。」



 女性B

「あの〜、確か、銭形さんでは?」


 銭形警視正

 「これは!マサキさんのお母さん。」



 女性B

 「覚えてくれていたのですね。」


 銭形警視正

 「忘れるわけありません。私もあれから警視庁に務める事になりまして、未だに探しています。」



 女性A

 「(うわ!カッコいい(≧∇≦)bあの時の子供が、こんなに渋くなって!ジュルリ(^q^)どストライクだわ)そ、そうなのですか。まさか今度の高校の失踪事件も?」



 銭形警視正

 「まだ、わかりません。しかし手がかりがあまりにもない。しかし、共通点が多い。」



 女性A

「そうだ!あの時に起こったことなんですが、家の隣に、今も住んでいて無線をやっていた方がいるのですが、その時に変な音声が無線に入っていたみたいですよ。」


 銭形警視正

 「…その音声の録音とかあればいいのですが…」


 女性B

「あると思いますよ。録音テープ聞かせてもらったことがあるから。変な言葉が入っていた覚えがありますよ。」


 銭形警視正

 「…手がかりであればいいのですが…」

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