第75話 その頃天界では。(用のステータス問題編)
用のステータスは、なぜ表示されないのか!
ここ、天界世界制御システムメンテナンス室での最近の難題になってしまった問題である。
もともと、マルダス世界にはステータスなんて機能は無かった。
しかも、用からのAI経由でのダンジョンリポートによると、ダンジョン構造が某レトロゲームそのものの構図だったらしい。
あんなリアルにあったら困るダンジョンを作るか?
ほんとうに、イタリアの多種類業やってる赤と緑のつなぎ服着ている兄弟呼ばないとクリア無理じゃね?
レポートにあった某レトロゲームを、地球に派遣している者に取り寄せてもらおうと、思っていたら持っていたらしく、早く手に入った。
ついでに、ゲームのプログラムとハード機のプログラムの解析図まで付いてきた。
地球地上員さん、ヒマなのか?変わり者とは聞いていたが?
しかし、解析図のおかげで他のマルダス世界乗っ取りプログラム解析班にも、進展があった。
(?)のやつ、ゲーム機のプログラムとソフトのプログラムをそのまま、無理矢理マルダス世界制御システムに入れてやがる!
(# ゚Д゚)
なんだこりゃー!
道理で、無茶苦茶だった訳だ!
コンピューター言語は、ハード毎に違う。
さらに!ソフト毎に、プログラミングする人が違うからプログラミングのクセが違う。
解析途中の、わけわからんプログラミングの謎も少しわかった。
そして、マルダス世界ステータスシステムも、実はスマートなわかりやすいシステムではなく、各ゲームのステータスシステムそのままを使っており、マルダス民の誰にどのゲームシステムのステータスプレートが適応しているかなんて、バラバラであった事がわかった。
そしてステータス内容も、いいかげんなものであった事が判明した。
例えば杉谷でいうと、
某○○クエストのプログラムだと
レベル36
HP 3000
MP 150
AG 5
INT 5
GR 5
DB 5
:
:
SP 180
某ジュラシッ○○ーク表記だと
HP 2500
MP 300
SP 36
となり、数値・表記なども変動する。
HPやMPは共通だが他のAG?とかは、そのゲーム内ですら意味が無い表示だったので、リアルになってどんな効果が出るかと言っても、
「わからない!」が答えだ。
しかも、無理矢理感ハンパないのでマルダス民ですら、スキル使えば魂に負担または痛みが発生していたはずである。
痛みで思い出した!
用さんの頭痛対策を考えないと!
だけど、激痛耐性とか痛覚耐性とか付与した地上では神レベルのアイテムを上の許可とって用に黙って使用したが、全く効かなかった。
ためだ!
この様子を1つ上の部所も見ており、頭をかかえていた。
かなり上の部所に、報告することになるらしい。
ステータス問題については、他の用のクラスの者たちは出るのに、用だけ無理だつた。
どうも、システムメモリ関係ではないな~
なんとなく、某○ラゴンボールのスカウターで戦闘能力測ろうとしたが、戦闘能力が高すぎて計測出来ないのではなく、うちの上司が計測使用したらセンサーが感知出来ない?みたいな状態なのだ。
上にこんな、いいかげんと思われても仕方がない報告書を出してしまったんだよ。
だけど、上は、怒ったみたいだが上の上の上の上の上の上の上?の方がこれでいいと言って承認してから、怒られなくなった。
だけど、技術部所のプライド?みたいなものもあるから、研究もしているが難しい。
それにしても、マルダス制御システムのやつもほとんどのリソースが使用不可のポンコツ状態なのに、用さんと上手く対応してるよな。
そんな事を考えながら、今日も天界技術部所の方々は働きていた。
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