第24話 ホロン王国ペルト街を目指す(その5)

洞窟なか、聞こえてくる声がある。


 「ヒール」「ヒ↑第24話ホロン王国ペルト街を目指す(その5)〜ル」「ヒ〜ル↓」


 なかなかうまくいかないようである。


AI「おかしいですね。回復系だとスキルであろうと魔術・魔法であろうと、基礎呪文はヒールなんですよ。」


「他に回復系のものってないの?」


AI「そうですね。結界系のシャインベールという魔法だと、結界内で回復します。

 あとは、浄化系のシャインゲイザーですかね。

 だけど最低10人で起動する神聖魔法ですから、可能性は低いかと。」


 「よし!片っ端からやっていこう!」


………………


数日後…


 「ターンアンデッド!」


 フワー


AI「やった♪ 起動しましたよ。浄化系ですね。と言うことは、あの時発動したのは回復した事を考えると上級のシャインゲイザー以上の魔法ですね。」


 「だけど、アンデッド以外には効かないんだろ?攻撃系の魔法が良かったよ。」


AI「今使えなくても、呪文は片っ端から覚えたのですから、適性が付くか覚醒すればすぐに使えますよ。」


 「うん。がんばるよ。」


AI「浄化系も役に立つのですよ♪ クリーンって生活魔法が使えるはずです。」


 「クリーン!」シュワシュワ~


「おお!スゲー!風呂が入れなくてムズムズしてたけど、スッキリした。」


AI「もうそろそろ、私も実体化出来そうなのでペルトの街に着いたら、背中流しますよ♪」


 パタン くー くー くー


AI「あれ?お疲れ様です。

 本当はターンアンデッドはレベル1000以上のハイプリーストの神聖魔法ですよ。

 聖女でも難しいものです。

 シャインゲイザーなんて今は使える人は実はいません。

 だけど用様だったら出来るかもしれないですね。

 ひょっとして、浄化系のリジェネなら使えるかも?明日試してみましょう。」

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