第32話 アイリとの再会

もうすぐ、ダンジョンボス攻略がありそうだ。

準備が必要だ。


今日は、準備の日にした。


本当は、メンバーを追加する必要がある。

奴隷を買うのが一番てっとり早い。

ボッチの僕にとって一番良い手段だと思う。


一人で奴隷商に行った。


えっ!

びっくりした。

アイリがいる・・・。


アイリは瞳をそらした。


奴隷商に聞いた。

「この子は、どうして奴隷になったんだ?」

「借金奴隷だ」


奴隷には2種類ある。

・借金奴隷:借金を返済すれば解放される

・犯罪奴隷:一生解放される事はない


騙されたのか。

騙されやすい娘だったからなぁ。


「いくらで買える?」

「100万ゴールドだ」

高い。

けど、解放したい。


「その娘と話をしたい」

「どうぞ」


アイリの前に行った。

「アイリか?」

「はい」

俯きながら答えた。

「なんで借金奴隷なんかになったんだ?」

「ごめんなさい・・・。

 ノブシゲの忠告をきかなくて。

 あの男に騙されて・・・」

「そうか。

 なんとかしてやりたいが、お金が足りない。

 ちょっと時間をくれ」

「えっ。あなたを信じなかったあたしなんかを助ける気なの?」

「助けたいと思ってる。だって親友だろ」

そう言って奴隷商の元に行った。


「購入したいと思っている。

 けど、もう少しなんとかならないか?」

「95万ゴールド」

「もう少し」

「92万・・・90万なら。これ以上は無理だ」

「購入したいと思うが、金策が必要だ。

 1週間時間をくれ」

「わかった。手付を払ってくれ。

 今日中に10万ゴールドだ。1週間で金策できなければ没収だ。」

「了解。今日中に持ってくる」


僕は奴隷商を出た。

ギルドに行き、預金から10万ゴールドを出す。


同時に全ての薬を売りに出す。

明日まで時間がかかるらしい。

もどかしい。けど、仕方ない。


奴隷商に行き、支払った。


今まで貯めたお金が30万ゴールド。内10万ゴールドを使った。

薬にプラスして装備を売れば買えるが、その後が厳しい。

売らずになんとかしたい。


高く売れれば50万ゴールドぐらいになると思うが・・・。


金貸しを使うか?

借金は危険だ。

けど、アイリには代えられない。


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※ アイリの説明追加


◆ノブシゲ

 ・冒険者ランク Cランク

 ・情報師 Lv36

 ・人間族 18歳

 ・武器:ショートボウ(毒属性付与)レイピア

 ・防具:皮の兜と鎧(認識妨害属性付与)皮の靴(スピード付与)

     皮の小手(光魔法付与)

 裏切られた事が多く、人の見る目はない

 172cmでそれなりにかっこいい

 攻略に関する準備や作戦立案、索敵活動が得意

 秘密にしているが、様々な装備や道具を作る準備をすると神級

 サクラとエリザベスのハーレム関係



◆サクラ

・冒険者ランク Cランク→Bランク

・レンジャー Lv22

・エルフ 17歳

・武器:弓(威力は凄い)ショートソード

 防具:皮の兜と鎧、靴、小手

 165㎝でおっぱいが小さいがすらっとした美人さん

 特に緑のショートヘアーと眼の可愛い


 

◆エリザベス

 ・冒険者ランク Aランク

 ・情報師 Lv60

 ・猫耳族 19歳

 152㎝でおっぱいとお尻が大きくエロい体つき

 みんなのアイドル

 人間関係等人に関する情報収集が得意



◆アイリ

 ・冒険者ランク 不明

 ・聖者 レベル不明

 ・小人族 18歳

 ノブシゲの学友。

 お人よしで騙されやすい

 ノブシゲと奴隷商でのびっくりする再会を果たす



◆ユリ

 ・冒険者ランク 現在は不明 別れた時はCランク

 ・鍛冶師 現在は不明 別れた時はLv40

 ・ドワーフ 18歳

 ノブシゲを裏切ったパーティのメンバーで結婚を誓い合った仲&幼馴染



◆あやめ

 ・冒険者ランク 現在は不明 別れた時はBランク

 ・剣士 現在は不明 別れた時はLv45

 ・狐獣族 19歳

  ノブシゲを裏切ったパーティのリーダー&幼馴染

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