悔い改めてください!

ねっつ

プロローグ

「悔い改めてください」


目の前にいる女から出てきた第一声がそれだった。

ここは何処だ?目の前の女は何者だ?

なんでここにいる?



思い出そうとするが、何も思い出せない。

ただ、さっきの言葉に対する返答だけは思い浮かんできた。


「悔い改めるような事なんてないね」



そう言うと目の前の女は悲しそうな顔をした。そして一人でブツブツと何かを言いながら覚悟を決めたような顔をしてこちらに向かってきた。


「次の転生先を決めました。また1からやり直してください。そして次こそは目的を果たしていただきます」


何を言っている?転生?

そもそも目的ってなんだよ。


「必ず、この世界を救ってあげてください」


世界を救う?何言ってんだこいつ?

そう思ったところで目の前が急に真っ暗になった。








「............夢か」


目が覚めるとそこは見覚えのある天井だった。


俺の名前は朝比奈 透...








じゃないよな?あれ?なんだっけ?

頭の中がぐっちゃぐちゃになりながら目覚めた最悪な朝だった。

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