第2話 不機嫌
学校から帰った。
「なんで、ノブの良さがわかんないの!」
星華は怒っていた。
「そんなの人それぞれ。
そんなに怒ってどうするの?
僕は、星華だけいれば良いんだけど・・・」
「確かに、そうかもしれないけど・・・」
学校で僕の悪口を言われたらしい。
「冷静に考えてよ。
星華は美人だけど、僕はかっこよくない。
釣り合わないと考えても不思議はない」
「でも・・・」
「仕方ないよ。
少しは良くみられるように努力する。
どうすれば良いか教えて・・・」
試行錯誤する。
やっぱり、コンタクトにした方が良い?
「そういえば、1年前の写真がある。
こんな感じでどうだろう?」
「これ、かっこいいよ。
なんでやめちゃったの?」
「言い難いんだけど・・・、元カノのプロデュースなんだ」
「なるほど、それでね。けど、これに近いの考えるよ」
「よろしくお願いします」
星華の機嫌はなおった。
良かった。
そういえば、元カノからもらった財布をまだ使ってる。
もしかして、嫌かなぁ?
「ごめん。ひとつ聞いてもいい?」
「なぁに?」
「元カノからもらったこの財布。変えた方が良いかなぁ」
僕は財布を出す。
「うーん。
物には罪がないし、センスも良いからそのまま使っても良いと思うけど・・・」
「元カノからもらったものだから、気になるなら変えようと思って・・・」
「私は気にしないよ。
それより昔の事、聞いても良い?」
星華は少し遠慮がちに言った。
「いいよ。
基本的に隠し事なんて、ないし」
「元カノとは、どんな事したの?
セックスはしてないって聞いたけど・・・」
「そうだねー。
セックスはしてない。
僕は童貞だね。
何かあるかなぁ・・・。
そういえば、水着着用だけど、一緒にお風呂は入ったなぁ。
あとは、水着にエプロンとか・・・」
星華の顔が少しづつ赤くなっていく・・・。
・・・
「今日、一緒にお風呂入ろうか」
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この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。
真田信繁
高校3年生
趣味は本とアニメ、ドライブ。典型的な陰キャ
高校2年生の夏、事故で両親を亡くす
祖母以外に親族はいない
親の職業柄、お金の管理能力や説得、実務能力は超高校級
親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる
高校生ながら、家を買う
幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・
半同棲をするも、浮気され、子供ができて別れる
めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなるが、別れて元の姿に・・・
星華とつきあい、かっこよくする
高校3年生になってすぐに免許を取り車を買う
家出した星華を家に招待し、同棲を始め、彼カノの関係となる
預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)
愛車:K-OPEN(軽自動車のスポーツカー)
星山星華
高校3年生
今年から転校してきてクラスメイト、人気ランキング2位の美人
陽キャグループに属し、学校では多くの人と話しているが
お友達はいないらしく、親と喧嘩して家出し、
信繁の家に泊めてもらい同棲を始め、彼カノの関係となる
料理が上手
星山権蔵
星山星華の父
真田信繁の事を気に入る
田中めぐみ
元同級生
信繁の幼馴染
勉強も学年でも1桁の優等生
運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい
ボン・キュ・ボンでスタイルも良い
陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった
信繁の事がずっと好きだったらしい
今回、めでたく彼カノの関係に・・・そして半同棲を・・・
晴彦と浮気をしてしまい、子供ができて信繁と別れ、退学する
自分の息子に信繁と名付け、育てている
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