第9話 朝食

めぐみが初めて泊まり、別々に寝た翌日。


自分の寝室の扉を開けると包丁の音がする。


トントントン


めぐみが朝食でも作ってくれているのかなぁ。


僕は台所に行った。


「ノブ、おはよー」

めぐみが足音で気が付いたみたい。


「おはよう。はやいね・・・。えっ!」

びっくりした。

めぐみがキッチンで料理している。

白いエプロン以外の布が見えない。

裸にエプロン・・・。

男のロマンだけど・・・。


「どう?この恰好?」

「みっ魅力的だけど・・・、僕の理性がなくなる・・・」

「だって、昨日も一緒に寝てくれなかったんだもん。

 エプロンの下、見る?」

いたずらっ子みたいな笑顔でいう。

「み、見たいけど、だめだよ」

「ほら」

めぐみは白いエプロンをめくった。


・・・

予想とは違う


白いビキニを着ていた。


「びっくりさせないでよ。心臓が止まるかと思った。

 けど、この恰好でもすごくエッチだよ」


めぐみはケタケタ笑ってる。


「あっ、ノブ、大きくなってる」

僕は恥ずかしくて、回れ右して自分の部屋に帰った。


・・・10分後・・・


リビングに戻った。

僕には賢者タイムが・・・。


めぐみに揶揄われて、ちょっと恥ずかしい。

急いで朝食を食べた。


朝食はすごく美味しかった。

ひとりじゃない。

久しぶりの朝の幸せを感じた。


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校2年生

趣味は本とアニメ。典型的な陰キャ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいない

親の職業柄、お金の管理能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

高校生ながら、家を買う

幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・

めぐみ父から『セックス禁止』の条件でお泊りを許可される

めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなる


預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)



田中めぐみ

高校2年生

信繁の幼馴染

勉強も学年でも1桁の優等生

運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい

陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった

信繁の事がずっと好きだったらしい

今回、めでたく彼カノの関係に・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る