第3話 告白

「はい」

ニコやかにスプーンをくれた。


二人で仲良くパフェを食べた。


「ノブ、ご馳走様」

お腹いっぱいって感じだ。


「こちらこそ、宿題のお礼だから・・・。

 変な事きいてもいいか?」

「なに?変な事って」


「めぐみって人気あるじゃん。彼氏いるのか?」

「いないよ」


「付き合って下さいって言ったら怒るか?」

「告白?」


「うん。かっこ悪いんだけど・・・。

 釣り合わないとも思うけど・・・。

 親が死んでからずっと寂しかったんだ。

 夏休み、めぐみが来てくれてうれしかった。

 その日、帰る時、寂しかった。

 そして今日、楽しかった。

 このままの関係を崩したくない。

 その気持ちもあるけど、もう少し深い仲にしたいって思ったんだ」

「たしかに、かっこ悪いね。

 けど、いいよ。

 ずっと好きだったし」

めぐみの顔が少し赤い。


「えっ!そうなの?そんな素振りなかったと思うんだけど・・・」

「女は女優だからね。女なんていらねーって感じだったし」


「おじさんとおばさんに挨拶した方が良い?昔、可愛がってくてたし」

「今度よろしくね」


「学校ではどうすれば良い?

 贅沢かもしれないんだけど、本音は、あんまり目立ちたくない」

「それは贅沢!あたしは仲良くしたい。嫌なの?」


「希望には応えたいと思うからいいよ」

「もう一つお願い良いかなぁ?」


「どうぞ」

「イメチェンしよう。アドバイスするから」


「いいよ。ファッションは全てお任せします」


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この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校2年生

趣味は本とアニメ。典型的な陰キャ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいない

親の職業柄、お金の管理能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

高校生ながら、家を買う

幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始める


預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)



田中めぐみ

高校2年生

信繁の幼馴染

勉強も学年でも1桁の優等生

運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい

陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった

信繁の事がずっと好きだったらしい

今回、めでたく彼カノの関係に・・・

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