続・月の影に、隠れしモノは。~巫女・神子たちと、異界に住む鬼・河童・人魚たちとの不思議譚~

しんいち

月影村…

はじめに

この作品は、「月の影に、隠れしモノは。」の続編です。

一旦の別れの後の、続きの話となります。

前編もお読み頂けましたら幸いですが、お読みでない方の為、簡単な「あらすじ」と登場人物紹介から開始します。

前編を読まれている方は、次話の『出産』からお読みください。



――前編のあらすじ――


太古の昔よりの鬼との因縁に巻き込まれた慎也たち。神隠しに遭って送られた異界「仙界」にての試練を乗り越え、元の世界へ帰る。

元芸能人の舞衣は、慎也の正妻に。祥子(1000歳超の平安時代人)・恵美(忍者?)・沙織(総理の孫)・杏奈(総理の孫)・環奈(総理の孫)は妾となり、仲良く一つ屋根の下に暮らすことになった。

異界では子を産むことのできない鬼たちの為に、子を産む力を持った「神子」を妻として差し出すのが、舞衣以下、慎也の妻たちの使命。無事神子を出産し、鬼たちとの諍いも解決。女鬼アマ・トヨ・タミも迎えて子を生させ。成長した神子も一緒に鬼の住む妖界「月影村」に送り出した。

同時に、使命を終えた沙織・杏奈・環奈は、強制的に実家へ戻された。また恵美は神子たちに付き添って月影村へ旅立っていた。



主要登場人物 


川村慎也 一応、主人公…? 奈来早神社宮司。たくさんの妻に囲まれ、傍からみればハーレムだが、実際は憐れにも尻に引かれている…。人付き合いは苦手で、一人が好き。治癒の異能力を有する。


川村舞衣(旧姓高橋) 元芸能人で、超絶美人。慎也の正妻。親しい相手限定だが、テレパシーが使える。


賀茂祥子 慎也の第二婦人。本来、平安時代の人。老いない仙界で千年超を過ごし、慎也のおかげで人界に戻ることが出来た。念力・浮遊・治癒等、様々な異能が使える。


尾賀恵美 慎也の第三夫人。尾賀流剣術(実態は忍術)師範代。神子を守護する役目を負う「尾張賀茂神社大物忌」の後継候補者。現在、妖界月影村に、指導者として出張中。


山本沙織 慎也の第四夫人。恵美の親友。内閣総理大臣を務めた内藤権兵衛の孫。異能力「淫魔の力」を持つ。実家に強制送還中。


山本杏奈・環奈 沙織の双子の妹。慎也の第五・第六夫人。医大生。実家に強制送還中。


田中実 奈来早神社総代。地元の有力者。


田中美雪 田中実の孫。大学生。バイト巫女として、神社を手伝っている。慎也が初恋の相手。慎也たちの事情も知っている。


山上早紀 美雪の親友。鬼の事件に関わり、助け出され、以後、美雪と共に神社でアルバイトをしている。


野村亜希子(旧姓桜井) 女医。沙織たちの叔母。野村医療研究所所長。鬼に襲われたのを救われ、またもあり、慎也たちの下僕状態となっている…。


野村徹 亜希子の年下の夫。亜希子と同じく、鬼に襲われたのを慎也たちに助けられ、慎也たちを命の恩人と仰ぐ。


アマ 妖界月影村に住む鬼。神事を司る大婆の後継者で、「姫」と呼ばれる。念力・浮遊・金縛りの異能力を使え、千里を見通す「宝珠」を操る力も持つ。


テル 妖界月影村の住む鬼。アマの弟。村長の後継者「若長」。「神子」愛の、夫。


月・歌・咲・幸・里・愛  妖界にて子を産む力を持つ「神子」。それぞれ、順に、恵美・杏奈・環奈・沙織・祥子・舞衣の、娘。

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