26日目
今日は、きっと人生で最後だろうということがありました。
それは、「人生最後の三輪車」「人生最後の小学校の教室」「人生最後のその人との会話」みたいに、やろうと思えばできるけどやらないことで、その事自体は特に喜ばしいことでも悲しいことでもないんです。
ただ、これは人生で最後だろうな、という予感がなぜかそれを違った風に見せます。人生最後の○○。それだけで、そこに意味があるような、深い悲しみがあるような気がしてしまいます。
そうやって人生最後をいくつも経験していって、僕も死ぬんだろうなと思います。これから先、何をするにもその言葉が頭をよぎりそうです。これは人生最後かもしれない。そう思うと、何もかもが大切に見えてきます。
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