すみません、今さら無理です

相澤

第1話

「アレクサンドラ! お前との婚約を破棄する!!」


 煌びやかな飾り付けられた会場で行われた学校の卒業パーティの最中に、私の婚約者、いや、もう元婚約者が突然叫んだ。

 周囲は静まりかえり、この突然の状況に理解が追いついていないようだった。


 彼はこの国の第一王子で、元々は友人だった。仲は良かった。それもあって、十歳で婚約した。

 彼は王太子になるべく、私は王太子妃になるべくお互いに励まし合いながら勉学に励んだ。


 彼は優しくて、誠実な人柄だったと思う。常に私を婚約者としてだけでなく、一人の女性としても尊重してくれた。

 元々は友人だったこともあり、情熱的な恋愛感情が芽生えることはなかったが、ゆるやかに二人で恋心を育んでいっていると私は思っていた。


 彼はとても人気のある人だったので、令嬢からは嫉妬され、我が家と権力争いをしている人たちからの嫌み攻撃も凄かった。

 王太子妃教育では、それを上手に躱す術も習ったが、いくら上手に躱せても心が傷つかないわけではない。

 それに気づき、支えてくれたのも彼だった。


 将来は二人で支え合い国を良くしていこうと誓い、勉学や公務が忙しくても、わずかでも時間が空けばお互いを訪ねる。

 その関係が婚約から四年間続いた。そんなの、好きになるに決まっている。彼も当時は私の事を好きでいてくれていた確信があった。


 王立の学園に入学してからもそれは続いていたが、彼は二年生の時に編入して来た伯爵令嬢に興味を持った。


 彼女は伯爵と侍女の間に産まれた子どもで、つい最近まで平民として暮らしていた。

 今まで知ることができなかった平民の生活を、実体験と共に教えてくれるので、非常に興味深いと言っていた。


 彼も私も常々、国を良くするために平民の生活を知る必要があると考えていた。

 けれど、立場上なかなか視察に行くこともできず、やきもきしているところだったのだ。

 彼は彼女に話を聞く度、私にも色々なことを教えてくれた。


 私も彼女に興味を持ち、機会があれば話しかけてはみたのだが、警戒されているようでほとんど話はできなかった。

 彼によると、平民育ちの庶子として少なからずいじめにあっているらしい。


 確かに彼女のマナーは貴族令嬢として必要なレベルに達していない。

 彼女が在学中にきちんとした貴族令嬢になれるよう、影からフォローするようにした。


 彼を信頼しすぎていたのか、半年ほどして彼がおかしくなっていることに気が付いた。

 気が付けば彼は、私との時間を持たなくなっており、毎日彼女と過ごすようになっていた。


 父に彼がおかしいと告げた。


「結婚前の火遊びくらい許してやれ」


「火遊びでは無いと思います。父から陛下に進言して、きちんとした調査をお願いします。場合によっては私との婚約解消も視野にいれて下さい」


「そんな事で忙しい陛下のお時間を取らせる訳にはいかない」


 王太子妃教育で訪ねた妃殿下にも、彼がおかしいと告げた。

 妃殿下は、陛下に父と同じ様ことを言われてしまい、表立ってはできないが母親として注意すると言ってくれた。


 妃殿下も陛下の火遊びの後始末に巻き込まれることがあるそうで、困った事が何度もあるそう。

 それでも陛下の火遊びは結婚前は密かに行われていて、妃殿下を蔑ろにされる事は今でもない。


 妃殿下は私の調査が必要だと思うと言う言葉に賛成してくれたが、陛下が必要性を感じてくださらない為に、調査は行われないと教えられた。


「相談してくれたのに、私には何の力も無くて申し訳ないわ……」


「いえ、慕っている妃殿下が、私の味方だと思えるだけでも心の支えになります」


 私が直接彼に話をしようとしても、話は聞いてくれるが行動に変化はなく、そのうち面会さえ拒否されるようになった。


 愛されていない婚約者として、私は辛い状況に置かれるようになった。

 周囲からの誹謗中傷、嫌がらせ。傷ついても彼は寄り添ってはくれなくなった。

 そんな状況の中でも、損得なしに側に残ってくれた親しい友人たちだけが頼りだった。


 妃殿下は独自に息子の情報を集め、余りの酷さに私にお詫びをしてくれ、一旦王太子妃教育は休むように言ってくれた。

 久し振りにできた自由時間を好きなように過ごすようになった。友人と遊んだり、様々な本を読んだりして過ごした。


 卒業までの後一年、日に日に状況は悪化していくだけだった。


 父に再度婚約を解消するように申し出たが、返事は以前と同じだった。

 むしろ彼女を側妃か妾として迎えるべく陛下と動き始めたという。それぐらい許容できなければ、王太子妃に相応しくないとまで言われた。

 妃殿下も陛下に働きかけてくれたが、聞き入れてはもらえなかったそうだ。妾の線が濃厚になっているらしい。そして、今日である。


「かしこまりました」


 私は優雅に一礼をして、その場を立ち去った。彼女の周囲にいる、彼を含む複数の上流貴族の男たちが何か騒いでいたが、無視した。

 彼らも彼女に夢中になっているのだ。


 王子に不興を買うかもしれないのに、友人たちが心配して見送りに来てくれた。

 家まで付き添おうとしてくれたが、それは断った。ただ、優しさに涙がこぼれた。


 突然屋敷に戻ってきた私を母は心配した。卒業パーティでのことを告げると、優しく労るように抱きしめてくれた。

 父は私の話を聞き、怒りも露わに王宮へ向かった。今更だ。

 私は何度も彼のことを報告していた。あまりにもおかしいと。今まで動かなかったのは陛下と父の判断だ。


 母や侍女に促され、私は部屋でゆっくりと休んだ。過保護すぎるほどに面倒をみてくれて、思わず笑いそうになってしまった。

 私はそのまま外出せずに、一週間ほど屋敷で過ごした。友人たちが手紙をくれて、心配をしてくれていた。それでもう、充分だった。


 私の中で、彼のことは既に過去のことになっていたのだ。


 父がやっと会いに来た。明日、陛下と謁見することになっていて、詳しい事情はその時に話すと言われた。

 詳しい事情など、今さら必要ない。婚約が白紙に戻ったのなら教えてくれればいいと言ったが、教えてくれなかった。どうしたというのだろう。


 謁見の間で陛下に会って、詳細を説明された。

 彼女は魅了魔法によって、彼や、彼らを魅了していたのだという。

 この一週間で魅了魔法は無効化され、皆正気に戻ったそうだ。そして彼女は今、陛下によって拘束されているそう。


 ……だから? 私が感じた正直な感想は、それだけだった。

 私たちのような上流階級では、魅了魔法や洗脳魔法にかからないよう、アミュレットが国から渡されている。

 彼らはそれを、彼女の前で外してしまったらしい。


 もう一度言う。だから?

 二人で話をしなさいと、彼と二人で部屋に押し込められた。今さら二人になるなど、苦痛でしかない。


 彼は心底反省しているようで、僅か一週間の間にやつれているように見えた。

 整った顔に浮かぶ何とも言えない雰囲気が、妙に色気を醸し出していた。容姿だけは、本当に整っている。

 けれど、私は元々彼を見た目で好きになったわけではない。


「今まで、すまなかった」


 彼はしっかりと腰をおって謝罪をしてくれた。王族としては異例の対応だとは思う。

 けれど、今更な気がして、私はそれに返事ができなかった。


「許してもらえるとは思っていない。彼女の前でアミュレットを外してしまった、私の落ち度だ。だが、私にやり直す機会を与えてくれないだろうか」


 表情は真剣だった。学園に入学する前の彼と同じ、優しく、誠実な彼の顔があった。本当に魅了魔法にかかっていたのだろう。


 言葉が思い付かず黙っていると、彼が言葉を重ねた。


「愛しているんだ。婚約する前から、ずっと」


 その言葉で、私は自分の気持ちを再確認し、言うべきことがわかった。


「殿下が魅了にかかってから、およそ二年。私がどのような思いをしてきたかおわかりですか」


「そのことについては、本当に申し訳ないと思っている」


 彼は心の底からそう思っているようだった。悲痛ともいえる表情をしている。


「今も、私を愛していると?」


「今だけじゃない、昔からずっとだ。これから一生をかけて償わせて欲しい」


「でしたら……。婚約を解消して下さい。そして、私に慰謝料として一生不自由しないだけのお金を下さい」


 彼は絶句してしまったようだ。口を開いては閉じた。何も贅沢な生活を送りたくてこの様な事を言っているのではない。

 この先新しい婚約者が見付からなかった場合、私は働かなければならない。もしかしたら兄が私を養うつもりでいてくれるかもしれないが、その様な状況は私も望んではいない。


 高位貴族の令嬢が出来る仕事と言えば、更に高位貴族のお付きか家庭教師しかない。元王子の婚約者にそれは難しい。

 だからこそ、慎ましく生きていけるだけのお金が欲しいとお願いした。正常に戻った彼なら、私の思いを正しく受け取ってくれていると思う。


 辛抱強く待っていると、彼は席を立ち、私の肩に手を置いて懇願してきた。

 失礼ながら、正直触られるのも遠慮願いたい気持ちだけれど、そこは我慢した。


「魅了魔法にかかり、彼女をアレクサンドラだと思い込んでいただけで、私が愛しているのはアレクサンドラだけなんだ!! 考え直してくれ」


 言い訳が支離滅裂になっている。彼も自身が行った後ろめたい事実に気が付いているのだろう。


「……殿下。正直に申します。私も殿下を愛していました」


「ならば、何故……」


「勿論、最初は苦しみました。自分の何が悪かったのか、色々と考えすぎて食欲がなくなり、睡眠も思うようにとれなくなりました。何度となく泣きもしました。ですが、いつまでもその様な状況は続きませんでした」


 彼は私が言おうとしていることがわからないようで、目で先を促してきた。


「最初は殿下に対する異性としての愛情、その次に友情、それらを失うには充分な二年間でした。私が薄情なのかもしれませんが、あの様な仕打ちを受けて、人としても好きでいることは私には無理です」


「それは、私が魅了魔法にかかってしまったせいで……」


「殿下としてはそうかもしれませんが、私にとってはずっと真実でした。心が冷めるには、充分な時間です。陛下や父も彼女を妾にすれば良いと考えていました。それすら許せない狭量な女は王太子妃には相応しくないとも。私は相応しくないのです」


 彼は視線を漂わせた。言葉を探しているのだろう。幾ら言葉を重ねられても、私の気持ちは変わらないだろう。


「……十年……」


「えっ?」


「私が最も信頼している侍女が、仕えてくれてからの年数です。私は彼女の前でもアミュレットを外したことはありません。殿下は、出会って数ヶ月の女性の前でアミュレットを外したのです」


 ようやく私の言いたいことを理解したのか、彼の綺麗な瞳から涙がこぼれ落ちた。それでも私の心には何も響かなかった。

 自分の気持ちに勘違いなど何もなかった。私は、彼に対する全ての興味を失っていた。


 魅了魔法のせいだったと聞かされても、心は動かなかった。完全に失ってしまった気持ちを取り戻すのは、難しい。

 努力すればいいのかもしれないが、そんな意欲も湧いてこなかった。アミュレットを自ら外した時点で、もはや信用もできなかった。


「もし、私をまだ本当に愛してくれているというなら、婚約を解消して下さい。殿下との将来は、私にとってはもう考えられません」


「お願いだ、考え直して欲しい。私に、機会をくれないか……」


「すみません、今さら無理です」


 彼は恥じ入ることもなく泣いていたが、やはり私には響かなかった。

 話は終わりとばかりに彼の手をどけ、部屋から出た。最後のつもりで振り返ると、彼はその場で膝をついて泣いていた。


 私は父と合流して屋敷に戻った。彼が納得していないという一方的な理由で、残念ながら婚約は解消されなかった。

 私に時間が必要だったように、彼にも時間が必要なのだろう。少しは待とうと思えるくらいの、幼馴染みとしての情はまだ残っていたようだ。


 それから毎日、彼は私に贈り物を届けた。興味がないので放置していたのだが、父に促され渋々開封した。

 王族からの贈り物を処分する訳にもいかず、気に入った物は頂いて、そうでないものは放置した。侍女にあげたかったのだが、さすがにそれは不味いと思ったのだ。


 一緒に添えられていた手紙は読むこともしなかった。彼は会いにも来たが、会わなかった。

 父は彼と私を会わせようとしたが、私の気持ちを理解してくれた母と侍女が阻止してくれた。


 父はせめて手紙に返事をするように言うが、興味も無い人に手紙を書く気になんてならない。

 もう、何を書けばいいのかさえわからない。


 母はにこにこしながら、縁談を持ってきた。母は、密かに陛下や父、彼の仕打ちにずっと腹を立てていたのだ。

 ずっと前から、私の相手を探していたと聞いて思わず笑ってしまった。


 母はずっと私の味方だったが、既にそこまでしてくれているとは思っていなかった。

 私は友人のお茶会という名の顔合わせで、彼らと交流していった。友人も母と同じ考えで、協力してくれたのだ。


 正式に婚約が解消されていないために、踏み込んだ行動はできなかったが、素敵な男性に縁談のお相手として再会した。

 以前から、素敵な人だと思っていた。十歳も年上ではあるが、穏やかで、誠実で優しい人。今まで独り身だったのが不思議なくらいだった。


 フリート様はいつも誹謗中傷に晒されている私を、さりげなく助けてくれていた。

 彼との関係が悪化する前からだ。彼との関係が悪化してからは、フリート様の友人と私の友人も巻き込んで助けてくれていた。


 フリート様は以前いた婚約者に裏切られて婚約を破棄したと噂があるので、最初は同情かとも思ったが、よくよく考えれば彼との関係が悪化する前から助けてくれていた。

 社交界の噂はあてにならないので、本人に直接確認することにした。


「フリート様、不躾な質問を許して頂けますでしょうか?」


 フリート様は穏やかな笑顔でもちろん、と仰って下さった。


「以前婚約者がいらっしゃったと伺ったのですが……」

 フリート様はいずれ聞かれることになるとわかっていたのか、少し悲しい顔ではあるが話してくれた。


「お恥ずかしい話ですが、婚約者に他に想う人ができてしまったのです。ショックを受けてしまいまして、しばらくそういうことからは気持ちが離れてしまったのですよ」


 詳しく話してくれた内容は、ほとんどが噂と同じだった。

 噂では、婚約者が浮気しただけではなく、妊娠していたと言われていたが、彼はそのことについては言わなかった。

 それとなく話をむけてみたが、否定もしないし肯定もしない。きっとそういうことだったのだろう。


 散々な目に遭っていたのに、相手のことを悪く言わないところにも好感が持てた。

 そして、隠さずに話をしてくれたことが、信頼できると感じた。


 母に気に入った人がいると伝えたら、父を介さず妃殿下に直談判に行ってくれた。


「大丈夫よ。妃殿下はあなたの力になれなかった事を非常に悔やんで下さっていてね。何かあった時に今度こそ力になりたいと、私たちの考えに賛同して下さる方々を集めて下さっていたの」


「まぁ……」


「私たちだけでは力が弱くとも、数が揃えば、男性にも味方が出来れば、話は違って来るわ。しかも、あなたが早くから異常性を認識して調査を依頼していたのに、それを放置した陛下たちにも責任があると味方して下さる人もいた。あなたのこの二年間の行動の結果よ」


 辛かった時期を思い出したが、それに涙を流すほどでは無かった。やはり私にとって、全ては過去の事になっていた。

 妃殿下の力添えもあり、多額の慰謝料と共に婚約は解消された。



 私は一年間の婚約期間にフリート様との絆を深め、結婚した。今はとても幸せです。


 彼はショックで体調を崩しているらしく、一部の人からは私が薄情過ぎるとか言われてはいるけれど、彼は自業自得だと思う。

 薄情も何も二年間もあんな扱いをされれば百年の恋だって冷めると私は思う。


 そして、女性という生き物は、一度見切りをつけた相手に再度恋をすることなどないのである。


 もちろん、全ての女性がそうではない。同じように彼女の魅了魔法にかかっていた人の中でも、婚約者とちゃんとよりを戻した人もいる。


 けれど、私は酷い仕打ちをされても好きでいられるような人間ではなかった。

 たとえそれが、本人の意志とは無関係と後から知っても、冷めた気持ちは戻らない。

 事実を聞いた後でさえ、彼女を信頼してアミュレットを外した彼が悪いとしか思えなかった。


 今日もフリート様の仕事終わりに、ゆったりと応接室でお茶を飲む。一日にあった出来事を話す時間を私たちは大切にしている。


「殿下には、感謝しかないね。こんな素敵な女性を手放してくれるなんて」


「ふふっ。間違ってもらっては困りますわ。私が、彼を、捨てたのですよ」


「そうだったね。私も捨てられないように気をつけなくては」


 フリート様を捨てるなんて、今の私には考えられません。急に過去の事を思い出さされたので、仕返ししましょう。


「貴方の元婚約者様はどうしているの?」


「さぁ……。彼女はもう社交界には出てきていないからね」


 結婚後にフリート様のお母様から話を聞きました。元婚約者は妊娠しており、お相手がお相手だったこともあり、社交界にはいられなくなったそうです。


「私も彼女に感謝しなくては。こんな素敵な旦那様を捨ててくれたんですもの」


 旦那様は困ったように眉を寄せた。重要なところを間違えるから、怒っているのです。それでも旦那様の瞳は穏やかなままだ。


「手加減してよ……」


「私が捨てられたように言うからですわ。でも、元婚約者様は貴方の何を気に入らなかったというの?」


 本当に不思議だ。何より性格が素晴らしい。仕事もできる。顔は殿下には負けるかもしれないけど、悪いわけではない。好みの問題だと思う。


「僕が……、節度を保った距離でしか、接しないのがご不満だったそうだよ」


「そんなの! 紳士なら当然のことではありませんか!」


 ありえない。大切にされている証拠だというのに。思わず旦那様に同情の目を向けてしまう。


「もう、そんな過去のことはいいじゃないか」


「それもそうですわね」


 毎日穏やかな時間が流れていく。もし、自分の気持ちに蓋をして彼を受け入れていたら、こうはならなかっただろう。

 信頼できない人を支えるのは困難だ。


 貴族令嬢としては失格かもしれないが、私にだって幸せになる権利はある。


 私の味方をしてくれた母、友人、妃殿下には感謝の気持ちで一杯だ。そして、こんな私を愛してくれた旦那様にも感謝しかない。

 この素敵な関係が続くように、努力を怠るつもりはない。


 もう一度言う。私はとても幸せです。




 お父様が引退された後、お母様はお父様と離れて暮らす事を選んだ。フリート様が快く準備を手伝って下さって、感謝しかない。

 父も若い頃から派手に女性と遊び続けていたのだ。それでも老後になれば妻が寄り添ってくれると思っているのは、傲慢な考え方だと私は思う。

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