第6話 花を慈しむ

咲いた花は いずれ枯れてしまう

どんなに キレイに咲いていようとも

最後は カラカラになって チリになる


じいじも ばあばも 父も

最後は枯れてしまった


大事にできていたなんて

胸を張って言えやしない

大事にするべき時は

やはり形のあるときが一番だと思う


それでも 

亡くなってしまってからは

どうしようもできないから

供養して

気持ちを伝えるのがよい


おなじことを繰り返さぬよう

身近な人も忘れない

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