私、この戦いが終わったら結婚するんだ〜何年も命懸けで働いて仕送りし続けて、遂に戦争が終わって帰ってきたら婚約者と妹が不倫をしてて婚約破棄された〜

第39話 メタルイザベラvsイヴ・ペンドラゴン

『ーー砲身鉄拳制裁（バレルフィスト）』

「kmファぢおいおgハエrkzぃPBイオパフォgはえんりおgのいあいおあrがお」

腕を巨大な砲身へと変え、イザベラをブン殴る、巨大なハンマーと変わらぬそれは常人が食らった場合、即座にミンチに変わるだろう、しかし、イザベラは何食わぬ顔でイヴの一撃を受け止める、イヴの見た目に似合わない怪力を見た目通りの剛腕で耐えきるイザベラ。

「ーーチッッ、『回転式杭打ち機（リボルバンカー）！！』」

「ーーーッッッ？？！！、hmん澪qhんぎおくぃおうgんくぃおにおあbねいおんh」

「効いたか？」

「御家ウィオンgほのgないおにおrご0」

「…………タフだな」

殴り合いでは埒があかないと察した私は杭を何本も打ち込む、射程距離を捨て、敵をただ貫通する事に特化した杭達は見事イザベラの体を貫通、彼女は悲鳴のような奇声をあげる……が、すぐに傷口が治癒していく………どうやら私以上に機械との融合率が高いのだろう、機（・）械（・）の（・）部（・）分（・）が（・）治（・）癒（・）能（・）力（・）を（・）持（・）っ（・）て（・）い（・）る（・）よ（・）う（・）だ（・）っ（・）た（・）。

「………どうやったか知らないけど、無理やりペンドラゴン家の『機人化』の力を使えるようにしたのか………」

「フフフ、タダツカエルダケジャナイ！！、イマヤワタシハアナタイジョウノチカラヲテニイレタノヨ！！」

「悪いことは言わない、今すぐやめた方がいい………人に戻れなくなる………」

「アアン？？！！」

「私以上に機械と融合した身体、機械部品自体がかなり高い治癒力を持っていて、確かに一瞬だけなら私を超えていると言ってもいい………だけどそれは蝋燭の火が消える前の最後の光のようなもの………その力はちゃんと何年もかけて体に馴染ませないと必ずしっぺ返しを喰らう…………そんな無茶な扱い方、私ならともかく、貴女みたいに特訓サボってた奴には手に余ーーー」

「ーーーーgんも3ウィ五におyんhw45んh120yい0hぎ90えhくぃうnyh二十四位hくぃうnyh二十四位hy二十位y0」

「ーーーーッッッッッッ？？！！」

私の話に苛立ったイザベラは身体中からミサイルや砲弾を撒き散らす、全てが私へと殺到する、驚愕しながらも全て回避する私。

「gにおえい0yq3い5おyぎ0hんが0瀬t0hyn0えyて0y0ht0f」

「一つ、聞いておきたい、なんでこの街を襲ってた？」

「ベツニコノマチヲネラッタワケジャナイ、ドウセセカイをホロボスンダ！！、ワタシヲイジメタセカイナンテナクテイイ！！」

「……ここまでの化け物にならないと正直になれないってのも皮肉な話だね……」

様子を見ている限り、無理やりやらされてるということではないらしい、機械と入り混じった醜い体と魔物より化物染みた奇声、こんな酷い状態ならなければまともに本音を言えない妹が少しかわいそうに見えた。

「……カノン、ギア上げるよ、『妄想歯（パラノギーー）』ーーーーー」

ーーーーーーーー

『僕が近くにいる時以外にこの机上楼閣の愚女（エアリス）と機械仕掛けの有翼幻獣（キマキナ）は使ってはいけません』

『なぜですか？』

『体への負担が大きすぎます、今回のように連戦を仕掛けてくる敵がいるかもしれないじゃないですか！！』

『…………』

『………それとも偽の婚約者には貴女の体を心配する権利すらないのでしょうか？』

『ーーーッッッ、そ、そんな事はないです！！』

『なら、約束してください、僕が近くにいない時、もしくは信頼できる仲間がいる時以外は使うのは控えてください………イヴさんは自己犠牲が過ぎる時があるので………自分が無理をして他人を救えるのならいくらでも無理をする、といった風に……』

『………気をつけます……』

ーーーーーー

「…………」

『マスター？』

机上楼閣の愚女（エアリス）を発動しようとした瞬間、ロイとの会話がフラッシュバックする、そうだ、彼に言われていたんだ、そう簡単に使うなと、リコイルスターターを引っ張ろうとしていた手が緩む。

「gmねおいwqんぎおあr35んくぃ0んh〇位どじxビオghTBdkzpmKBpがこpんt保カイdkzpmKBpがこpんてょかいhにおえにおthにgほqgq！！！」

「ーーーーッッしまった？？！！」

私が見せた一瞬の隙をイザベラは逃さず突いてくる、彼女は奇声を上げながら私を巨大な腕で持ち上げる。

「ラクニハ殺さない……タップリ痛めつけてコロシテヤル………」

「ーーーッッッ痛」

なんとか抜け出そうと力を入れるも、イザベラの力の方が強く、キリキリと万力の如く、徐々に、しかし確実に閉じていく手のひら。

「ワタシノカチネ、ジャアネ、オバサン……」

「………」

「ーーーーその人から手を離せ化け物ッッッ！！」

「ーーーッッッッッッんギオ絵おtにおsフォイイオニアえおgへおtにほzんbどfにgそd0hげんhげ0おwんh0おtwね0んhw0げw〇位g？？！！！？？？？？」

勝ち誇るイザベラ………刹那、アレックスの剣が私を拘束している腕を斬り落とす、あまりの激痛に悲鳴を上げるイザベラ、金属同士を擦り合わせたようなノイズが大音量で鳴り響く。

「大丈夫か、イヴさん！！」

「ありがとうございます、アレックス様」