第25話アホと休日1
「ーーー俺がフリーズに爆破され、そこでアイツは怒りで覚醒してスーパーコバト人になったってわけよ」
「す、すげぇ!!!」
「それで!!それで!フリーズとの戦いはどうなったの!!!」
「ボメック星はフリーズのエネルギー弾によって崩壊寸前、竜球によってイヴとフリーズ以外の人間は全て俺たちの星へ移動した、そして星の終わりと共に最終決戦が始まる」
「で、でも何で竜球にイヴさんの移動を願わなかったの!!」
「それはな、イヴが界竜王様に頼んだんだ、自分はここに残ると」
「な、なんで!!」
「それはな、世界一の強さを持つフリーズのフルパワーを見たく、そしてそれを真っ向正面から倒したかったんだよ」
「か、カッケェ!!」
「ね、ねぇ俺もスーパーコバト人になれるかな!!」
「それはちょっと難しいかな、俺ですらまだなれてない、スーパーコバト人になるためには穏やかにコバトルを愛する気持ちと高い戦闘能力が必要になる」
「ええ!!、なりたいよ!!」
「しょうがないな、ほら」
「何これ?」
「コバトル人形だ、これをいつも身につけてコバトルを愛すればいつかなれるさ」
「わかった!!」
「いいか?、くれぐれもクマモイとかに乗り換えちゃダメだぞ」
「うん!!わかったよお兄さん!!」
「よし、良い子だ」
「何やってんだテメェ」
「ーーーーアバンストラッシュッッッ??!!!」
アルバートに仕事を教えて数週間、そろそろ一人で任せても大丈夫と判断し、やっとなんの気兼ねなく休日を謳歌できる、そして気晴らしに散歩していると公園で見知った顔が子供に嘘を教え込んでるので飛び膝蹴りを喰らわせる。
「な、何しやがるーーって、イヴ、いやコバトか、久しぶり~」
「わざわざ言い直さなくて良いっての、久しぶりじゃないよ、ハル」
これが件のアホ、竜人族のハル・セルリアン。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます