第8話・・「 新曲完成 」
5月2日(日曜日)
特別授業が終わり、また僕らはLIVEの為の曲作りをしていた。
僕はあきら先輩とゆうじ先輩に特別授業で作った歌詞に曲を付けて貰うことにした。
「先輩方、この詞に曲を付けて下さいよ。」
「これが特別授業で作った歌詞か?」
「はい!」
「まぁまぁの歌詞書いてるじゃん」
「先輩方、ありがとー」
「まずはこうして!あーして」
・
・
・
こうして「二人の幸せ」は完成した。
「二人の幸せ」
作詞 海斗 作曲ゆうじ&あきら
編曲『エターナル』 歌 のどか
さぁ!今からでも、
海に行こう!
星空を見に行こう!
海岸線、車飛ばし着いたのさ
誰もいない砂浜
月が二人を包み込み
波の音(ね)が騒いで!
夜空の星をを眺めたら
涙が溢れ出す。
そしていつか二人の幸せ
考えている夜だよ。
自分が、小さく
感じる時には
思いっきり泣けば良い。
涙を出し思い切り泣き叫べば
感じなくなるさ!
だから心配する事ないよ。
さぁ!勇気を出して
自分の殻から飛び出そう
海を泳ぐ様に
そうすればいつの間にか
心に朝日が昇るよ。
僕達『エターナル』の4曲目のオリジナル曲だった。
この日は夕暮れまでこの新曲の練習をした。練習後いつもの様にいつものファミレスで食事をした。
「やはりここのグラタンはうまいよな」
「先輩は本当にグラタン好きですね!」
「うちなぁ!ここの豚カツ好きやぁ!」
そんな話でいつも盛り上がる僕たちだった。
5月3日(月曜日)
今日も僕たちは集まりLIVEの打ち合わせがあった。今度のLIVEも他のバンドとの共同でやるため持ち時間は30分位曲にして7曲はいる!今の僕たちにはまだ4曲しかない。だからまだ3曲は必要だが、あとLIVEまで2週間しかなくどーにかしてあと2曲作りあとMCでカバーする事にした。
まだまだ地獄の曲作りと練習が始まる。
「海斗、作詞のペースが遅いぞ😠」
「あきら先輩人使い荒いよ!」
「最近詞が先の曲作ったからなぁ!」
・
・
・
「あ~して、こ~して」
こうしてまた新しい曲が生まれた。
「愛の物語(ラヴストーリー)」
作詞 海斗 作曲 ゆうじ&あきら
編曲『エターナル』 歌 のどか
見渡す限り地平線
空と大地のレイアウト
北の大地で知り合った
君と僕とのラブストーリ
「どこから来たの?」
「どこまで行くの?」
電車の中で語りあった
どこまでも続く線路の上を
僕達を乗せて電車は行くよ!
南の島で偶然に
君を見つけて駆け寄った
驚いた様な君の顔
そっと君を抱き寄せた
あの時の約束
覚えているかな?
二人で交わしたあの約束
どこまでも続く人生の道
二人手を繋いで歩いて行こうよ
『エターナル』のオリジナル曲の5曲目が完成した。
とりあえずあと1曲だ。
「海斗!疲れて無いか?」
「先輩まだ行けますよ!」
「うちはもうダメや!ちょっと待って」
あの強いのどかが弱音をはいた。
確かに無理は無い。ずーっと歌い続けて来たからだ。
「ようしちょっと休憩しよう!」
「ご飯でも食べに行くか?」
と先輩達が言う。場所はいつもの様に、
ファミレスだが!
「今日は、軽めに済まそうぜ!」
「先輩まだやるんすか?」
「海斗弱音はくなよ、時間が無いんだから」
「そりゃそーですけど」
今日のうちにあと1曲作るつもりでいるらしい!
食事後・・・
僕らはまた部室に戻り曲作りを開始した。
φ(..) カキカキ カキカキ カキカキ カキカキ
・
・
・
数時間後、本日2曲の曲が出来た!
「恋は突然に」
作詞 海斗 作曲ゆうじ&あきら
編曲『エターナル』 歌のどか
※突然過ぎた恋の始まり
今でも不思議で仕方がないよ
おどけた時も、甘えた時も
君との恋愛(こい)
を噛み締めながら※
ある夏の日、向日葵畑で
僕達は出逢う
「すいません」の一言
振り返る君
僕達は恋に落ちた
あの夏がなかったら
今でも他人同士だね
運命の出逢いだった
※~※繰り返し
△突然過ぎた恋の結末
今なら何とか受け止められる
甘えた時もふざけ合った時も
君の笑顔を浮かべながら △
別れた次の朝苦しくて
悲しくて
涙が止まらず
お互いに燃え尽きていた
別れる事が前提で
あるのならば
あんなに燃える事
無かったよね
△~△繰り返し
※~※繰り返し
△~△繰り返し
こうして僕らは、また6曲目の曲作りが終わった。
第8話・・「新曲完成」・・完
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次回第9話・・「LIVE活動」に続く
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