第5話・・「ピクニックで・・・・・」

4月25日(日曜日)

今日は晴天で、まさにピクニック日和

バンドのメンバーと各自お弁当を持って集まる予定になっているのだが!


AM7時

「今日はピクニックかぁ!何年ぶりだろう!」


僕はウキウキしながらピクニックの準備をしていた。


「母さん、お弁当ありがとう。夜景見て帰るから遅くなる。」

「まぁ!楽しんできなさい。」


僕は母さんに見送られて家をあとにし鼻歌、歌いながら待ち合わせ場所に向かった。


「みんなお待たせ!」

「遅せえぞ海斗!」

「先輩達が早すぎなんすよ!」

「あら!うちもおるやけど?」

「のどかちゃんもいたの?メンゴ」


和気藹々(わきあいあい)な雰囲気が場を和(なご)ます。


そして、ピクニックに出発する。

すると、のどかが突然、腕を組んできた。


「うわっ!何すんだよ!」

「だってうちら付き合ってる事になっているんだから良いんじゃない?」

「まだ根に持ってるの?」

「そんな事ないよ。誰に見られるかわかんないし、恋人同士なら腕ぐらい組むでしょ!」


のどかには本当に驚かされる!でも、こんな性格の、のどかだから惚れているのだが!・・・

でも・・・(本当の僕の気持ちには気付かない彼女だ)


     🔷     🔷


季節はもう春というよりは初夏に近い気温だ!


「少し暑いよな!」

「あきら先輩愚痴らない!愚痴らない」


僕らの目的地は3キロ先の小高い公園だそこからの街の眺めは綺麗らしく、夜は夜景が綺麗らしい。


今日は夜景を見て帰る予定にしているので、なんか?そわそわしている自分がいる。のどかと夜景かぁ!なんか本当の恋人同士みたいとひそかに想っている自分がいた。


季節は春だから色々な花が咲いている! 蒲公英(たんぽぽ)は特に綺麗な花で好きな花の一つだ。

目的地まで色んな話をして盛り上がった。 主にバンドの話をした。


1時間後、目的地に着いた。目的地に着くと僕らはまず、ビニールシートをひいて休憩場所を作った。


「あきら先輩もっと左に寄せましょう」

「海斗、こうか?」

「あきら先輩OKです」


こうして休憩場所ができた。

そこからの眺めはとても綺麗で忙しい僕らの気持ちを和ませてくれた。


「本当に綺麗な景色だなぁ!」

「先輩、そうですよね!」

「綺麗やなぁ!」

みんな口々に声をだした!


その小高い公園にはすべり台やブランコやシーソーなどの遊具もあり、大人でも楽しめる公園だった。


暫(しばら)くは遊具で遊んだ!

すべり台にブランコ

子どもの頃を思い出していた。


揺れるブランコに僕はメトロノームを何故か?思い出していた。

いつも音楽の事をかんがえているのだろう!


どれぐらいの時間遊んだのだろう?

お昼を知らせるサイレンがなった。僕らはお昼にする事にした。


色とりどりのお弁当が並ぶ、みんなで分け会いお昼ごはんを食べた。


「海斗ん家の弁当旨いやん」

とのどかが誉める!

「そうかい☺️」

僕は誇らしげに微笑んでいた。

「のどかのサンドイッチもうまいよ。のどか作ったの?」

と僕は聞いた?すると、のどかは

「あたりまえやん。女子やで」

とのどかは言った!

和気藹々の中お弁当タイムが終わり、


僕らは、公園でバトミントンで遊ぶ事にした。

試合はダブルスでする事に!

のどかとのダブルスだ。僕は気合いが入っていた。

「それ! とう! やぁ!」

みんなの声がこだまする。

たのしい時間が過ぎて行き夕暮れが近付いて来る。


夕暮れになると街に灯が点って行く。その灯りはキラキラと輝いていた。


その灯りは夜でも消える事なく夜景として残った。

僕達4人はその夜景に感動していた。


第5話・「ピクニックで・・・・・」完

何気ない日常のひとこまです。

第6話をお楽しみに!

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