異世界物語(オーバー・ザ・クルセイダー)

神威ルート

第1話 プロローグだよ~♪

宇宙は《収縮》と《膨張》と言うなの《呼吸》をする。


まるで、生き物のように…


ならば、宇宙にも《生》と《死》の概念があるのだろうか?


そう語った《誰か》が誰なのか、今はもう私の記憶の中には存在しない。

只、私がまだ《人》であった時の記憶の一部としての認識だけはあった。



私は…

今 《死》を迎えようとしている《宇宙》の一つを瞬きもせず見つめていた。

私の使命は、その《宇宙》の死後、新たな《宇宙》を想像する事である。


只、それを《誰に》命ぜられたのか定かではない。

何故、それを当然の如く行使しているのかも今はもう知るよしもなかった。


その《解らない》が《何故》なのか、想いを巡らせる為…

私は、眠りにつこうと思う。


この生まれたばかりの次元の中で………


後に《地球》と呼ばれるであろう、あの星の懐で………


私が、唯一明確に記憶する星名と同じ星の元で………




てなこと言われて始まる前に~~♪

銀河系の中心より、約二万八千光年離れた名もなき太陽系…

ここは九つの惑星と一つの恒星、二つの衛星で成り立っていた。

そしてこの太陽系の中でも第三惑星に位置する《地球》は、数多くの転移者・転生者が様々な時を刻んでいたのだった。


また大気圏外には、高次元のテクノロジーが集約する《ロムトレート》と呼ばれる巨大な衛星都市が存在するのだが、この都市は《月》と並ぶこの地球の衛星の一つにもなっていた。


地上においては、地表の約4/3が海で囲まれ精霊や妖精、亜種達が人と共に暮らす自然豊な星であり、さながら《異世界》と並び称される世界なのだった。



このロムトレートを拠点とし、同時にこの太陽系を統治する国王 《アダム・フリード・カイザー》は、転生者・転移者ではない事から《始まりの王》またはその容姿から《黒王》等と呼ばれていた。

そして王妃である《白騎》事 《イヴ・メルトローム》と共に政(まつりごと)携わっているのである。



この国の特徴として、常駐する軍の他に《ガーディアン》と呼ばれる16名の聖騎士と《ジョーカー》と呼ばれる2名の聖騎士が存在しており、外交または内政の他に 内外的な驚異に対し、独自の判断でその権限を執行し、事の沈静化にあたる責務を有していた。

只その正体を知るものは、本人達以外セフィロト住人と一部の者しかいないのだった…


以上、凄~く堅苦しい棒読みナレーションは、ここまでにして~(作者は基本的にシリアスが苦手な為、発狂しそうになっている)これより物語が開幕します♪


物語は、今までの語りでは《まったく!》出て来なかった、とある田舎の喫茶店 《喫茶フルート》を中心に、そこを営むオーナーの《アンシャード・レミュートン》と、ちょっと癖が濃~い原住民達や異界の住人、王族達がおりなす、どこかで聞いたことある様なお話しであります♪

ではでは始まりますよ~♪♪



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