恋は救い

月明かりの下 赤い服

返り血浴びた 赤い服

"化け物"だって言うけれど

貴方の見た目はただの青年


興味本位で近付いて

興味本位で会話して

好奇の心は知らぬ間に

好意の心にすり替わり

教えてくれた名前さえ

呟くたびに胸を締める


好きになっちゃいけないの?

嫌いにならなきゃいけないの?

私が汚れを拭うたび

どうしてそんなに悲しむの?


間違ってる 間違ってるよ

たとえ貴方が怪物でも

愛しちゃいけないわけがない

間違ってない 間違ってないよ

貴方の心は何一つ


「愛は人を救うから 荒んだ心も癒すから」

お母さんからの受け売りだけど

私はそう信じてる

だから貴方を救いたい

貴方の心を癒したい

辛い時は隣に来て

気がすむまで側にいるから


叶わなくても 引き裂かれても

私の想いは変わらない

どうか、どうか受け取って

私の「好き」を受け取って

そして 自分に素直になって

貴方の想いを どうか聞かせて


本当に貴方が"化け物"でも

人ならざるものだとしても

いずれ本性を現して

私がその手を汚すとしても

私は信じてる ずっと想ってる

本当に大好きな 貴方のことを

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